リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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主治医は誰?

長い間、主治医がいなかった

新型コロナのワクチン接種で主治医(かかりつけ医)のことが話題になりました。

www.asahi.com

主治医(かかりつけ医)とは、下記サイトによれば「特定の疾患の専門医ではなく、日頃から患者の病歴や健康状態をよく理解していて、診療行為や健康管理上のアドバイスなどもしてくれる身近な医師」とされています。

www.tyojyu.or.jp

私はサラリーマン時代、主治医はいませんでした。

銀行時代は転勤で住所が変わることもしばしば、また本部勤務も結構ありその時は本部内に医者が常駐していました。その時々で医者は当然変わりますから、主治医はできません。

前の会社に移ってからは、転勤はなくなりましたが、勤めていた19年間幸いにも病気をしたことがなく、歯医者を別とすれば医者のお世話にならずに済みました。

風邪くらいはたまにひくことはありますが、高熱でなければサラリーマンは簡単に休めません。(コロナが本格的に流行するのはリタイア後です)

医者にかからない以上、主治医がいるはずはありません。

ワクチン接種に際し主治医に事前相談と言われても、戸惑う方は結構いらっしゃるかもしれません。

リタイア後は時間ができたので、近くのクリニックで血圧とコレステロールのチェックを定期的に受けています。

私にとってはやっと主治医ができたということになります。

年を取れば病気になる可能性もでてきますので、定期的に検診を受けることで医師に自分の健康状態を把握してもらうのは重要なことと思います。

妻の主治医は誰?

これに対し妻は長い間医師の世話になっています。

では主治医はいるかというと、それは別の問題です。

妻がお世話になっているのは大学病院で、複数の科(膠原病内科、成形外科、泌尿器科、呼吸器内科等)の医師に診てもらっています。

歯科や耳鼻科を別とすれば、近くのクリニックで診察を受けることはありません。関節リウマチ治療で多種の薬を服用しているため、クリニックの治療は難しいのです。

歯科や眼科でも簡単なものでなければ大学病院で診てもらっています。

大学病院の医師は特定の病気しか診ないため、本来の意味での主治医(日頃から患者の病歴や健康状態をよく理解していて、診療行為や健康管理上のアドバイスなどもしてくれる身近な医師)には当たりません。

妻にも主治医はいないのです。

主治医がいなくても病気の治療に問題はありませんが、結構困った問題があります。

主治医の診断書(意見書)が求められることがあるのです。

最近では障害年金の確認書類(定期的に主治医の診断書提出を求められます)や介護保険の認定申請(主治医の意見書は必須です)や痴ほう介護保険の申請書類(主治医の診断書が必須)で必要になりました。

やむなく膠原病内科の医師を主治医として書類をお願いしているのですが、あくまで関節リウマチだけを診ているのであり、妻の健康状態を常に把握している訳ではありません。医師としても簡単に書類を作成できないのです。

障害年金の診断書はリハビリ科に回され、作成に3か月かかりました。

介護保険の意見書は名古屋市からの督促があったので多少早まりましたが、本来の期限から1週間以上遅れました。

痴ほう介護保険の診断書は留置されたまま1か月を経過し、督促すると別の科に回されまだできていません。

これらの書類は介護の必要度を把握するためのもので、主治医でなくとも判断できる医師ではれば問題ないと思うのですが・・

安易に主治医という言葉が使われているため、医師も患者も迷惑している気がします。

妻にとっては訪問看護師こそ主治医

今は妻のもとに看護師が訪問し、体温、血圧、血中酸素濃度、脈拍等を計測し、ヒアリングを含め健康状態を観察してくれています。

訪問看護師が主治医の代わりをしてくれている状況です。

もちろん看護師は医師ではありませんが、医師との連携は取れています。

どこか気になるところああればアドバイスをもらうことができます。

これを頼りに大学病院のどの診療科にいけばよいか見当がつきます。

大学病院というところは、ただ調子が悪いだけではなかなか診てもらえません。

症状を的確に伝えないと、どこで診るか判断がつかないのです。

妻については訪問看護師さんを頼りにすることが多くなりそうです。