老人ホームへは列車でゆったりと
昨日の老人ホームでの面会には列車を利用しました。
車を売ってしまったので他に選択肢がありません。
これまで実家との往復には車を使っていました。
家族を連れていくことがほとんどですし、実家から近くに買い物に行くのも車がないと不便でした。
母が老人ホームに入ったため、今後は私一人で面会に行くことが多くなりますし、妻の介護もありますから終わったらすぐ帰ることになります。
1日で浜松と名古屋を往復するのであれば、多少時間がかかっても列車の方が体に楽です。費用も列車を利用すれば車の移動よりも安くあがります。
移動の時間は
地下鉄で金山駅に出る(乗車時間29分)⇒JRか名鉄で豊橋駅へ(乗車時間約50分)⇒JRで新所原駅へ(乗車時間9分)⇒天竜浜名湖鉄道で気賀駅へ(乗車時間38分)⇒徒歩約10分で母が入居する老人ホームに到着
電車に乗っている時間だけで126分と2時間を超えます。
乗換は比較的スムーズですが、乗換回数が多く、自宅から最寄り駅までの徒歩の時間も合わせれば、自宅から老人ホーム迄約3時間近くかかることになります。
ただ、どの列車も座れますので、それほど疲れることはありません。気を遣って運転するよりは遥かに楽です。
運賃は金山駅から気賀駅迄、名鉄を利用すると片道2,040円、JRを利用すると2,180円かかります。(金山駅迄は敬老パスを使い無料です)
車を使うと高速道路代2,100円にガソリン代が加わりますから、電車の方が安上がりという訳です。
ところが金山駅でこんな看板が目に入りました。
もっと安く行けそうです!
通常名鉄で金山・豊橋間に乗車すると片道1,140円かかりますが、上記なごや特割2土休日を利用すると780円で行けます。金山駅から気賀駅まで片道1,680円(往復3,360円)で済み、高速道路代より格段に安くなります。切符は乗換の際に金山駅で購入でき便利です。
昨日は利用しそこねましたが、これからはこの切符で面会に行きます。
天浜線はのどかな列車
新所原駅から老人ホームのある気賀駅へは天竜浜名湖鉄道(天浜線)を利用します。
天浜線の歴史 – 天浜線(天竜浜名湖鉄道株式会社) – 日本の原風景に出逢う旅。 (tenhama.co.jp)
当時からディーゼル車が主体でしたが、時々蒸気機関車も走っていました。
子供の頃、蒸気機関車に乗った記憶があります。
1987年からは第三セクターにて運営されています。車両は今も全線非電化です。
1両編成のかわいい列車が走っています。
経営がちょっと心配ですが、地元の学生にとって貴重な足となっているようですし、私も母の面会にはこの列車が頼りです。末永く運行してくれることを祈っています。
新所原駅から気賀駅までは浜名湖に沿って走るため、窓から浜名湖が時々顔を出し癒されます。
車内放送は運転士さんがしていましたが(ワンマンカーです)、途中で
「次は金指、次は金指」
という放送があり、ビックリしました。
金指駅は私が降りる気賀駅から二つ先の駅であり、この放送が正しければ乗り越したことになります。
そしたら
「次は三ケ日」
慌てて訂正がありました。9つも先の駅の名前を言ってしまったようです。
のどかで、のんびりとした列車です。