リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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家族3人がコロナに感染

家族が次々に体調を崩し・・・

28日(日)朝、妻を起こすと体調が悪いと訴えました。

体温を測ると37.5度、酸素飽和度は86%と一瞬コロナ感染が心配になってきます。

ただ妻は関節リウマチの影響で時々体調を崩すことがありますし、酸素飽和度が80%台の場合も時々ありますので断定はできません。

その日は安静にして過ごしていました。

翌日(昨日)、体温は37度前後に下がり、酸素飽和度も95%くらいになりました。まだ体はだるいようです。この日は訪問看護師が来る日で、事前に妻の状況(コロナ感染の疑いがある)を伝えたうえで、自宅に来てくれることになりました。

ところが訪問看護師が来る前に私と長女に突然熱が出ました。私は一時38度迄熱が出ました。もしかしたら3人揃ってコロナに感染したかもしれません。

そうこうしているうちに訪問看護師が到着、妻の検診をしてくれました。コロナ感染については訪問医に連絡してくれるとのことで、その指示を仰ぐことになりました。

問題は私と長女です。たまたま自宅に買い置きのコロナウィルス抗原キットがあったので、訪問看護師にアドバイスしてもらいながら、抗原検査をすることにしました。(キットの説明書は極めて小さな字で書かれており、熱のある身にはしっかり判別できず、訪問看護師がアドバイスしてくれて助かりました。)

その結果は、長女が

r(左)とT(右側)に二本の線が現れ、陽性ということになります。

私は

T欄にうっすら線が映っており、釈然としませんが陽性の可能性が強そうです。

長女はその日の夕方に近くの医師の診察を受け、陽性が確定しました。

妻も陽性が確定

本日朝、訪問医から連絡があり、コロナの検診と薬の処方ため9時ころに自宅に来てくれることになりました。

訪問医の先生は廊下で防御服に着替えて検診です。

検査はあっという間に終わり、コロナ陽性が確定しました。

処方してもらったのがこちらの薬です。

ラゲプリオカプセル、新型コロナウィルス感染症を治療する薬です。

www.msd.co.jp

誰でも処方してもらえる訳ではなく、高齢で基礎疾患持ちの人に処方されるようです。

取り扱える薬局も限られているようで、先生が薬局を探してくれました。

薬も薬局から宅配してくれました。人と人の接触を避けるため、玄関の新聞受けに置いてくれました。

私も多分コロナ

妻の診断と検査が終了した後は、私の検査です。

訪問医の先生の見解はコロナで間違いないとのことでした。

とはいえ検査をしてコロナであることを確定させ、薬を処方してもらわなくてはなりません。

かかりつけ医に連絡して、早速検査をしてもらうことになりました。

とはいえクリニックの待合には入れず、外に椅子が置いてあり、そこで検査です。

まずは先生と電話診療です。病状と家族の状況を話すと、やはりコロナに間違いありませんとの話です。

その後から検査を開始、妻と長女は鼻から検体をとりましたが、こちらは唾液で検体を取ります。

渡された容器がこちらです。

5分くらいかかって必要な唾液を出し、クリニックに渡して検査は完了です。

判定は翌日伝えてもらえるようです。

とはいえ既に薬は処方されていました。(コロナで間違いないようです)

薬も薬局内には入れてくれないので、玄関先で電話をして薬を受け取りました。

処方してもらった薬はこちらです。

数は3種類出ていますが、妻のようにコロナの治療薬は処方されていません。

高齢ではありますが、基礎疾患はないのでやむをえません。

体調はそれほど悪くないので、安静にして過ごそうと思っています。

コロナ患者がコロナ患者を介護する状態がしばらく続きますので、3人とも早く回復することを祈っています。

デジタル遺産とパスワード

パスワードを共有するのも・・・

認知症対策としてよく出てくるものにパスワードの共有というのがあります。

こちらのサイトでも認知症になる前に親子でやっておく項目の10番目に

「パソコンやスマホのパスワードを共有しておく」という項目があり、

保存した写真データだけでなく、ネット銀行やネット証券などのデジタル遺産の情報を把握できるようにしておく

とあります。

お金のトラブルを避けるために…親が認知症になる前にやっておくべき28項目 | マネーポストWEB - Part 2 (moneypost.jp)

