それが問題だ!
先週、頸椎の手術の話が出てきたことをブログでお話ししました。
また1週間後に相談することになっていたので、昨日妻を連れ大学病院の整形外科へ。
最初に、尿や大便の処理の問題は腰椎に起因している可能性があるということで、腰椎のMRI撮影に。
終了後、担当の整形外科医と面談、その要旨は
〇頸椎症に起因していると思われる症状(上肢の特定の部分のしびれや鈍痛、両手のしびれが、両手を使った細かい動作(箸を使う動作・ボタンをかける動作・ページをめくる動作など:いわゆる巧緻運動)が出来にくくなる、両足が足先から段々としびれてくる、歩行が不自由等)の進行を止めるには手術が必要。
〇手術をしても症状がどの程度改善するかは分からない。改善しないこともありうる。
〇手術により合併症が発生するおそれがある、
https://www.m.ehime-u.ac.jp/school/orthopedic/spine/gappeishou.htm
〇手術をしなければ症状がより進行するおそれが強い。
〇現在生じている排尿は排便の障害は腰椎症によるものと思われる。
〇腰椎も手術が必要な段階にきている。
〇腰椎にについても手術を受けて症状が改善するかは分からない。合併症のリスクもある。
〇腰椎の手術は腹臥位(うつ伏せの姿勢)で行うため、首の負担が大きい。先に頸椎の手術をしておかないと腰椎の手術はリスクが高い。
〇腰椎の手術をしないと、排便や排尿の障害は一生続く。紙おむつや導尿カテーテルの使用は必須。
といった内容でした。
頸椎、腰椎とも手術をしないと症状が進行するおそれが強いが、手術しても症状が改善する保証はなく、かつ手術による合併症のリスクもあるということです。
とりあえず1か月経過観察
この話に対する妻の返事は、手術はしたくないということでした。
手術をしても状態が改善する保証がなく、手術自体に相応のリスクがあるということであれば、ある意味当然の反応です。
妻はこれまで大きな手術を3回経験していますが(右膝人工関節置換、、左膝人工関節置換、脊柱)、特に脊柱(脊柱後側弯症)の手術は12時間近くに及び、手術直後も厳しい状態が続いたことから、もう手術はしたくないとの気持ちが強いのです。
まして今はコロナ禍で家族との面会もできません。この前(8月下旬~9月初め)の入院では妻の指がうまく動かないことからメールすらろくにできず、一時連絡不能の状態でした。今回手術するとすれば1か月近くの入院が必要で、より不安があるようです。
そうはいっても、手術をしなければ全く改善は見込めず、悪くなる一方です。
状態が急速に悪化すれば、早急に手術をせざるをえない状況となります。
担当医師もこれを心配している様子でした。(実際ここ2か月ちょっとの間に妻は2回転倒し、その都度状態が大きく悪化しています。)
状況が悪化したらすぐに病院に来るよう医師から釘を刺されました。
とりあえず手術については昨日は結論が出ず、1か月後にまた病院で診察を受けることになりました。
また訪問診療医宛に整形外科からも診断書を出すとのことです。(先に貰ったのは膠原病内科のもの)
誠に悩ましい問題ですが、訪問診療医とも相談しつつ、こちらも対応を考えておかねばなりません。