網戸にセミ
このところ雨が降りつずいていますが、雨が止んだ時、ふと窓を見ると、
網戸に
セミが止まっています。
クマゼミです。
接写しても逃げません。
午後4時ころに現れると、3時間くらいそのままいました。
やむなく網戸を閉めたまま、セミのお腹のあたりをツンツンすると、立ち去っていきました。
網戸に止まっていても樹液を吸える訳ではないのに、なぜ長居するのでしょうか?
セミが網戸に止まることはよくあるようで、「セミ網戸」で検索すると結構な数がヒットします。
昔はセミ取り少年だった
子供の頃は田舎に住んでいたことから、夏になるとよく木に止まっているセミを捕まえていました。
昔はゲーム機などありませんから、セミ取りは一人でできる格好の遊びです。
網も使いますが、ニイニイゼミのような小さなセミは木に止まっているところを手で捕まえていました。
失敗すると尿をかけられることも多く、子供にとっては真剣勝負です。
捕まえたセミは虫かごに入れていましたが、数日で死んでしまいます。
セミの成虫の命は短いですから、外で伸び伸びさせてあげればよいというのは大人の思いで、子供はそこまで気が回りません。
そういえば子供の頃セミが成虫として生きられる期間は1~2週間程度と聞かされてきましたが、最近の研究では1か月程度生きるようです。(鳥などに捕食されないのが前提ですが)
ちなみに日本で夏よく見られるセミはアブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシの5種類のようですが、ミンミンゼミを除く4種類は実家のあたりでもよく見かけました。
お盆を過ぎたあたりからはツクツクボウシが鳴きはじめ、夏休みもそろそろ終わりだなと感じたものです。
ミンミンゼミはあまり見かけた記憶がないなと思っていましたが、静岡県の中西部あたりでは生息数も少ないようです。
あと、あまり見かけたことがなかったのがヒグラシ。
「カナカナ」という鳴き声に子供のころ憧れがあったのですが、聞く機会に恵まれませんでした。
実家の近くにヒグラシがいる林が無かったのかもしれません。