リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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神道と法事

実家は神道なので

実家は神道です。

母の話によると、家のそばにお寺があり元々は仏教だったようです。ただ檀家の維持費用が高く、ある時地域の人が集まって集団で神道に宗旨替えしたとのことです。私が生まれる前の話です。

お寺にお墓を置けませんので、共同墓地が作られました。(実家から数百メートル離れた場所です。)

我が家のお墓も共同墓地内にあります。

神道の場合、法事などで神主さんに祝詞をあげてもらうとお礼(祭祀料)が必要ですが、それ以外は檀家料のような費用は必要ありません。日常的なお金がかからないのが神道のよいところでもあります。

葬儀等は神式で行います。ただ日本の葬儀は9割以上が仏式のようで、神式の葬儀はかなり珍しいようです。実家の葬儀以外で、私自身が神式の葬儀に出席した経験はありません。

5年前に父が死去した時、私が喪主を務めましたが、作法を全く知らないため式場の係の人に手順を一から教えてもらい、無事葬儀を終えることができました。

神道には霊祭・式年祭がある

私は神道のしきたりは全く知らないので、都度インターネットで検索しながら対応しています。

神道にも仏教の法事・法要に当たる霊祭、式年祭があります。

霊祭には翌日祭、十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭、合祀祭、百日祭があります。仏教の初七日や四十九日等に相当するものです。

神道の追悼儀式である「霊祭」「式年祭」。流れや参列する際のマナーとは?|知っておきたい葬儀の知識|ご葬儀は信頼と実績のセレモニー (sougi.info)

亡父の時は翌日祭、十日祭は葬儀の中で行い、その後は五十日祭を神主さんを招いて自宅で実施しました。(合祀祭は五十日祭と同時に実施しました)

その後、神道では式年祭が行われます。

神式の法要とは?仏式との違いや参列での注意点、マナーについて解説|小さなお葬式 (osohshiki.jp)

仏教の一周忌、三回忌等に相当するものです。一年祭、三年祭、五年祭、十年祭と続き、以後10年ごとに五十年祭まで続くようです。なお仏式で三回忌は命日から2年後となりますが、神道では命日から3年後となります。

亡父についても一年祭、三年祭は実家で実施しました。

親族を呼ぶことも考えましたが、コロナ禍であり身内だけで行いました。

五年祭も実施することに

仏教では三回忌までが重要で、それ以降の法事については執り行わない家庭も増えているようです。

神道も同様のようで、三年祭までは親族を招きますが。それ以降は身内だけで行うのが一般的なようです。

今年の8月は亡父の五年祭の時期になります。

当初は神主を呼ぶことはせず、身内だけの墓参りで済まそうかと思っていました。

ただここにきて神主さんを招いて実家で実施することにしました。

その理由は

〇長男が4年間の海外赴任から戻ってきた~長男は亡父の葬儀やその後の法事にも一切参加していません。今回は法事に参加できる貴重な機会です。夫妻で参加できれば母や私のきょうだいに長男の奥さんを紹介できます。

〇実家の売却を進めている~売却交渉が進めば実家で法事を行う事もできなくなります。五年祭を実家で行う最後の法事として執り行いたいと思っています。

ということになります。

父の法事はこれにて一区切りとし、今後はきょうだい揃って命日近辺に墓参りすることを考えています。

実家にある祭壇については五年祭が終わったら我が家に持ってこようと思っています。置く場所については検討中です。空き家に置いても誰もお参りしませんが、実家なら私がお参りできます。