リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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コロナと在宅介護

共に軽症で助かった

長女の回復状況は今一ですが、私と妻はもうすっかり元気です。

妻はお腹の調子が今一つ(コロナ薬の影響?)ですが、日常生活はすっかり元に戻りました。

私はずっと前から元気です。コロナを発症した29日(月)の午後は38度の熱が出て半日静養していましたが、翌日からはいつも通りの生活をしています。というか、そうせざるをえません。

食事の支度や洗濯なら多少の手抜きはできますが、妻の介護はそうもいきません。

唯一の陰性者である次女(濃厚接触者ではありますが)に頼むこともできますが、本来陽性者と陰性者は隔離して生活するのが大前提であり、介護は困難です。

妻(要介護4,身障者1級)は着替え、食事、水分補給、トイレ、寝起き、車いすへの移乗、洗顔・手洗い、投薬等日常生活のほとんどで介助が必要です。

更にコロナ感染となると、高齢のうえ関節リウマチによる免疫疾患を抱えているため、一般の人より高い重症化リスクがあります。

関節リウマチは、どんな病気ですか?|リウマチ情報ポータル|あゆみ製薬 (ayumi-pharma.com)

できる限り妻の近くにいて容体の変化に備えなければなりません。検温や酸素飽和度の測定も1~2時間に1回くらいの割合で実施しました。(私も同時に実施)

私が自室で静養している時も、1時間に1回は妻の様子を見にきていました。

そんなこんなで妻の介護と看護に普段以上の手間がかかりましたが、何とか乗り切れてほっとしています。

私もコロナに罹患し(コロナ患者同士なので、濃厚接触に気を遣う必要がない)、かつごく軽症であったことが結果的によかったように思えます。

入院という選択肢もあったが

今回のコロナ罹患にあたっては、妻だけを入院させるという選択肢もありました。

妻は軽症でしたが、高齢で基礎疾患を抱えています。身体障碍者ですから日常的な介護も必要です。加えて介助している家族二人も同時にコロナに罹患しました。

こうした状況から、保健所にお願いすれば、優先的に対応してもらえたかもしれません。ただ私としては入院は最後の手段と考えていました。

○夫婦とも軽症で、私が妻の看護をすることは可能と判断~妻はコロナ治療薬も処方してもらいました。愛知県の病床使用率も77%と高く、無理にお願いする状況ではありません。

【速報】病床使用率は76.8%…新型コロナ 愛知の新規感染10270人 名古屋2982人 自宅療養者85528人(東海テレビ) - Yahoo!ニュース

○入院できる病院が限られる~妻は関節リウマチの治療のため多くの薬を服用しており、かつ泌尿器用カテーテルも着用しているため入院できる病院が限られます。今通院している大学病院でないと、入院を受け入れてもらえない可能性が強いと思われます。昨年二度倒れて救急車を呼んだ時も近くの病院ではなく、お願いして大学病院迄運んでもらいました。今回は無理してまで大学病院に入院させてもらえる状況ではありません。

○いざという時には訪問医や訪問看護師を呼べる~コロナでは急に病状が悪化したという話をよく聞きます。保健所やかかりつけ医に連絡しても、なかなか連絡がつかない場合もあるようです。妻の場合は緊急の場合は訪問医や訪問看護師がすぐ駆けつけてくれる契約になっており、安心です。コロナであっても感染防止の装備をしたうえで訪問してくれるようです。

実際、今回は妻の検査やコロナ薬の処方のために訪問医が駆けつけてくれました。(当日先生は休みだったようですが、早朝に訪問していただき助かりました。)訪問医や訪問看護師との契約がコロナでは効果を発揮します。

妻が陰性で私が陽性の場合の対応も考えておかないと

コロナは1回罹患したからといって、もう罹らないという訳ではありません。

妻が罹患した場合は、妻の病状と私の体調をみながら対応を考えることになります。

今回のように二人とも軽症ならよいのですが、そうでなければ今度は入院を考えなくてはなりません。妻の体調が悪い場合は当然入院をお願いしますが、妻が軽症でも私の体調が悪い場合はやはり入院をお願いしようかと思っています。体調が悪い場合に妻の介護迄するのはかなりしんどい話です。

今気になっているのは、妻が陰性で私がコロナ陽性となった場合です。この場合、私は妻の介護はできず次女に仕事を休んでもらって介護をしてもらうしかありません。(長女は持病を抱えており、妻の介護は困難です。)

もし次女もコロナ陽性となった場合は妻を介護する人がいなくなってしまいます。陰性の妻を入院させることはできません。どこかの施設が妻を受け入れてくれればよいのですが、そう簡単に受け入れてくれるところはなさそうです。(ケアマネージャーさんの話)

保健所と相談して対応することになりそうですが、悩ましい問題です。