リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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車椅子のまま乗れるUDタクシー

介護タクシーは使いずらい

妻を大学病院に連れて行く際、今までは私が車で送迎していました。

ところが自立歩行ができない現状では、妻を車に乗せるのも私一人では大変です。

仕方なくタクシーを利用することになるのですが、乗り降りは運転手さんの補助も必要(二人がかり)で、車椅子も折りたたんでも荷台にやっと入る程度です。

介護タクシーというものがあるのですが、介護保険を使う場合は要介護の認定が必要(妻の場合はまだ申請中です)で、使用目的も限定されています。

通院は認められていますが、原則家族の同乗は認められないようで、病院内の移動が私の車椅子操作に依存する現状では、要介護の認定が取れても利用は難しそうです。

kaigo.homes.co.jp

介護保険を利用しない場合はこうした制約はないようですが、料金が結構割高となるため、利用には二の足を踏んでしまいます。

ユニバーサルデザインタクシーが便利でお得

そこで便利なのがユニバーサルデザインタクシー。

こんな形のタクシーを最近よく見かけるようになりました。

トヨタ ジャパンタクシー | トヨタ自動車WEBサイト (toyota.jp)

ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とはスロープや手すりを備えており、高齢者、車いす使用者、妊娠中の女性、荷物の多い旅行者など、誰もが使いやすいデザインのタクシー車両です。

通常は一般のタクシーとして走っており、車椅子ごと同乗したい旨を伝えると、スロープを利用して乗車することができます。もちろん私も同乗できます。

構造上、同乗者は一人が限度のようですが、助かります。

ありがたいことに乗車料金は通常のタクシー料金と同じで、高齢者割引や障碍者割引も適用されます。

名古屋市ではUDタクシーの導入を促進しているようです。

www.city.nagoya.jp

実際に利用する様子がこちらです。

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まずは後列シートを跳ね上げます

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シートの下にスロープが保管されており、取り出します

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スロープをセットし、乗車したまま車椅子をタクシーの後部座席に入れます。

助手席も倒して前に出します。

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前向きに車椅子をセットします

結構手間のかかる作業ですが、慣れた運転手さんですと、かなりのスピードで作業が完了します。

車椅子に乗ったままタクシーに乗せる作業も運転手さんがしてくれますので助かります。

降車の際は、荷台に乗せたスロープを再びセットして、車椅子ごと降ろしてくれます。

これだけの作業をしてくれて、通常のタクシー料金と同一というのは嬉しいかぎりです。

家にタクシーを呼ぶ際は、車椅子ごと乗る旨を伝えればUDタクシーが迎えにきます。

どのタクシー会社でも利用できるかわかりませんが、名古屋市内では大手の名鉄タクシーとつばめタクシーは対応しています。

病院からの帰りはUDタクシーが待っていることが多いので便利です。

つばめタクシーの運転手さんに聞いたところ、多くの運転手が研修を受けて使えるようになっているとのことでした。

問題は降車の場所のようで、道路に止めると両方のドアを開けてスロープセット等をするため、後方の車両が通れるスペースを確保できないとトラブルの恐れがあるとのことでした。

乗車する際に駐車場のスペースについて必ず聞かれます。

UDタクシー、私にとっては非常に便利で助かっています。