リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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介護に振り回された1年

感覚としては介護に明け暮れた1年

明日は大晦日です。

今日、明日と簡単にこの1年を振り返ってみたいと思います。

今年を漢字で表せば「介護」の二文字以外ありません。

まさに介護に振り回された1年という印象です。

メインは妻の介護ですが、母親の老人ホームの手配など、まさに介護に明け暮れた1年と感じられます。

実際には妻が倒れたのは7月初めですから、半年しか経過していません。

前半は何をしていたのかというと、あまり記憶がありません。

コロナ禍ではありましたが、それなりに平穏な日々が続いていたといえるでしょう。

振り替えるほどのトピックがないことは、よいことに違いありません。

夏から秋にかけては大変だった!

時系列で書くと

7月8日 妻が倒れ、救急車で大学病院に搬送される。

    骨折等はなかったが、自力で歩くことができなくなり車いす生活に。

    紙おむつ(リハビリパンツ)を使用

7月21日 介護保険認定調査

8月9日 食欲減退に対処するため大学病院でエンシュアを処方してもらう

8月21日 妻が再び倒れ、救急車で大学病院に搬送

    尿が出ないことが判明し留置カテーテルを装着する。

    夜、尿管をみると血が混じっていることが判明

    この日、介護保険等級が要介護5の判定となった旨の通知が届く。

8月23日 大学病院で診察を受け、そのまま入院となる。

9月2日 妻の退院に備え、介護用ベッド(レンタル)を搬入

9月3日 妻が退院

    ケアマネージャー、訪問看護師を交え今後の打ち合わせ

    妻はつかまり立ちもできない状態で、ベッドで紙おむつ交換

9月4日 訪問介護(当初2週間は毎日)、訪問リハビリ(週2日)の開始

9月13日 大学病院(膠原病内科)を受診、訪問医を紹介される

9月22日 大学病院(整形外科)で頸椎、腰椎の変形を指摘される

     手術しか対応策はないが、手術は大変でリスクを伴う旨の説明あり

9月24日 訪問医師と打ち合わせ

10月15日 訪問診療の開始(月2回)

10月27日 妻がデイサービスのお試しに

11月3日 デイサービスを開始(週1回)

11月7日 母から老人ホームに入りたいとの依頼を受ける

11月20日 介護付き老人ホームと入居契約

と、こんな流れです。

この間に

  • 居宅介護支援契約(ケアマネージャー)
  • 訪問看護契約(訪問看護、訪問リハビリ)
  • 訪問診療申込兼同意書
  • 通所介護契約書(デイサービス)
  • 介護ベッド・車いす等の新規レンタル
  • 有料老人ホーム入居契約書

と、さまざまな契約を結びました。

妻は6~8月が最悪期

振り替えると、妻の体調が一番悪かったのは、6月から8月にかけてだと思います。

6月の時点で立っているのがきつくなり、食欲が減退、尿の排出もおかしくなっていました(一度泌尿器科に受診しました)。

では最初に倒れるのを防げたかというと、それは何とも言えません。

妻が調子の悪い時期を迎えるのは今回だけではありません。何度もありました。

結果が分かっていれば対処できたかもしれませんが、病状が進んで来るべき日が来てしまったという気がします。

妻が倒れた日、私も家にいて、すぐに対処できたことが不幸中の幸いだったかもしれません。

最初に妻が倒れてから入院するまでの2か月弱は、最も状態が悪い時期でした。

尿の出は悪くなる、食欲は減退するなどシグナルは一杯でていましたが、特に対応はできていません。大学病院の先生は専門医なので、細かいアドバイスをくれません。

どう介護したらよいか私も手探りの状態でした。というか、目の前で起きていることに対処するだけで精一杯だったような気がしま。

早めに訪問医や訪問看護をつけておけばよかったかもしれませんが、要介護の判定に時間がかかっていたため勝手に動けません。

要介護5の判定が出たのは、妻が再び倒れた直後でした。

退院後は援軍の力を借りて持ち直し

妻の退院直後は介護が一番大変な時期でした。

かまり立ちもできず、おむつはベッドで替えるしかありません。

おむつ替えは1日8回くらいあり、てんてこまいです。

留置カテーテルを装着するようになり、取り扱いも大変です。

それでも状況は次第に改善していきました。

今度は援軍が来てくれたからです。

まずはケアマネージャーさんが、在宅介護のためにいろいろ手配してくれました。

訪問看護師さんや介護用品レンタルの手配など。相談にも気軽に乗ってくれます。

おむつ交換は介護用ベッドが大活躍です。

その後は訪問看護師さんの出番。こまめに妻の看護と世話をしてくれました。

健康面でのちょっとした不安にも相談に乗ってくれます。

私は介護のイロハを学びました。

そして理学療法士さんは、妻が支えがあれば少しだけ歩けるよう指導してくれました。

訪問医の先生が活躍する場面はまだあまりありませんが(それが何よりです)、いてくれるだけで安心です。主治医は大切です。

デイサービスは11月からですが、新たな生活のリズムを与えてくれます。妻はいろいろな人との出会いや塗り絵等の作業、私は束の間の自由時間です。

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年の瀬を迎え、ようやく生活も落ち着きを取り戻しました。

これもケアマネージャーさん、訪問看護師さん、理学療法士さん、訪問医の先生、デイサービスのスタッフのみなさんのおかげです。

年が明けたら改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。