水道代が怪しい
燃料価格の上昇を受けて、電気・ガス料金の値上がりが続いています。
電気、ガス、水道という水道光熱費は生活するうえで最低限必要なインフラであり、簡単には減らせません。
家計調査で夫婦高齢者世帯(65歳以上の夫婦1組のみの世帯)と50代の勤労者世帯の水道光熱費はほとんど変わりません。(金額は1か月の平均)
高齢者世帯の収入は50代の半分以下なので、結構な負担です。
では我が家の水道光熱費を高齢者世帯と比較したらどうなるかというのが下のグラフです。
我が家の方が1,362円多いではありませんか!
その原因は上下水道料が1,970円も多いことに起因しています。
水道を無駄遣いしているのかな?それはまずいな。
と一瞬思いました。
ただ比較した夫婦高齢者世帯とは夫婦二人のみの世帯です。
我が家は大人の娘二人が同居しており、条件が違います。
そこで世帯人員別の水道光熱費を同じく家計調査で調べてみると(高齢者に限らず全ての世帯の平均です)
世帯人員が増えるに従い水道光熱費も増えていきます。
我が家を4人家族の世帯と比べると、
我が家の方が若干少ないようです。上下水道料も変わりません。無駄遣いしている訳ではなさそうです。
家族が増えると水道代が高くなるのは?
先ほどの世帯人数別の水道光熱費をみると、上下水道料が電気料やガス料に比べて増え方が大きくなっています。
ちなみに直近(9月17日~11月17日)の我が家の上下水道料は50㎥使用して12,551円ですが、その前は54㎥使用して14,187円でした。
使用量は7.4%減ったのに対し、料金は11.5%も減っています。
逆に言うと、使用量が増えると料金はそれ以上に高くなります。
理由を調べるため、名古屋市水道局の水道料金を調べると
50㎥使った時の我が家の水道料金は
基本料金(12㎥) 1,375円
20㎥迄 (20-12)×11=88円
40㎥迄 (40-20)×169.4=3,388円
50㎥迄 (50-40)×233.2=2,332円
の計7,183円となります。
使用量が20㎥なら1,463円なのに、倍の40㎥使うと4,851円に跳ね上がり、それを超すと更に単価が上がっていきます。
同様に下水道料金も
基本料金(20㎥) 1,232円
40㎥迄 (40-20)×118.8=2,376円
50㎥迄 (50-40)×176=1,760円
の計5,368円となります。
水道料金ほどではありませんが、結構な累進料金です。
水道使用量と料金(上下水道計)のグラフが下記になります。
50㎥では上下水道料金合わせ12,550円ですが、70㎥使うと一気に21,714円になりますので、水の使い過ぎには注意が必要です。
水道料金の計算方法は自治体により異なりますが、使えば使うほど単価が高くなる累進料金のようです。
参考迄に東京23区の料金は
水道料金・下水道料金の計算方法(23区) | 手続き・料金 | 東京都水道局 (tokyo.lg.jp)
家族が多い家庭には厳しい料金体系です。
水道光熱費の削減には上下水道代の節約が一番だが・・・
一方、電気料金、ガス料金はというと、我が家は東宝ガスで契約しているので
電気料金は
120kwhを超えると従量単価の上昇は少なく、ほぼ比例料金です。
ガス料金は
使用量が増えると基本料金が上がりますが、従量単価は下がりますので、こちらもほぼ比例料金です。
ということで、水道光熱費の節約のためには水道代を減らすのが一番効果的です。
我が家の場合は、水道使用量を2割削減(50㎥⇒40㎥)できれば、2カ月で上下水道料合わせ4,092円(1か月で2,046円)削減できます。
問題はどうやって水道使用量を減らすかですが?
風呂と洗濯とトイレと炊事が基本用途ですが、トイレ(生理現象)と炊事(必要最小限しか使っていない)は難しそうです。
風呂は水を二日間使うことが考えられますが、衛生面でどうかなと思います。
お風呂のお湯は何日まで大丈夫?調査の結わかった衝撃的な事実 ! | だら育児ちゃんねる (daraikujich.com)
風呂の残り湯を洗濯に使うという方法もありますが、作業が結構手間ですし、衛生面にも注意しなければなりません。
妻の介護に振り回されている日々なので、あまり煩わしいことはしたくないのが本音です。
娘二人がお嫁に行けば減るでしょうけど、本人が決めることですから・・・
効果は薄くとも電気代をコツコツ減らすことを考えた方が現実的な気がします。