また、家族が亡くなった際にスマホやパソコンのパスワードが開かず大変な思いをした遺族の方もおられるようです。

toyokeizai.net

ただ、生前にパスワードを共有しておくとスマホやパソコンを家族が勝手に操作して中身をみられるのも気持ちのよいものではありません。

結構悩ましい問題です。

遺族の対応が必要なデジタル遺産とは

こちらのサイトに遺族の対応が必要なデジタル遺産の一覧が掲載されています。

swri.jp

資産となるものは残っている金額を回収しなければなりませんし、負債の分は放っておくと費用が積み重なり負債が膨らんでしまいますので早めの対応が必要です。

ちなみに私のデジタル資産を調べてみると

資産

銀行口座(インターネットバンキング利用)~2行

電子マネースマホ決済他)~PayPay、WAON、敬老パス(交通系ICカード)、majica

ポイント~PayPay

負債

定期利用料~OCN(スマホ)、yahoo

有料サービス~amazonプライム

無料のもの(パスワード設定あり)

ブログ~Hatena

SNSツイッター

クラウドサービス~iCloud、One Drive(Microsoft

パソコンの中~写真、ビデオ、音楽(mp3)、文書、住所録

スマホ(i Phone)中~写真、ビデオ、電話帳

こうしてみると結構な数があります。

パスワードは生前に伝えるべきか

本人が亡死亡した場合は相続人がデジタル資産は換金し、負債は解約支払をしなければなりません。また「遺影に使う写真を見つけたい」「葬儀に呼ぶべき友人の連絡先を知りたい」といった遺族のニーズもでてきます。

xtrend.nikkei.com

この問題を解決するためには、パスワードを調べスマホやパソコンのパソコンにアクセスしなければなりません。さらに加入しているサービスを解約しようとすると、そのサービスのパスワードを求められる場合が多々あります。

こうしたトラブルを回避するためには、生前にパスワードを家族に伝えておくと便利です。

ただし、パスワードを教えた時から家族がパソコンやスマホにアクセスすることができてしまいます。パソコンやスマホの中には家族にみせたくないものが残っている場合もあります。できれば墓場まで持っていきたいものもあるかもしれません。生前にパスワードは教えたくないという人も多いと思います。

サービスによっては定期的にパスワードの変更を求められる場合もあります。強制されない場合でもリスク管理の観点からは時々パスワードを変えた方が安全です。変えた都度家族に教えるというのはあまり現実的ではありません。

また、データアクセス権限のない人がスマホやパソコンを開いたりネット上のデータにアクセスすることは不正アクセス禁止法に抵触するおそれがあります。(下記サイトの下の方に触れられています)

www.office-kanju.jp

ネット上に被相続人の残したデータがあり、それを探すためにパスワードを使ってアクセスをした場合に、その行為が被相続人の許諾を得ていない時には「なりすまし」とみなされ不正アクセス禁止法に抵触するおそれがあるというのです。

家族間とはいえ慎重に対応するにこしたことはありません。

www.fuhyo-bengoshicafe.com

私の対応策は

デジタル遺産(遺品)の対応は簡単ではありません。

本日紹介したサイトの中でもさまざまな対応策が示されています。

これらを参考にしたうえで私の対応策は現時点では下記の通りです。

○デジタル遺産のリストを作成し印刷しておく。パスワード記載しません。

利用しているサービスが分かれば、ユーザーコードはメールアドレスを使用している場合が多いのでそれを頼りに業者に連絡すれば手続きができる場合が多いと思います。

○写真や電話帳等のデータはUSBメモリにバックアップしておき、家族に分かる場所に保管しておく。定期的にバックアップしておけばパソコンやスマホが壊れた場合も安心です。USBメモリにパスワードは設定しません。

○パソコンやスマホの中の不要なデータは定期的に削除(断捨離)しておく。モノと違って廃棄費用はかかりません。

○1年間使用実績のないサービスは解約する。また利用したくなったら再契約すればすむことです。

ちなみに妻のスマホはパスワード設定なし、IPadはパスワードの設定がありますが私もパスワードを承知しています。(設定を私がしたので)

