リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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母との話は嚙み合わず・・・

骨折の影響か、母の精神状態は不安定

昨日、母を見舞いに老人ホームへ行ってきました。

koichi68.hatenablog.com

最初に施設長と面談、母の近況を聞きました。

母は骨折の影響か、精神状態も不安定で、職員さんの手を煩わせているようです。

手足への負担や安全を考えて携帯トイレの利用を勧めてくれているのですが、本人は嫌がっているようです。

あげくのはてに

「携帯トイレを使ったせいで、骨折がひどくなった。」

と言いがかりをつける始末です。

母の骨粗鬆症はかなり進んでおり、骨がかなり脆くなっているようです。

母は93歳になりましたし、骨の状態が悪くなったことで死が間近に迫っていると思い込んでいるのかもせれません。

骨粗鬆症自体は直接生命を脅かす病気ではありません。

ただ転倒すると骨が脆いので骨折により寝たきり状態になりかねません。

そうならないためにも職員さんの指示に従って欲しいのですが・・・

困ったものです。

施設長さんには迷惑をかけていることをお詫びし、今後の介護をお願いしておきました。

こんな状況では実家売却の話をしても、まともに聞いてくれるか会う前から不安です。

死んだ後に帰る家がないと言われても・・・

その後は母との面談です。

開口一番

「いろいろわがままを言って、迷惑をかけている。」

との話がありました。

本人も自覚はしているようです。

私から

「職員さんの言うことを、きちんと守らないとダメだよ。」

と話しておきました。

その後、家族の話などをした後、実家売却の話へ。

母が実家売却に待ったをかけた理由を聞くと・・・

「自分が死んだ後、帰る家がなくなる」

という答(?)が返ってきました。

家のない人は死んだら路頭に迷うのでしょうか?

そのためにお墓があるのでは。

と思いますが、これを言っても喧嘩になるので

「死んだら名古屋に来たら」

と言っておきましたが、それ以上会話が続くはずがありません。

母の本心は

「自分はもうすぐ死ぬのだから、それまで実家の売却は待ってくれ」

というところだと思います。

素直にそう話せばよいのにと思いますが・・・

私としては骨粗鬆症くらいで母がすぐ亡くなるとは考えていません。

まだまだ長生きすると思いますし、長生きして欲しいと思っています。

母が亡くなる迄実家売却を待っていたのでは、コストもかかるし、役所から苦情が入ることもあります。

せっかくの売却のチャンスを逃すことにもなりかねません。

私からは

「実家をこのまま放置するといろいろ問題があるので、処分は任せて欲しい」

と伝えました。

これに対する母の返事は?

はっきりしません・・・

母は耳が遠いので、私の話がよく聞き取れていないようにも思えます。

一方で、聞こえていても都合の悪い話は聞こえないことにして誤魔化すこともよくあります。

そうこうしているうちに面会の時間切れとなりました。

母との話は終始噛み合っていなかったので、母が売却の話を理解したとは思いにくい状況です。

とはいえ、この後不動産業者と待ち合わせており、売却の話は進めていくつもりです。

私としては売却の意思が変わらないことを母に伝えたと考えることにしました。

母はそんな話は聞いていないと言うかもしれませんが、やむをえません。

玉虫色の決着というところでしょうか?

今の母の精神状況ではこの話をはっきりさせることがいいかどうかわかりません。

母との話は今後の状況をみながら、タイミングを図って行おうと考えています。

私の心の中にはモヤモヤとしたものが残りましたが、今日はこれにて終了です。

老人ホームを去った後は、不動産業者に実家の中を案内しました。

この話は後日書きます。