毎週金曜日の朝は忙しい
本日は金曜日です。
火曜日と金曜日の朝はダイフェンという薬が追加となるので、妻の服用する薬が増えます。
本来は10錠(粒状も含む)の薬を服用するのですが、火曜と金曜は11錠に増えます。
自分が服用する訳ではないですが、これだけの薬を飲むのは大変そうです。
更に金曜日は自己注射も打たねばなりませんから、一層忙しくなります。
高価な注射は最後の手段
注射は「エンブレル皮下注50mgペン1.0mL」というものです。
コロナワクチンを開発したファイザー社が製造している関節リウマチ治療薬です。(日本国内の販売は武田薬品)
こちたのサイトに効能等が出ています。
上記サイトに効能として、「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)」と書かれています。
その下に注意点として「過去の治療において、非ステロイド性抗炎症剤及び他の抗リウマチ薬等による適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること。」とされています。
関節リウマチに対する最後の秘密兵器というところでしょうか。
ただし上記サイトの下の方には注意事項や副作用がいっぱい書かれています。
安易に使用すべきではなく、既存の治療薬で思うような効果が得られない場合に最後の選択肢として投入されるようです。
妻の症状はそれだけ重いということです。
もう一つの問題はたいへん高価な薬ということです。
1本の薬価は23,640円もします。注射を始めた時期は健康保険は3割負担でしたから、自己負担金額は1本7,092円にもなります。週1回打ちますから1か月で28,368円の負担が生じます。
医者としても、そうそうは勧められません。
妻は2008年、両膝が人工関節に置換されたことから身体障害者手帳の等級が3級になりました。名古屋市では手帳3級以上については健康保険のの自己負担分が全額補助されます。
これで費用面の問題が解決したことから、エンブレルの投与が始まりました。もうかれこれ14年も自己注射を続けていることになります。
ちなみに自己注射する薬剤は他にも結構あるようです。
こちらに在宅で自己注射する主要な薬剤のリストが中医協(中央社会保険医療協議会)から示されています。
自己注射を打つのもなかなか大変
昨年7月妻が倒れる前は妻が自分自身で注射を打っていました。
その後は手足が思うように動かないことから、私が注射を打っています。
これがなかなか大変です。
エンブレルは冷蔵庫に保管しており、注射の30分前に冷蔵庫から出し常温に戻します。
Eベース(補助具)とエタコット(アルコール綿)を用意して、アルコール綿で消毒。キャップを引き抜き、ペンの薬液表示部とEベースのU字箇所が合うようにEベースを挿入します。(打つ部位は右足⇒左足⇒右腹⇒左腹のローテーションで、毎回変えます。)
その後は
①Eベースを皮膚に密着させ、ペンを押し込む
②ボタンを押し、約10秒間待つ。
③約10秒後、ペンとEベースをまっすぐ皮膚から話す。
という手順で注射が完了しますが、単純に事は進みません。
特に①でペンを押し込んでも、ボタンが押せないことが結構あります。(角度の問題かと思いますが、お腹は平面ではないので・・・)
何回かやり直してやっとできることも、しばしばあります。
自己負担がないとはいえ、高価な注射ですから大切に取り扱わなければなりません。
今日は久々に順調に進みました。注射が終わると今日一日の仕事が終わったような気になります。(まだ朝ですが・・・)