一人では外出できないのでスマホを無くす心配はありません。電子マネーも使用せず、サブスクも利用していませんので、パスワードがなくてもあまりリスクはありません。

妻の場合は指も不自由なので私が代わりにスマホを操作することもよくあります。(もちろん本人の了解済ですが)

80歳以上の高齢者の場合、スマホは電話とメールくらいしか利用しない方が大半と思いますのでパスワードなしの利用もありかと思います。(紛失した時に不正利用されるリスクはありますが)

 

 

自分流家計簿の付け方

家計簿を付け始めて4か月

年金を受給するのに合わせて家計簿を付けることにしました。

会社の帳簿には慣れていますが、家計簿を付けるのは初めてです。

家計簿といってもスマホのアプリに入力するだけです。

アプリは「Money Foward Me」という無料版のソフトを利用しています。

有料版は月500円ですが、無料版でも最低限のことはできます。

使い始めて4カ月、操作にも慣れてきました。ただ会社の帳簿を付けたり分析するのは得意ですので、そうした面も含めて自分なりの家計簿の付け方を考えてみました。

資産や預金口座は登録しない

Money Foward Meには預金口座や資産(といっても金融資産・負債だけですが)を登録し、その動きを管理することができます。

ただ私は全くこの機能を利用していません。その理由は

クラウド上にデータが蓄積されるので、情報漏れのリスクがある。家計収支のデータも同様のリスクがありますが、こちらは漏洩してもさして問題ありません。

○動きを記録するのに手間がかかる。自動連係もできるが、預金口座の動きは家計の収入・支出以外のものがあり(現金の預入、引出等)、正確な収入・消費の額を把握できない。必要なもの(口座引き落とし等)だけ手入力した方が簡単です。

○預金口座の動きは取引銀行の提供しているインターネットバンキングを利用した方がセキュリティが格段に高く、リアルタイムで把握できます。口座振替の金額は引き落とし以前でも請求額が確定すれば事前に把握できます。

○下記で触れますが、預金口座と連動しない方が柔軟に家計簿を付けられる場合があります

といった理由です。

毎月の支出を比較しやすくするために

家計簿の大きな役割は月ごとの収支を記録し、他月と比較することです。

全ての収支が毎月発生すれば比較しやすいのですが、現実はそう簡単ではありません。

○年金は2か月毎(偶数月)の入金で、奇数月(収入ゼロ)は支出分まるまる赤字、偶数月は黒字となる。

○固定資産税は3か月毎の支払が普通。私は納付漏れと手間を避けるため1年分23万円を纏めて4月に支払っています。このため5月の支払が異常に大きくなります。

○水道料は通常2か月毎の口座振替なので、支払月と支払いのない月で支出が1万円以上異なる。NHK受信料も同様です(こちらは年払いもできます。)

口座振替日が月末のものは、月末が銀行休業日だと翌月月初に引き落としになる。この場合は引き落としのない月と2か月分引き落とされる月がでてきてしまう。

といった問題があり、収支が大きくぶれてしまいます。

この問題の解決策として

月毎に案分してアプリに入力する方法があります。

固定資産税なら12等分(年払いの場合)、年金や水道料なら半額づつにして各月に割り振って入力するのです。

例えば固定資産税23万円を年払いした場合、払った月に24万円の支出を入力するのではなく、払った月に21,000円、残る11か月は19,000円づつまとめて入力します。

来月分も入力可能です

Money Foward Meでは1年先のデータも入力できるので、まとめて入力すればさほど手間はかかりません。

2か月に1回の支払についてまで分割入力するかは微妙なところですが、金額が大きければ分割、小さければ支払額をそのまま入力すればよいと思います。年金や水道料は金額が大きいので分割入力が無難そうです。

なお、月末口座振替の分が翌月引き落とされる場合は、月末付けで入力することにしています。

こうした入力方法をすることで収支にブレが少なくなり月毎の収支の比較がしやすくなります。ただし、銀行預金の入出金とは日付も金額も違ってくるので、銀行口座との連携は困難です。

