今のお墓の問題点は
父は実家(浜松市)近くの共同墓地に葬られています。
お墓は10年ほど前に両親が前のお墓を取り壊し、新たに建立しました。
お墓には曾祖父、曾祖母、祖父、祖母、父、父の兄弟(生まれて間もなく夭折)、私の弟(生まれて間もなく夭折)が埋葬されています。
両親としては、私を含め今後もこの墓の埋葬されることを望んでいるのだと思います。
とはいえ、下記の問題点があり、このままという訳にもいきません。
〇墓じまい等でお墓の数が減っており、共同墓地として維持管理が続けられるか不安がある。
〇共同墓地の維持活動(清掃等)に参加できない(今までは母が維持活動に参加していた)。
〇実家は近い将来処分を予定しており、私の子供の代になるとここに埋葬するのは無理がある。墓参りも距離が遠く大変。
問題の解決には時間がかかりますが、今日はお墓の引っ越しについて調べてみました。
お墓の引っ越し
下記サイトによればお墓の引っ越しには四つのパターンがあるようです。
①石碑と納骨してあるお骨すべてを移動(既存の墓所は石碑移転後更地に戻す)
②納骨してあるお骨すべてを移動(石碑は新しいものを用意し、既存の墓所は撤去処分後更地に戻す)
③複数ある骨壷の一部を移動(石碑は新しいものを用意し、既存のお墓はそのまま残す)
④骨壷の中のお骨の一部を移動(分骨)(石碑は新しいものを用意し、既存のお墓はそのまま残す)
実家のお墓はまだ建立して間もないですから、できれば①の全て移動を選択したいところです。(移動できるのは石碑と遺骨だけです。)
ただ、石碑を持ち込める墓地と持ち込めない墓地があり事前に確認が必要なようです。また、今までの石碑寸法に合った墓地を探す必要がありますとあり、簡単にはいかないようです。
上記サイトで石碑持込可能霊園を探すと、名古屋市では2か所しか出てきません。
②~④が現実的かもしれません(違いはお骨の移動の仕方だけ)。
引っ越しにかかる費用は
下記サイトによれば200万円~300万円くらいかかるようです。
改葬元でかかる費用、お墓の移動の費用(石碑を移動する場合)、改葬先でかかる費用が必要になります。移動費用を考えると、お骨だけを移動してお墓を新しく建立してもあまり費用は変わらないようです。
お墓の引っ越し手続きは
お墓の引っ越し手続きは下記に出ています。
引越しをする際には市区町村の許可を得なくてはいけません。改装許可申請書や改装許可証、受入証明書などの書類を揃えて、移転元・移転先双方の自治体の窓口で、公式な手続きを行う必要があります。
まずは移転先を決め、その墓地や霊園の管理者(管理事務所や住職)に「墓地使用許可証」、または「受入証明書」を発行してもらいます。
続いて今お墓がある自治体から改葬許可申請書を取り寄せ、移転元のお墓の管理者に提出し、署名と捺印をしてもらいます。(「埋蔵証明書」または「収蔵証明書」)
その後、墓地使用許可証または受入証明書、改葬許可申請書、埋蔵証明書または収蔵証明書を今お墓のある自治体に提出し改葬許可証を発行してもらいます。
改葬許可証が発行されたら、閉眼供養を行った後、お墓から遺骨を取り出します。
新しいお墓が完成したら移転先のお墓の管理者に「改葬許可証」と「墓地使用許可証」または「受入証明書」を提出し、開眼供養を行って引っ越しが完了するようです。
お墓のお引越しは結構手間がかかりますし、費用もかかります。
引っ越しのタイミングも含め、慎重に検討しないといけません。