リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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亡父の3年祭が無事に終了

まずは神棚とお供えを用意

昨日は父の三年祭の日でした。

父は3年前の8月に亡くなりました。

実家は神道で、神道では亡くなった日を一日目と数えていますので、今年の8月が三年祭の時期となります。(ちなみに仏教では年の数え方が異なり、三回忌は亡くなって2年後に行われます。)

老人ホームにいる母はコロナ禍のため外出できず、兄弟3人と妹の旦那さんの計4名で、神主さんを招いて式を行うことにしました。

式は実家で神主さんに祝詞をあげてもらい、その後お墓に移動して再び祝詞をあげてもらいます。

実家は半年以上空き家、私も当日に名古屋から浜松に移動ですので、準備にあまり時間が取れません。しかも50日祭(仏教の四十九日)、1年祭の時は母がお供え等を準備してくれましたが、今回は私が主導して準備をしなければなりません。

妻の介護を一通り済ませ(朝食、トイレ介助、薬等)、朝8時前に自宅を出発しました。

10時に新所原駅に弟が車で迎えに来てくれました。実家迄電車を使うと1時間に1本の天竜浜名湖鉄道を使うしかなく不便なので、弟に事前に頼んでおいたのです。

車に乗り込むと、まずは母が入所している老人ホームへ。

母の部屋にある神棚がないと、儀式ができません。(下の写真の通り、肝心なものが欠けた状態です。)

11時前に老人ホームへ到着、神棚を受け取りました。母とも少しだけ話をしました。

その後は、お供えの品の調達です。

山海の珍味をお供えすることになっていますが、神主さんに聞いても何を備えるかは教えてもらえません。こちらで判断してお供えすることになります。

儀式に欠かせない榊は実家近くのスーパー(マックスバリュー)で売っていな可能性もあるので、前日に名古屋で買って持って行きました。輸入物ですが1束120円で3束買いました。魚は保存の問題もあり、妹に購入を依頼しておきました。

弟とマックスバリューに寄り、残りのお供えを調達。さつまいも、牛蒡、人参、昆布、りんごを購入しました。

ちなみに榊も売っていましたが、こちらは国産しかなく値段も3倍です。名古屋で買っておいて正解です。今までは母が実家近くに榊を採集に行っていましたが、場所もはっきりしていませんので、今回は購入することにしました。

慌ただしく式の準備を

実家に着くと、弟と簡単に昼食を摂り、式の準備です。

まずは神棚の設置から

これで恰好がつきます。

手前の蝋燭が電気を入れると光が点灯するはずですが、コンセントにつないでも一向に点灯しません。修理する時間もないのでこのままでいくことに・・・

続いてお供えの用意です。

三宝を出してきて、お供えを載せました。

こんな感じです。

本当は袋から出しておいた方がよいと思いますが、汚れるので袋に入れたままです。

向かって右にさつまいも、牛蒡、昆布、真ん中に魚、左にりんごと人参です。

並べ方には作法があるようで、最終的には神主さんが並び変えてくれました。(写真は並び替えた後です)

玄関を掃除し、神主と参列者(4人だけですが)の椅子を用意してとりあえず準備は完了。

香典については兄弟だけの出席ですし、私も名古屋住まいでお返しも面倒なので、事前に不要な旨を伝えておきました。

何とか3年祭が終了

そうこうしているうちに神主さんが実家に到着しました。今回はいつも来られる神主さんではなく、息子さんが代わりに来られました。年代的には30代全般くらいで、私の次女と同じような年齢でしょうか?

神主さんには榊を渡し、玉串をつくっていただきました。玉串は宿るといわれる榊の木の枝に、紙垂(しで)といわれる麻や紙を結びつけたものです。

玉串ができあがると式の開始です。

まず神主さんが祝詞を詠みあげます。今日はところどころ言葉が詰まりあまり調子がよくないようです。お若いので、まだ慣れていないのでしょうか。多少緊張していたのかもしれません。

その後は参列者が玉串奉奠(たまぐしほうてん)と拝礼を行います。(仏教の焼香に相当するものです)

最後は神主さんと参列者で次の言葉を唱えます。(事前に印刷した紙が配られます)

「遠つ神恵み給え 巌の御霊を幸へ給え(とおつかみえみたまえ いづのみたまをさきはえたまえ)」を10回くりかえし、最後に「と かしこみかしこみもまをす」と唱えます。

遠つ神・・・の意味は? -私の家の方では、神道の形式で葬儀や霊祭等(- その他(暮らし・生活・行事) | 教えて!goo

約10分ほどで実家での式は終了、この後は神主さんと父が埋葬されている共同墓地に向かいました。(車で数分です)

実家と同様、墓前で神主さんが祝詞を詠みあげ、玉串奉奠、「遠つ神・・・」を詠唱して式は終了です。

神主さんを見送って今日の式は全て終了しました。実家とお墓での式で30分くらいかかりました。(移動時間を含め)

ちなみに神主さんの謝礼は3万円です。車代として別に1万円を包みました。

謝礼の額は式の都度、事前に神主さんに確認しています。

実家の跡片付けをした後は、参列者4人で会食。

和食さとの個室でさとしゃぶ食べ放題をいただき、2時間ほど談笑しました。

慌ただしい1日でしたが午後9時半頃には何とか家に戻ってきました。

新所原駅迄は弟が行き帰りとも送迎してくれましたが、それでも乗換が往復とも2回あり結構疲れました。

とはいえ何とか3年祭が終わり、父の式年祭も一段落です。やれやれ・・・