私が家計簿を付けるのは毎月の収支が赤字にならないように管理することを目的としていますので、こうした方法を採用することにしました。

そこまでこだわりがなければ、年金入金額や支払金額をそのまま入力するのでも特に問題はないと思います。

その他気になること

今、運用方法で気になっているのは下記のことです。

○年金の入力~年金は社会保険料等が控除されて入金されます。とりあえず8月受給分は入金額そのものを入力しましたが、年金は控除前の金額を入力し、控除された社会保険料等を支出として入力しようと考えています。

少々面倒ですが、確定申告を行う予定ですのでこの方が申告書を作成する際には分かりやすくなります。

○電子ポイントの扱い~7月にはマイナポイントを20,000円相当分貰いました。その他PayPayも毎日ポイントが付きます。今のころポイント獲得分は手間なので入力していません。

一方、ポイントで支払った分は支出として入力しています。こちらは除外する方がかえって手間です。

マイナポイントは大きかったのですが今後は付きませんし、PayPayのポイントはせいぜい月1,000円程度ですので、あえて入力する必要はないと思っています。

○家計簿データの保存~無料版のデータ保存期間は1年です。過去データが役に立つこともあると思いますので、入出金データと家計簿データのスクリーンショットを撮影しておこうと思っています。

 

泌尿器用カテーテルが手に入らない

カテーテルが品切れ

妻は1年前から泌尿器用カテーテルを装着しています。

カテーテルは通常2週間から1か月くらいの間隔で訪問看護師さんに交換してもらいます。交換は看護師さんでないとできません。

使用済のカテーテルは再使用できませんのでゴミとして処理し、新しいカテーテルを訪問医の先生に処方してもらっています。

今月は12日(金)に交換してもらいました。丁度その日は訪問医の先生の診断日だったのでカテーテルの処方箋を出してもらいました。

通常はその日のうちに薬局へ行けばカテーテルが手に入るのですが、薬局から電話がかかってきてメーカーに在庫がないので、22日(月)迄待って欲しいと告げられました。

訪問看護師にこの話をすると、このところ全国的にカテーテルが不足しており、カテーテルの奪い合いが起こっているという話です。

やや不安な気持ちを持ちながら22日に薬局へ行くと、やはりメーカーに在庫はないようで受け取れませんでした。今月の入庫は厳しいようです。

別メーカーのカテーテルなら在庫はあるかと問い合わせたのですが、こちらも在庫はないようです。

薬局の話によると、中国のロックダウンの影響で品不足が生じているようです。

製品そのものが中国から輸入されているのか、材料不足で日本の生産が滞っているのかはよく分かりません。

カテーテルシリコーンを材料としており、新型コロナの影響で世界的に需給がひっ迫しています。

ゴムの原料不足はいつまで続く? (fujigom.co.jp)

妻が処方してもらっているのはクリエートメディック(株)が製造している「オーリシリコーンフォーリートレイキット」というカテーテルです。

同社は中国やベトナムOEM生産を行っており、コロナの影響が出ているようです。(同社事業報告書の2ページ)

1340_ext_01_0.pdf (createmedic.co.jp)

対応を考えておかないと

泌尿器用カテーテルが全く流通していないということはないと思いますが、手に入りにくい状況が続いていることは確かです。

下記サイトによれば、自宅で過ごす人の約10人にひとり、施設入所者の約半分が排尿障害を抱えているとされ、カテーテルの利用者もかなりの数にのぼると思われます。

kaigo.homes.co.jp

流通量の少ないカテーテルを多くの利用者で取り合っている状況が続いていると思われます。早めに手配できればよいのですが、時間がかかる可能性もあり対応を考えておかねばなりません。

妻は尿排出障害ですので、カテーテルが使えないとなると、出せていない尿が腎臓へ逆流し、尿路感染症腎盂腎炎(じんうじんえん)などの細菌感染を引き起こすおそれがあります。使わないという選択肢はありません。

自宅にはまだ一つ新しい泌尿器用カテーテルが残っています。これは突然カテーテルの交換が必要になった時でもすぐに対応できるように常時一つは在庫を残すようにしていたからです。

