訪問看護が始まって丸2年が経過
妻の訪問看護が始まったのは2021年9月4日。丸2年が経過しました。
妻が最初に倒れたのがその年の7月8日、それから車いす生活になりました。
その前は要支援2だったので、訪問看護等の介護保険サービスの大半は受けられません。至急介護判定申請をしましたが、判定結果が到着したのは8月20日です。
判定は要介護5ということで、全ての介護サービスを受けられるようになりましたが、その2日後に再び妻が倒れて入院することになり、介護サービスを受けるためのケアプラン作成は病状の経過をみてからということになりました。
ケアプランの大枠が固まったのは妻が退院する3日前のことです。ここで訪問看護とリハビリの導入が決まりました。どちらも同じ業者が担当することになりました。
ちなみに自己負担額(1割負担)は週2回の訪問看護と週1回のリハビリを合わせて1か月11,000円くらいです。
訪問看護と訪問介護の違いも分かっていなかったが
ケアプランが決まった当時、訪問看護と訪問介護の違いもよく理解していませんでした。
訪問看護は看護師、訪問介護はホームヘルパー等が自宅を訪問します。
主な違いは看護師は医師の指示を受けて医療行為ができますが、ヘルパーはできません。逆に買い物や料理等は看護師には頼めません。
料金単価は訪問看護の方が倍近く高くなります。
妻の場合は、膀胱留置カテーテルの交換が看護師でないとできないため、訪問看護を利用することになりました。買い物や食事の支度等は私ができますので、訪問介護は利用していません。
なお訪問看護は誰でも利用できるという訳ではなく、医師の発行する訪問看護指示書が必要になります。有効期限は発行後6か月、週3回迄看護サービスが受けられます。
訪問看護指示書って何?|もっと知る【訪問看護 ナビ】 (homonkango.net)
当初は大学病院に発行してもらいましたが、今は訪問医の先生が発行してくれているよです。(私の目に触れることはありませんので、具体的な手続きまでは把握していません。)
今は週2回看護師さんが自宅を訪問してくれます。
内容は入浴介護(シャワー浴)が主体で、こちらはヘルパーさんでもできます。
その他、簡単な健康測定(体温、血圧、酸素飽和度)や爪切り等をしてくれます。
体調が悪い時などは訪問医と相談して対応してもらえるのは、看護師さんならではです。先般やけどをした時も、看護師さんに対応を任せられるので安心です。
なお訪問看護ステーションとは24時間緊急対応の契約を結んでおり、万一の際には緊急対応してもらえます。(訪問医とも同様の契約を結んでいます。)
始まった頃は毎日看護師が訪問
訪問看護が始まってから2週間は毎日看護師さんが来てくれました。
退院する際、大学病院から特別訪問看護指示書を出してもらいました。特別訪問看護指示書は急に病状が悪くなった時や終末期、退院直後といった時に、頻繁な回数の訪問看護が必要と主治医が認めると交付を受けられます。妻は退院直後だったので特別指示書が出されたようです。
また特別訪問看護の場合は介護保険ではなく医療保険が適用されます。妻は医療費の自己負担分は名古屋市から補助を受けていますので、この2週間は自己負担が発生せず助かりました。
妻が退院した直後は体調が最も厳しい時で、シャワー浴もできませんでした。毎日、看護師さんが清拭介助(ホットタオルでの体拭き)をしてくれました。
また当時はつかまり立ちができないことからパンツ式の紙おむつが使えず、テープ止めタイプを受かっていました。おむつ交換はベッドで行いますので、結構大変です。訪問看護師さんに随分助けられました。
また、当時の私には介護のスキルが全くありませんでしたので、看護師さんのやり方を見たり、指導を受けることで、それなりにスキルが向上しました。
2週間経過後は週2回の現在の体制に変わりました。妻の体調も徐々に回復し、私の介護負担も少しづつ軽減されてきました。
一番厳しい時期に毎日看護師さんが来てくれて助かりました。感謝の気持ちで一杯です。