作業療法士によるリハビリが始まる
今週から作業療法士による妻のリハビリが始まりました。
週2回自宅に来てくれます。
作業療法士と似た資格に理学療法士がありますが、作業療法士は「生きがい支援のスペシャリスト」、理学療法士は「運動機能回復のスペシャリスト」とされています。
妻の契約している介護事業所には作業療法士、理学療法士のどちらも在籍しており、事業所で選んでくれました。
最初の2回の作業療法士さんの支援内容は立ち上がる、起き上がる、寝返るなど、基本となる体の動作のリハビリテーションで、理学療法士の作業分野と書かれている部分です。
まずは最低限の体の動作を行うために必要な筋肉量を見極め、少しづつ機能の回復を図ることに重きを置いているようです。
少しでも前の状態に戻れるように!
妻は今年の7月8日に倒れる迄は何とか自力で歩くことができました。家の中は問題ないですが、外では数十m程度で、それ以上は介助が必要ではありましたが・・・
その後は自力で歩くことはできなくなり、車いすが必須となりました。ただ、支えに捕まっていれば10秒程度は立っていられたため、こちらが介助すればトイレの利用や手洗い等ができました。
8月23日に血尿で入院、9月3日に退院してからは支えに捕まって立っていることも困難になり、トイレの利用も困難になりました。
とりあえずは入院前の状態(支えがあれば少しの時間は立っていられる)に戻れることが最初の目標です。
これだけでも現在ベッドで行っている紙おむつの交換がトイレでの紙パンツ交換となり、介助が楽になります。
幸い、作業療法士が行うリハビリの中では20秒近くは立っていられます。足の筋肉自体は上体を支えることに耐えられるようです。
恐怖感があるようでまだ自分から進んでつかまり立ちすることはできませんが、遠からずつかまり立ちはできそうです。
これがクリアできれば次は7月8日以前の状態に戻ることが目標となりますが、これはそう簡単なことではありません。
戻ることは無理なのかもしれません。
とはいえ諦めたら終わりなので、全部は戻らなくても、一つ一つできることを増やしていけたらよいなと思っています。
リハビリを続けないと、今より体の機能が衰え、完全な寝たきりになってしまいます。
希望は持って、妻のリハビリを見守りたいと思います。