リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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親が亡くなった時、すぐやること

葬儀会社は事前に決めておくのが無難

父が亡くなって2年半が経過しました。

両親とは離れて暮らしていましたが、母が高齢なこともあって葬儀等の手続きは私が喪主となって行いました。

葬儀以外にも結構やるべきことがあります。

当時の経験を踏まえて簡単にまとめておきます。

こちらのサイトに遺族が行うべき手続きTO DOリストが掲載されています。

www.rehouse.co.jp

上記サイトでは代行先も掲載されていますが、タダではありません。難しいことではないので、極力相続人で対応することをお勧めします。

私が代行を依頼したのは、遺体の搬送、死亡届の提出、火葬許可申請書の提出、埋葬許可証の提出でいずれも葬儀会社に依頼していました。葬儀が終了するまでは喪主は忙しいので、プロである葬儀会社に任した方が無難です。

葬儀会社はできれば事前に決めておいた方が無難です。病院に遺体を置いてもらえる時間は限られており、至急の搬送を求めらることが多いようです。(2~3時間程度しか余裕はないようです。)父の時は事前に葬儀会社を弟に伝えておいたので、父の病状が悪化して病院に急いで駆け付けた時は、遺体の搬送が始まっていました。

葬儀の手順については、葬儀会社に全て任せました。

取り急ぎやること

葬儀が終わったら、取り急ぎやっておかねばならないことがあります。

souzoku.asahi.com

〇年金受給停止(死亡確認後14日以内)~年金事務所に年金受給者死亡届を提出。未支給年金があれば請求も行います。

〇世帯主の変更、健康保険証の返却(死亡確認後14日以内)~故人の住んでいた市町村役場で手続き

〇銀行への連絡~電話等で死亡の事実を伝えます。その時点で預金口座は凍結されます。その後の手続きについては、銀行から案内があります。住宅ローンが残っている場合は団体信用生命による手続きについても案内があります。

〇保険会社への連絡~保険会社に死亡の事実を伝えます。早めに連絡した方が手続きはスムーズです。火災保険等高齢でも保険料を払っている場合があったら、今後の手続き(解約、名義変更)について協議が必要です。

〇公共料金(電気、ガス、水道、電話等)の変更手続き~口座振替で払っている場合が多いと思いますが、銀行口座は凍結されるので引き落としができません。引き続き使用する場合は名義変更、使用しない場合は解約手続きを行います。1か月分くらいは未払いが発生するので、請求があったら相続人が立て替え払いせざるをえません。(この分は相続財産から控除できます。)領収書等から顧客番号を調べておくと手続きがスムーズです。

〇クレジットカードの解約~故人のカードが見当たらない場合は通帳の引き落としや郵送された領収書から調べます。不正使用されるおそれもありますから、早めに手続きした方が無難です。未払い分の請求があれば、相続人が立て替え払いすることになります。

〇医療費、老人ホームの費用、家賃等の清算~未払い分の請求があった場合は相続人が立て替え払いすることになります。

相続のための事前準備

相続税の申告は相続が発生してから10か月以内と多少余裕があります。ただ相続人が遠方にいたり連絡が取れない場合もあり、できることから早めに動くことが必要と思います。

〇遺言書を探す~相続にあたっては遺言書が優先されます。机や棚、タンス、引き出しなどの他、貸金庫に保管されている可能性もあります。公正証書遺言の場合、公証役場に行けば遺言書を検索してもらえます。時間を経過してから見つかると、せっかく進めた相続手続きがやり直しとなる場合もあるので、可能性がありそうなところは探しておいた方が無難です。遺言書が見つかったら、すぐに家庭裁判所で遺言書の検認を受けましょう。

〇相続人を確定する~故人の本籍地のある市町村役場で、故人の出生時から亡くなるまでのすべての戸籍謄本(改正原戸籍)を発行してもらいます。改正原戸籍は預金や不動産等の相続手続きでも必要になりますので、複数取っておくと便利です。戸籍謄本を見ても相続人が確定できない場合(庶子がいる場合等)は、司法書士に相談した方が確実です。

〇相続財産・負債を調べる~万一負債が多く相続放棄せざるを得ない場合は3か月しか時間がないので、早急に調べねばなりません。預金や有価証券(株式、国債等)は銀行や保険会社に連絡すれば調べてもらえます。

不動産は固定資産納税通知書を見るか、固定資産台帳を市町村役場で発行してもらいます。

債務の方は調べるのが大変です。先般の当ブログをご覧ください。

相続の際の債務の確認 - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

〇貸金庫の確認~私は預金通帳や不動産の登記済証などを貸金庫に入れています。遺言書を入れる人もあるようです。故人が貸金庫を契約している場合は、先に中身を確認しないと相続財産が確定できません。ただ、相続人が貸金庫を開けるには銀行所定の手続きを踏まねばならず、結構手間がかかります。

貸金庫の相続手続きを徹底解説!被相続人名義の貸金庫解約の方法 (souzoku-mad

なお貸金庫に多額の財産が入っているかは何ともいえません。こんなこともありました。

koichi68.hatenablog.com