墓参りで思うこと
昨日は父の命日でした。
仏教でいう三回忌(命日から満2年目)ですが、神道でいう三年祭は3年目の命日に行うようです。
神道の法事は簡略化されているので不信心な私には助かりますが、仏教とは違うので結構戸惑います。
神式の50日祭や一年祭の法事について/香典返し・法事のお返し・49日引き出物専門店[ギフトニシバ] (gifu-nishiba.com)
一年祭や三年祭は神主に祭祀を奏上してもらいますが、今回は該当しないので、母、弟妹でお墓にお参りしました。
上の写真が当家の墓です。
両親が墓石を作り直しましたので、結構立派なお墓です。
墓は地域の共同墓地内にあり、30基以上のお墓が建てられるくらいの広さがあります。
ただ、実際お墓が建っているのは10基程度で、あとは木製の墓標(木標)や瓦礫が残っている箇所がかなりあります。
このような状況になっているのは推測でしかありませんが、何らかの事情で墓石が建てられなかったケースもあるでしょうし、墓じまいして別の場所にお墓を移転したケースも結構あるかもしれません。
実家は浜松市内にあるとはいえ、かなりの田舎で農家の高齢者が多く、空き家も増えている状況です。
お墓にゆかりのある方が近くに住んでいないケースも多くなっていると思われます。
実家も母が一人住まいで、母に万一のことがあると同じことが起こります。
この共同墓地、地域の共同所有のようです。お墓の区画については既得権があるようですが、土地の所有権がどうなっているかはよくわかりません。
下記サイトにでてくる「使用者たち地域の人たちで管理・運営する墓地」に該当すると思われます。古くからある「みなし墓地」なのでしょう。
管理料・使用料については母に確認したところ、徴収されていないようです。
そうなると墓地の管理が心配になりますが、上の写真をみていただければわかると思いますが、真夏の草が成長しやすい時期にしてはさっぱりとした状態になっています。
母に聞くと、地域の方々(お墓を使っているかには関係なく)が草苅をしてくれているようです。
ありがとうございます。
今のところ私もこのお墓に入る予定です。
母からも懇願されています。
ただ、私や子供たちは実家の近くに住んでいる訳ではないので、先々お墓が維持できるか不安が大きいのも事実です。
そもそも管理料の徴収しない共同墓地ですから、近くに住んでいないからといって墓地の清掃等に参加しないのも失礼です。
それに、このままいくとお墓がどれだけ残るか不安でもあります。
長い目でみれば墓地として成り立たなくなる可能性もあります。
母にはたいへん申し訳ないのですが、墓じまいを含め、いろいろなことを考えていかねばならない時期にきています。