これが最後の砦です

今使っているカテーテルはできるだけ長く使っても9月9日(訪問看護師の来る日)迄には交換しなければなりません。交換後も新しいカテーテルをできるだけ長く使って、次のカテーテルが入手できるのを待つしかありません。9月中に入手できないと、大変なことになります。

今までカテーテルは3週間前後で交換してもらっていました。使って10日もするとバルーンが汚れてきます。2週間以上を経過するとバルーン内の尿がかなり濃い色になります。尿そのものの色が濃くなるのではなく、バルーン内に貯まった尿がバルーンの汚れと混ざって色が濃くなるようです。

交換直前のバルーン、3週間でこんな色になります

交換直後のバルーン、3週間で上記の写真のように汚れてしまいます

バルーンは管を通して直接膀胱と繋がっています。1か月以内とはいえ、あまり汚れたバルーンを使い続けるのは衛生管理上好ましくありません。カテーテル交換のタイミングは最終的に看護師さんの判断となりますが、バルーンの汚れ等を目安にしているようで、3週間程度で交換していました。

このためまるまる1か月使うのには不安がありますが、そうも言っていられません。

もっとも黙ってカテーテルが入手できるのを待っていても1か月くらいはすぐに経過してしまい、窮地に陥りかねません。

とりあえず

○訪問医と対応を相談

○薬局に納期を明示してもらう(確実に入手できるのが確認できれば1か月待つのはかまいません)

カテーテルの製造メーカーに状況を確認する

ことで、すぐ動こうと思います。

入手のメドが立たないないのであれば大学病院の泌尿器科で交換してもらうことを考えています。カテーテルは確かに不足していますが、全く流通していない訳ではなく、取り合いになっている状況です。大学病院なら優先的に供給されるでしょうし、多少の在庫はあるように思えます。

もともと妻は1年前に大学病院の泌尿器科に入院していましたし、カテーテルを常時装着するようになったのもその時からです。1年ぶりに再診してもらうとともに、カテーテルも交換してもらうようお願いすることを考えています。

カテーテルに限らず、コロナ禍で一部の薬や検査キットの需給が逼迫しています。厚生労働省も薬の受給状況の一元把握ができるシステムを検討しているようですが、すぐにできる訳ではありません。

news.yahoo.co.jp

自分と家族のことは、自分で守っていくしかありません。

夫婦でやめるリスト

我が家のやめるリストは

こちらのサイトに人生の総仕上げのために夫婦で「やめる」リストが

出ています。

www.moneypost.jp

全てをやめる必要はないと思いますが、自分なりに納得できるものもありますので、私たち夫婦の状況をチェックしてみました。

上記サイトよりリスト1です

銀行口座をやめる

現在銀行口座を整理中です。口座振替がいくつかの口座に分かれているため、一つの口座に集中するよう手続きを進めています。

クレジットカードをやめる

クレジットカードが3枚あったので、使用していないカード2枚を解約しました。サイトでは年会費無料のカードだけ残せと書いてありますが、残っているカードは会費を払っているゴールドカードです。スマホ代金の口座振替に使っており、オンラインショッピング等でクレジットカードを使うこともあるため、しばらくこのカードを使おうと思っています。

株や投信などへの投資をやめる

投資は行っていません。

認知症にならずとも年とともに判断力の衰えはあり、せっかくの老後資産をリスクに晒す必要もないので、今後も株等の投資をする気はありません。

NHK衛星放送、有料チャンネルをやめる

私は地上波のテレビはほとんど見ず、専らNHKの衛星放送を視聴しています。(自分の興味に合う番組が多いのと、画質がよいため。)

妻は月1,089円でCS放送LaLaTVと契約しています。中国と韓国のドラマが好きなことが理由です。

家にいることが多い私たち夫婦にとってはテレビは貴重な娯楽であり、必要なお金と考えています。

フィットネスジムをやめる

家の近くにフィットネスクラブがありますが、会員にはなってはいません。

今はまだコロナ禍なので行く気はありませんが、一段落すれば健康増進のため月に何回か(妻がデイサービスに行く水曜日)フィットネスに行きたいと考えています。

行先は名古屋市営のスポーツセンター。自宅から1.5kmくらいのところのあり歩いていけます。65歳以上の高齢者はそれぞれの施設(プール、トレーニング場等)を各100円で利用できるので、大した負担にはなりません。

