母が老人ホームに入る前に
ちょと前の週刊現代にこんな記事がでていました。
最後の方にこんなチェックリストがでてきます。
老親と話して子供がすぐに進めるべき9つの手続き
母はもうすぐ老人ホームに入る予定なので、チェックしてみると
①自宅での介護~老人ホームに入ることを決断しており問題ない
②延命治療~確認が必要
③認知症での口座凍結~口座をまとめ、老人ホームの費用をそこから落とすことで、とりあえず対応
④多額の定期預金~定期預金はありません
⑤家の売却~実家は私名義、代々受け継がれてきており売買契約書はありません
⑥実家の境界~処分を検討する際に測量の予定
⑦財産が3600万円以上ある?~預金が700万円程度、他の財産はない
⑧遺言書~保有財産が預金だけで、老人ホームの費用で減っていくので相続財産でもめる可能性は低い(早く亡くなれば預金を3等分)
⑨保険金~保険は未加入のはず(とりあえず確認の要あり)
ということで、解決すべき問題は少ないのですが、気になるのは延命治療の問題です。
延命治療の意思をいつ確認するか?
父は亡くなる前、半年近く認知症治療の病院に入院していました。
入院する際に病院から確認されたことの一つに延命治療があります。
その時、父は認知症が進行していて本人の意向を確認することはできず、私の判断で延命治療は不要の旨を伝えました。既に90歳を超えており、苦しい思いをしてまで延命させるのもどうかなと思ったためです。
延命治療についてはこちらのサイトに開設されています。
延命治療とは栄養剤などを与えて死期をある程度引き延ばすことです。
具体的な治療方法としては、人工呼吸、人工栄養(胃ろう)、人工透析の3種類があります。
ただ現在は、最期の時期に医学的な介入をしないほうが本人は楽に過ごせる場合があることも分かってきているようです。治療しないほうが穏やかな最期につながるとして、現在は延命治療を希望しない人も増えてきました。
延命治療のディメリットとしては
①本人の意思に反するものになる可能性がある
②家族が苦痛に感じることもある
③費用がかさんでしまう
といった点があげられています。
私個人の思いとしては、母も90歳を超えたので延命治療をする必要ないのかなと考えています。(私自身がそういう状況になったら延命治療はいらない旨を家族に伝えておくつもりです。)
そうはいっても、母の意思が第一です。
問題は意思を確認するタイミングです。
母が老人ホームに入る今がそのタイミングかもしれません。正月には母に会う予定です。
ただ、まだ母は要支援2の状態で、足腰が弱っているにしても90歳にしてはまだまだ元気です。
正月からこの話題を口にすることで、せっかく固まった母の老人ホームに入る気持ちが揺らいでしまうのもあまりよいこととは思えません。
そもそも母を老人ホームに入れるのは、一人暮らしよりも安全で介護の行き届いた環境で、少しでも長く生きてもらうためです。母もそのつもりです。
ということで、正月は話の流れから延命治療について話せそうな雰囲気になった時にのみ、母の意思を確認してみようと思います。
ただここで母が延命治療はいらないという意思を示しても、上記サイトにあるリビング・ウィル(事前指示書)までつくるつもりはありません。正月なので、弟や妹も一緒に話を聞けることから、きょうだいで母の意思を確認できれば十分かと思います。
正月に確認できなければ、老人ホームで面談した際にタイミングをみて確認することになります。母の体調をみて判断することになりそうです。(要介護と判定されたあたりでしょうか)
とりあえずは母が少しでも長く、認知症にもならず元気でいてくれることを望んでいます。