70錠しか用意できないとの電話が
今月は妻の大学病院(膠原病内科)の定期診療があります。
3月の診断の際に処方されたアラバ(抗リウマチ薬)が薬局にほとんどなく、3か月分を確保するのにあちこちの薬局を回り苦労しました。
全量(91錠)が手に入ったのは当初の処方箋が出てから1か月たった4月13日のことです。当然ながら処方箋の有効期限が切れており、処方箋を貰うためだけの目的で大学病院を受診しました。
今月中旬の定期診断の日には当然ながら処方されたアラバも無くなります。
もしまたアラバが手に入らないと大変です。
このため、かかりつけの薬局にアラバが確保できるか調べてもらっていました。
今週初めに薬局から電話があり
「いろいろ問い合わせてみましたが70錠しか用意できません。」
という返事でした。
4月に薬品メーカー(サノフィ)に問い合わせた際は、従来の8割程度は出荷しているとの回答があり、それから2か月近く経過しているのですから、もう在庫不足が解消しているものと思っていました。
残念ながら、いまだにアラバを手に入れるのは困難な状況が続いているようです。
サノフィにはもう期待できそうもなく
サノフィのホームページを覗いてみると、こんなお知らせが
抗リウマチ剤(DMARD)レフルノミド製剤「アラバ ® 錠100mg」供給に関するお知らせ (sanofi.co.jp)
「弊社が製造販売しております、抗リウマチ剤(DMARD)レフルノミド製剤「アラバ®錠 100mg」(一般名:レフルノミド)に関しまして、「アラバ錠 10mg/20mg」の生産を優先させておりましたところに想定外の需要増が重なり、「アラバ®錠 100mg」は 2023 年 5 月下旬以降出荷停止が予測されるため、ここにお知らせ申し上げます。」
と書いてあります。
アラバ®錠 100mgは妻が服用しているアラバ錠 10mgの10錠分であり、あまり需要が多いとも思われませんが、こんなお知らせが出ているということは、アラバの生産が混乱していて、市場にはさほど出荷されていないと思われます、
サノフィにはもう期待しない方がよさそうです。
とりあえず主治医と相談するしかないが・・・
アラバだけでなく他の薬も定期診療日には無くなるので、新たに処方箋を発行してもらうことになります。
通常ですと3か月に1回の診療ですので、薬の処方も3か月分となります。
アラバは1日1錠の服用ですから、91錠分が処方されると思います。
ただし、薬局の在庫は70錠しかありませんから21錠足りません。
主治医には当然その旨を伝えますが、考えられる対応としては
①アラバを別の薬に代えてもらう⇒抗リウマチ薬の第一選択肢であるメトトレキサートは、妻が過去に副作用が出た(悪性リンパ腫)ことから服用できません。他に有力な薬はなさそうです。
②アラバの不足は承知のうえで3か月分を処方してもらう⇒足りない分は薬局に入庫する迄待つことになります。ただ、不足分が入庫されたとしても処方箋の期限が切れているので、新たな処方箋が必要となります。処方箋発行のためには医師の診察が必要です。
③次回の診察を10週間(70日)後に前倒ししてもらう⇒アラバだけでなくすべての薬の処方箋が70日分となります。どのみち不足分のアラバを手に入れるには医師の処方が必要ですから、こちらの方が効率がよさそうです。
がありますが、③の方法でお願いしようと思っています。
10か月後にアラバが手に入るかは何とも言えません。個人的にはもう状況は変わらないような気もします。
その時は主治医の判断に従うしかありませんが、解決策があるのか少々不安です。