固定電話をやめる

4年前に引っ越しをした時に固定電話は解約しました。その時私はまだ働いていて妻が一人で家にいることが多かったのですが、足の状態が悪く(まだ車いすではありませんが)家の固定電話が鳴っても電話を取ることが困難でした。ほとんど役に立っていなかったので、引っ越しの際に迷うことなく解約しました。

家族全員がスマホを持っていますので、固定電話がなくても困ったことはありません。迷惑電話が掛かってこないだけ助かります。

私のスマホはOCNを利用していますが、050plus(IP電話)というオプションを月165円で利用しています。

料金一覧(新コース) | OCN モバイル ONE | OCN

固定電話に掛ける際の電話料は3分で8.8円(30分通話しても88円)と格安です。役所やケアマネさん、訪問介護事務所などの他、店の予約等結構固定電話に掛ける機会があります。スマホに掛ける場合はLineを使う場合が多く、こちらから電話を掛ける場合はIP電話を利用することが多くなっています。

保険の死亡保障をやめる

被保険者が私と妻の二つの生命保険に加入しており、共に保険料の支払は終わっています。今現在資金が必要な訳ではないので、解約する気はありません。

いつかは死ぬので、その時相続財産にするつもりです。税金の面でも有利なケースがあります。

掛け捨ての生命保険(団体生命)にも加入していましたが、リタイアと同時に解約しました。

医療保険をやめる

現在加入している生命保険に医療特約が付加されています。(医療保険分の保険料は毎年支払)加入できるのは80歳迄となります。

保険料もそれほど負担にはなりませんので80歳迄解約する気はありません。特に妻は今後も入院する可能性が高いので医療保険は必須です。

ただ80歳以降は新たな医療保険に入る気はありません。(もっとも妻は今の健康状態では新たな医療保険には入れないと思いますが)

保険料を払うより貯蓄に回し、万一の場合は高額医療費等の制度を活用すれば自己負担は抑えられます。

民間の介護保険をやめる

妻を被保険者とする痴ほう介護保険に入っていましたが、妻が保険会社が定めた要介護状態(寝たきり状態)に認定されたため今年から保険金(介護年金100万円)を受け取っています。

私が被保険者となっている痴ほう保険(介護は付きません)にも入っており、こちらも保険料の払い込みは終わっています。払い込み終了時点で満期金をもらうこともできましたが、保険契約を継続しています。保険金が払われるための痴ほうの基準はかなり高いですが、家族(子供)に迷惑を掛けたくないため、万一の際に備えることにしました。

両方の保険とも公的介護保険制度が創設される前に加入しました。今は介護保険制度があるので、民間の介護保険に入る必要があるかは微妙なところです。

共済、カードローン、孫への入学祝い

共済やカードローンは利用したことがなく、今後も利用する気はありません。

孫はいません。子供は皆独身なので、孫の話はずっと先です。

 

以上、現時点でやっていないこと、既にやめたものは今後もやることはありませんが、今やっていることはしばらく続けるつもりです。

 

実家は解体してから売却か、古家付か?

実家は更地で売却か古家つきで売却か?

今すぐではありませんが、相続した実家は早い時期に売却を考えています。

実家は築後31年を経過した2階建ての木造建築です。延べ床面積は152㎡あります。

築年数は経過していますが、近所の大工さんに建築してもらったものでまだ十分住める状態です。

隣には床面積82㎡の離れ(未登記)があります。こちらは立て替え前の建物を移築したもので、老朽化が進んでいます。

更に農家なので、農機具を保管したりする小屋が建っています。

もう一つ、こちらは建物ではありませんがちょっとした庭があります。

実家を売却する場合、建物付きで売却するか解体してから売却するかの二つの選択肢があります。

news.yahoo.co.jp

上記サイトにあるように、家屋を解体してから売却するメリットは

・新築の家が建てられる

・買い手がつきやすい

・契約不適合責任のリスクが低い

ことがあげられています。

一方、解体せずに建物付きで売却するメリットは

・中古住宅を検討している人を対象にできる

・解体工事費用がかからない

・税金(固定資産税)の軽減措置の特例が適用される

といった点です。

実家の周りは新築住宅はちらほら建てられているのを見ますが、中古で売買される例はあまりなさそうです。地価も安いですから建物にお金を掛ける方が多いとようです。まして実家は、築年数は31年と法定耐用年数(22年)を大幅に超えており、更地にした方が格段に買い手が付きやすいと思われます。

