在宅介護が始まって1年
妻の在宅介護が始まって丁度1年が経過しました。
最初はケアマネージャーさんの勧めによって導入したことが多いのですが、丸1年が経過して在宅介護にも慣れてきたので、見直しが必要か考えてみました。
妻(要介護4)が使える1か月の介護サービスは30,938単位ですが実際使っているのは19,471単位(自己負担額は21,964円)で11,467単位分の余裕があります。サービスの回数を増やしたり、新たなサービスを導入することは可能です。
訪問看護
週2回(月、金)看護師さんが訪問してくれます。
使用単位は最近3か月の平均で月7,528単位、自己負担額は7,959円です。
内容は健康観察と入浴で、入浴にかける時間が多くなっています。爪切り等もしてくれます。
入浴等は訪問介護(ヘルパーを利用)でもできますが、泌尿器用カテーテルの交換(最低月1回は必要)は看護師さんでないとできません。
妻は慢性の病気持ち(関節リウマチ)ですし、訪問医との連携や緊急時の対応(24時間対応)もしてくれますので、訪問看護は手放せません。ちょっとした健康面の不安にもt対応してもらえます。
週3回迄増やすことは可能で費用負担も3,500円程度で済みますが、訪問看護事務所の人繰りが大変なようですので、当面週2回で十分と考えています。
訪問リハビリ
週1回(木)理学療法士さんが訪問してくれます。
訪問看護師を派遣してくれる事業所が理学療法士も派遣してくれます。
使用単位は月2,148単位で、自己負担は2,271円です。
リハビリで回復できる能力は限られますが、定期的に体を動かさないと能力が衰えてしまいますので、リハビリは必要です。
元々は週2回の訪問でしたが理学療法士が不足しているということで週1回になりました。週2回に戻すことは困難なようです。
デイサービスでもリハビリをしています。
訪問診療
月2回(第二、第四金曜日)医者が訪問してくれます。
本来は7,176円(自己負担1割)の医療費がかかりますが、妻は名古屋市が負担してくれる(身障3級以上が対象で妻は1級)ので自己負担はありません。
負担する費用は介護連携費用596円だけです。
訪問診療自体は妻の健康状態に問題なければ10分程度で終わります。
訪問診療のメリットは
〇かかりつけ医の役割を果たしてくれる~通常は大学病院で診療を受けているので、かかりつけ医にはなりません
〇緊急対応をしてくれる~先日はコロナの検査やコロナ薬(ラゲブリオ)の処方をしてもらいました
〇予防接種も自宅で受けられる~コロナワクチンやインフルエンザワクチンの接種も自宅で受けられるので助かります
〇薬を処方してくれる~リウマチ関係(大学病院で処方)以外は訪問医の処方です。小回りが効くので助かります
〇診断書の作成~大学病院に頼むと時間がかかりますが、訪問だと迅速に対応してもらえます。年金や公的手当、保険金の申請で助かりました。(医療保険の対象外なので有料です)
といったところで、今では無くてはならない存在です。
デイサービス
週1回(水)通っています。
使用単位は月4,812単位で、介護保険の自己負担は5,461円です。
この他に昼食費と日曜消耗品費が4,440円が必要となり、介護保険自己負担分と合わせ月9,901円を払っています。
デイサービスのメリットは
〇将来介護施設に入る場合に備え、施設の雰囲気に慣れる
〇お風呂に入って湯舟に浸かれる(訪問看護はシャワー浴です)
〇レクリエーション等で気分が変わる
〇介護者がその間介護から解放される~気分転換や役所・銀行等の手続きができます
といったところでしょうか。
週5~6回通っている方もおられますが、他のサービスとの兼ね合いや妻の希望もあり、当面週1回でいこうと思っています。週1回増やすと費用も1万円近く増加するので結構負担になります。
福祉用具レンタル
現状は月3.710単位、自己負担額は3,710円です。
内訳は
介護用ベッド、マットレス~月2,250円
車いす(2台)~月1,100円
リハビリテーブル~月360円
です。
介護用ベッド・マットレス、車いすは妻の介護の必需品となっています。
リハビリテーブルは自分で買ってもよいかと思っています。
今後はショートステイの利用が課題
こんな状況なので、当面は今の介護サービスを見直す必要はなさそうです。
現時点で未利用の在宅介護サービスは訪問介護とショートステイです。
訪問介護は訪問看護で用が足りているので、導入の予定はありません。
ショートステイは私に用事ができて家を空けなければならなくなった時に必要ですので、その場合どこに入れるかをケアマネさんと検討中です。
気になっているのは妻の状態が悪化した時、ないしは私の体調が悪化して介護が難しくなった時です。その場合はケアマネさんと相談して介護体制の見直しが必要になってきます。妻を施設に入れることも視野に入ってきます。