戸籍謄本を取るのも面倒だし
昨日、年金事務所で手続きに戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)が必要だと言われました。
私の本籍は浜松市にあるため、戸籍謄本を取るには現地の区役所に行くか郵送を依頼するしかありません。妻の介護のため家を空けられませんから、郵送しか手段がありません。
戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)、戸籍個人事項証明書(戸籍抄本) 請求方法【郵送】/浜松市 (city.hamamatsu.shizuoka.jp)
請求書をダウンロードし、返信用封筒を作り、郵便局で郵便小為替(450円)を買って郵送しました。
今回は急ぎませんからまだよいのですが、急を要する時は困ってしまいます。
今までは急ぎの際は両親に依頼していましたが、父は逝去し、母は老人ホームに入居したので、今後は頼めません。
子供(3人)もまだ結婚していませんから、皆本籍は浜松市にあります。
私だけでなく、子供が戸籍謄本を必要とする時が出てきた時に対応が大変です。
そろそろ本籍の移動を考えてないといけない時期にきたようです。
本籍を移動するには
本籍地を変更するには、届出人の本籍地、所在地または新しい本籍地のいずれかの市区町村役場に転籍届を提出します。
www.city.hamamatsu.shizuoka.jp
戸籍謄本があれば、浜松市に行かずとも名古屋市で手続きができるようです。
転籍届が受理されれば、妻も子供もまとめて本籍が移動します。
戸籍謄本が必要な時とは
ただ、これまで本籍地と離れて暮らしていても、それほど困ったことはありません。
下記サイトに戸籍謄本が必要になる場合がまとめられています。
・公正証書遺言を書くとき
・相続手続を行うとき
・保険金(死亡保険金)の請求をするとき
・パスポートの申請をするとき
・婚姻届を出すとき
・ 年金の請求をするとき
・ 家系図を作るとき
などがあげられています。
必要な場面は限られています。複数回必要になるのはパスポートの申請・更新くらいでしょうか。
本籍移動のディメリットは
また本籍の移動にはディメリットもあります。
一番の問題は相続の時です。
相続手続きには死亡した人のすべての戸籍が必要になります。そのため、家族は転籍する以前の全ての市区町村から戸籍謄本(除籍謄本)を取り寄せなければなりません。
相続の際必要なのは原戸籍と呼ばれるものです。
一つでも取得するのは面倒なのに、本籍の移動の数だけ原戸籍を取るのは大変です。
また、パスポートや免許証についても本籍を移動した場合も変更届が必要です。
こうしたことを考えると本籍の移動も慎重に行った方がよさそうです。
今はコンビニでも戸籍謄本を取得することができる市町村も増えてきました。
住んでいる市町村と本籍地の市町村が違っていても取得が可能なようです。
残念ながら名古屋市はまだ未対応ですが、対応できるようになれば慌てて本籍を移す必要はありません。
その日を待つとしましょうか・・・