注意すべきは租税軽減措置と解体工事費用の問題です。

古家を残しておくと固定資産税が軽減されるが・・・

建物を解体してしまうと、実家の底地の固定資産税と都市計画税が一気に増加します。

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

今は住宅特例が適用されていますので、底地の固定資産税と都市計画税は合わせて54,936円で済んでいます。

土地の固定資産税課税明細
左上上段は地積、2列目上段は固定資産税評価額、三列目下段の上は固定資産税、下は都市計画税

もし建物を解体してしまうと特例が適用されないので、年160,085円と一気に105,149円も増加してしまいます。

一方建物の固定資産税・都市計画税計(59,176円)は課せられなくなるので、実質の増加は45,973円になります。

建物の固定資産税評価明細
左上上段は床面積、2列目上段は固定資産税評価額、三列目下段の上は固定資産税、下は都市計画税

実家を建物付きで売却しようとすると簡単には買い手が見つからないため数年~10年くらいは売れ残る可能性があります。この場合実家をそのまま放置してはおけず、相応の管理費がかかります。

業者に管理を依頼すると月1万円(年12万円)はみておかねばなりません。

更に維持のために最低限必要な電気代と水道代(年約57,000円)、及び火災保険料(年24,740円)も必要です。

整理すると

建物を残した場合の年間コストは維持費+固定資産税で約256千円

建物を解体した場合は固定資産税がアップし160千円(維持費はほとんどかかりません)

となります。

家が簡単に売れないのであれば、建物を解体した方が年間の費用は10万円近く安く済みそうです。

実家に解体には多額の費用がかかり・・・

維持費の観点からは解体してから売却した方がよさそうですが、問題は解体費用です。

news.yahoo.co.jp

上記サイトによれば木造の場合坪約4万円程度の解体費用がかかります。

離れを含め建築面積は71坪ありますから284万円程度は見込んでおかねばなりません。

この他小屋の解体費用や庭の解体費用も見込んでおかねばなりません。

庭の解体はこちらのサイトでは約25万~40万円ほどかかるようです。

庭 解体 費用 (life-hackes.work)

以上を合わせれば解体ひように350万円程度は見込んでおいた方がよさそうです。

解体費用を抑えるための留意点が下記サイトにでています。

news.yahoo.co.jp

実家には家財道具や農機具等が大量に残っています。これらを解体業者に依頼すると結構な廃物処理料金がかかることになりますので、解体前に計画的に処分しておく必要があります。問題は実家と私の住まいが100kmくらい離れており、妻の介護もあるため頻繁に実家に行くことができません。片づけは大変そうです。

自治体(浜松市)の補助金については、あまり期待はできそうもありません。

第3章 空家等の対策/浜松市 (city.hamamatsu.shizuoka.jp)

相見積もりも複数の地元業者と打ち合わせなければならず、これも簡単ではありません。

そう考えると解体費用を減らすのは大変そうです。むしろ廃物処理費用がかさむかもしれません。

ならば建物付きで売却するのがよさそうですが、簡単に買い手が見つかるとも思えず、維持費がかさんできます。

簡単に結論が出る問題ではありません。

まずは情報集め等できることから進めねばなりません。



高齢者の金融資産の中身

金融資産の3分の2は銀行預金

2021年の家計調査(貯蓄負債編)に高齢者世帯(世帯主が65歳以上の無職世帯)の貯蓄状況が出ています。

Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況 (stat.go.jp)

これによると貯蓄高の平均は2,342万円で、そのうち銀行預金が66.1%を占めており、残りは有価証券が16.6%、生命保険が16.6%となっています。

このうち有価証券は株式や投資信託が主体のようです。

一方、私の現時点の金融資産の構成は下記グラフのようになっています。

預金は67%と高齢者平均とほぼ同じです。(定期預金の割合がかなり多いですが)

