6月17日から19日にかけて、長男の結婚式に出席するために横浜に行ってきました。この間、ブログを更新する余裕がなく久しぶりの更新です。
改札口で一苦労
妻は車いすのまま新幹線に乗ることになりますが、事前に車いす用の席を予約してあります。妻は第Ⅰ種障害者となりますので、JRの運賃は障害者と介護者1名がそれぞれ5割引きとなります。(特急料金は割引の対象ではありません。)
娘2人の分も一括予約したため、切符の枚数は22枚にもなりました。
17日は午前10時半名古屋発を予約していました。10時頃、妻がトイレに行きたいと言い出しました。ユニバーサルトイレは改札を入ったところにあります。娘2人は買い物をしていたため、二人分の切符を渡してホームで待ち合わせすることにし、私たち夫婦は先に改札に向かいました。自動改札は使えないので、駅員さんに直接切符を見せて入場することになります。
切符(運賃、特急券、指定券各3枚)を駅員に見せると、
「介助者割引が適用されていないから運賃を再調整します。」
と言われました。
とはいえ妻のトイレが先なので、運賃精算は後回しにしてまずはユニバーサルトイレに。
トイレが終わってから精算手続きのため一旦改札を出て切符売り場に行くと、しばらくして
「ご家族の方に渡した切符に介助者用のキップが混ざったようです。至急呼び出してください。」
という話になりました。ただ、手続きに手間取っていたため、そう伝えられた時は発車時間が5分を切っている状態でした。やむなく新横浜駅で確認することになり、乗務員さんの誘導で急いでホームに向かうことになりました。
乗車口にたどり着いた時には、既に列車がホームに停まっていました。急いで乗車し、何とか発車に間に合いました。娘2人は既に乗車していました。
指定券は席の番号を見て渡したのですが
乗車券を渡し間違えたようです。
障害者用の乗車券の右下には障害者割引、介助者割引を適用した旨が印刷されています。娘に切符を渡す際に、介助者割引の乗車券を渡したようです。妻が急いでトイレに行きたいと言ったため、あわてて渡したのがトラブルの原因でした。
何とか無事に乗車できてホットしました。
新幹線の車いすスペースの使い勝手は?
東海道新幹線には、全ての列車に、車いす対応座席が用意されています。車いすから移乗して利用する座席(車いすスペース)と、多目的室があります。どちらも追加料金は取られません
歩行の不自由なお客様へ|JR東海 (jr-central.co.jp)
昨年5月に京都旅行で新幹線を利用した時は多目的室を利用しました。多目的室は個室なので、憧れがあり予約した次第です。
この時の状況は下記記事をご覧ください。
夫婦二人共、乗車してすぐ車酔いしてしまいました。密閉された空間がいけなかったようです。
これに懲りていたので、今回は車いすスペースを利用することにしました。
車いすスペースは移乗席のあるものと、移乗席のないものとがあります。移乗席のあるスペースは座席に移乗して利用するのが前提のようです。降車の時やトイレを利用する際は車いすに移乗するのが大変です。車いすのままでもよいとはJRのホームページには書いてありません。
移乗席のない車いすスペースもありますが、その場合は私が離れた席に座ることになるため不便です。
予約の際は移乗席のあるスペースにしましたが、若干不安もありました。
実際に乗車してみると
こんな感じです。
案内してくれた乗務員さんに確認すると、車いすに座ったままでもよいとのことで一安心です。私の席は窓側ですが、妻が移乗しないので妻の席に座り、私の席には荷物を置いておきました。
左側にも車いすスペースがありますが、こちらは移乗席がありません。
一人でポツンといる感じで世話もしにくいので、移乗席ありでよかったと思っています。
車いすのブレーキで固定しておけば、ガタガタすることはありません。
妻に乗り心地を尋ねると、大きな問題はないようです。
ただ車いすですので、新幹線の座席と比べて背が低く首がもたれられません。
座席に座った方がゆったりして、体は休まるようです。
ただ、新幹線の停車時間はそれほどなく、短時間での移乗させるのは結構大変です。他の乗降客もいますし、私も背中にリュックを抱えています。
一長一短はありますが、結局行き帰りとも車いすに乗ったままでした。乗車1時間半にも満ちませんし、停車駅もありません。乗降の際は車いすに乗ったままの方が随分楽です。
もっと乗車時間が長く、途中の停車駅があるのであれば、乗車した際に座席に移乗し、降車駅の一駅迄で車いすに乗り換えるという選択肢もあるかと思います。
ただ走行中に車いすに乗り換えるのは大変です。もしトイレに行きたいと言われても、走行中の移乗は簡単ではありません。
今回は無事移動できましたが、車いすで新幹線に乗るのはそれなりに大変です。