泌尿器科で検査
昨日は大学病院へ行く日でした。
午前中は歯科、午後は泌尿器科です。
歯科は定期検査で簡単に終了、本番は泌尿器科での検査です。
妻は昨年8月末に血尿が出て大学病院に入院、その後泌尿器用カテーテルを常時装着するようになりました。
それから1年を経過したこともあり、カテーテルを外せるか調べるために検査をしてもらうことにしました。
カテーテルの管理が面倒なこと(特に車いすでの外出時)や、カテーテル自体の品薄もあり、カテーテルなしで用が足せれば助かります。
検査の間、私は検査室に入れませんので、外の待合で待機です。
検査は膀胱内圧測定という検査です。
膀胱に生理食塩液を入れ、きちんと排尿できるかを調べたようでした。
カテーテルは外せない
検査は30分ほどで終了。
その後、担当の女医さんから説明がありました。
先生から
〇妻が膀胱に尿を保持できるのは100ccが限度、それ以上入れると外へ出てしまう。(通常膀胱に貯められる量は350〜600mLのようですから、少なすぎます。)
〇膀胱に尿が溜まって(100cc)いても妻は尿意を感じない。
〇自力で貯まった尿を排出することはできない。
〇この状況でカテーテルを外すと100ccを超える尿が体内に漏れ、感染症を引き起こしやすくなる。
〇したがって、カテーテルを外すのは無理である。
との説明がありました。
ある程度予想していましたが、妻は今後もカテーテルを装着し続けなければいけないようです。
排尿障害を引き起こしているのは脊柱管狭窄症?
1年前同じ大学病院の整形外科でMRI撮影をしてもらった時、脊椎だけでなく頸椎や腰椎が変形している旨の指摘がありました。
その際、この腰椎の変形が排尿障害の原因になっているのではないかと言われました。
中高年の病気として最近脊柱管狭窄症が話題になっていますが、この病気は排尿障害を引き起こします。
今回の泌尿器科での検査結果からみると、やはり妻の排尿障害は腰部の脊柱管狭窄症に起因していると考えてよさそうです。(膀胱自体には問題がないが、腰椎の変形が原因で排尿機能を果たすことができない。)
こちらのサイトでは、「泌尿器科で原因不明とされていた排尿障害が、実は腰部脊柱管狭窄症が原因だったということがあるのです。」と書かれています。
妻もこれに該当しそうです。
妻の場合は関節リウマチが進行したことにより脊椎・頸椎・腰椎が変形し、これにより指の変形や手足のしびれ、歩行困難といった状況になり、排尿障害も誘発されたということになります。全ての根源が関節リウマチにあるのは言うまでもありません。
手術は気が進まず、カテーテルを装着するしか・・・
整形外科の医師からは頸椎、腰椎とも手術をした方がよいと言われています。
ただ、手術は簡単ではありません。
手術そのものリスクに加え、合併症の発生も懸念されます。
しかも手術しても症状が改善する保証はありません。
排尿障害の改善のためには腰椎の手術が必須ですが、その前段階として頸椎の手術が必要になります。腰椎よりも頸椎の手術の方が時間がかかり、リスクも大きいようです。
妻は11年前に脊柱後側弯症の手術をしていますが、手術時間は丸1日に及ぶ大変な手術でした。
妻の手術を成功させた名古屋のドクターX - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)
ただそれで病状が改善したかというと、そうは言いきれず、昨年からは車いす生活になっています。
妻としては脊椎の手術で苦労しており、排尿障害改善のために、頸椎⇒腰椎と2回も手術するのは避けたいというのが今の気持ちです。しかも手術が成功しても排尿障害が治る保証はありません。
来月、整形外科医の定期診察があり、また手術のことが話に出るかもしれませんが、妻は手術は拒否すると思います。
手術をしない以上、妻の排尿障害が治る見込みはありません。
泌尿器用カテーテルとは長い付き合いになりそうですが、やむをえません。