一方、有価証券は24%と高齢者平均を上回っています。

ただし中身は全て国債で、株式や投資信託は含まれていません。安産第一の運用で今後の運用益は全く期待できませんが、金額が目減りするリスクもありません。(インフレが進めば実質価値が目減りするリスクはありますが)

株式や投資信託への投資は慎重に

私のところにも電話や郵便で銀行から投資信託の勧誘が届きますが、説明を聞くことなくお断りしています。金融情勢が大きく変わらない限りこの姿勢を変えるつもりはありません。

第一の理由は私なりに老後の生活資金を確保しており、あえてリスクを取ってまで資金を増やすことにこだわっていないことがあります。

想定外に長生きすると老後資金もより多く必要ですが、それに対処するため年金受給を4年間繰下げました。これで年間の収支は黒字化できます。妻の介護費用がありますが、特別障害者手当や障害年金、痴ほう介護保険等で十分カバーできます。

今ある貯蓄は将来介護施設に入所したり、入院したり等不慮の出費に備えてのものです。大事なことは目減りさせないことになります。

もう一つの理由は将来的な認知症や相続に備えてのものです。軽い認知症でも株式の売買等投資判断が鈍ってしまいます。認知症と判定されれば株式の売買はできません。預金も同様ですが、預金は金額が変わらないのに対し、株式は株価が下落しても持ち続けるしかありません。

相続の際も遺産分割協議が終わらない限り株式の売却ができません。相続時の株式の評価は死亡時の株価(一定のルールがあります)が適用されるので、遺産分割協議が長引くと、その間に株価が下落するリスクがあります。

株式を相続する方法 評価額の算定で揉めないために | 相続会議 (asahi.com)

定期預金か普通預金か?

私が銀行に入った頃(50年近く前)は預金といえば定期預金でした。年利6~7%くらいの金利が付くのですから、金利の低い普通預金(当時は1%程度)には最低限の残高があれば十分でした。

今は定期預金といえどもほんの僅かしか金利は付きません。

金利だけをみたら定期預金に特段の魅力はありません。

さらに、預金保険制度の問題があります。

www.bk.mufg.jp

定期預金は1銀行につき元本1,000万円迄しか保護に対象になりません。(もし銀行が破綻したら、1,000万円迄が保護されます。)

これに対し、普通預金は決済用預金(利息が付かない)を選択すれば全額保護されます。

また普通預金はキャッシュカードを利用すればATMで気軽に現金を引き出すことができます。代理人カードを用意しておけば、本人が認知症になったり、要介護状態になって銀行に行けなくなっても家族が現金を引き出すことができます。(認知症であることを銀行に届けると預金が凍結されるので注意)

さらに口座振替や振込指定口座の指定も定期預金ではできません。

以上を考えると普通預金の方が定期預金より格段に便利で有利です。

冒頭の家計調査で通貨性預金(大半は普通預金)の割合が増え、定期預金が減っているのもこうしたことが影響していると思われます。

では私が定なぜ期預金の割合を多くしているのかというと、リスク管理のためです。

普通預金はATMで簡単に引き出せるためキャッシュカードの紛失・盗難の際に預金が引き出されてしまうおそれがあります。スキミングにより偽造カードで引き出される可能性もあります。

スキミングによる偽造キャッシュカード被害にご注意ください | 一般社団法人 全国銀行協会 (zenginkyo.or.jp)

またインターネットバンキングを利用する際もフィッシング等により暗証等の情報が盗まれ勝手に預金が引き落とされるおそれもあります。

これに対し定期預金の引き出しは窓口に本人が通帳と印鑑を持参するのが原則なので、犯罪にあうリスクは格段に小さくなります。(ちなみに私は定期預金通帳は全て貸金庫に入れています。)

なお、定期預金はインターネットバンキングでも満期日に引き落としは可能ですが、金融犯罪を避けるためには定期預金口座は登録しないのが無難です。

今のところは定期預金主体でいくつもりですが、認知症のリスクもあり、これから年を取るにつれ普通預金のウェイトを高めていくつもりではあります。