リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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薬不足が深刻なようで

薬が足りない

インフルエンザの流行に伴い、咳止めなどの薬が不足しているようです。

「利益読めないリスクある」製造ライン増やせない?インフル流行で“薬不足”深刻に (テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

上記記事には解熱剤だけでなく、血圧を抑える薬(アトルバスタチンのことかな?)も足りないようで、処方箋を薬局に持って行っても対応してもらえないことがあるようです。

私の妻も昨年以降、薬の不足に苦労してきました。

昨年夏にはカテーテルが薬局に入らず、半年ほどは病院で取り換えてもらったり、別の製品を応急的に使っていました。

 

koichi68.hatenablog.com

 

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今年に入って今までの製品が薬局に入ってくるようになり、カテーテルの不足問題は解消しました。

ところがこれと前後するようにリウマチ治療薬「アラバ」が不足するようになり、処方箋を持っていっても、薬局に在庫がなくて手に入らないようになりました。

 

koichi68.hatenablog.com

 

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アラバの不足は半年が経過しましたが、在庫不足は解消されていません。

最近では9月11日に処方箋が発行されましたが、その日に薬局で手に入ったのは79錠(79日分)、残りの12錠は10日ほど経ってから何とか処方してもらいました。

アラバは2回に分けて処方してもらいました

薬局に聞くと、アラバを処方しているのは妻だけで、3か月に1度妻の分だけが入ってきるとのことです。薬局では妻が3か月毎に処方箋を持ってくることが分かっているので、事前に発注をかけているようですが、3か月に1度しか入ってこないようです。

とりあえず在庫分を渡し、新たなアラバが入庫したら残りを渡してくれます。入庫量は3か月分のようですので、残り(今回だと79錠分)は薬局の在庫となり、次回妻に処方箋が発行されたら処方してもらえます。

いずれにしてもアラバの流通量はかなり少なく、絶対に必要な人にだけしか手に入らないようです。

それでも今は何とか手に入っているのでよいのですが、近いうちに入手できなくなる不安は消えません。

薬不足はまだまだ続く

薬不足の原因としては冒頭の記事の中でも書いてあるように後発薬メーカーの不祥事により生産力が落ちていることがあります。

その背景には相次ぐ薬価基準の引き下げがあるようです。その分製薬会社の利益が減りますから、薬の供給確保に熱心でないようです。赤字の薬も相当量あるのかもしれません。

輸入薬となると、これに円安が加わり更にメーカーの採算が悪くなります。

アラバはフランス製の薬ですので、日本で販売しても利益が出ず、供給量を控えている可能性もあります。

ちなみにカテーテルも中国やベトナムで製造されているようです。

健保財政はどこも厳しい状況にあり、薬価は上がるよりも下がる可能性の方が高そうです。薬不足はますます深刻化しそうな気がしています。

妻のように薬で病気の悪化を抑えている人にとっては綱渡りの状況が続きそうで不安です。

病院で処方された薬が手に入らないというのは危機的な状況です。

健康な方にはピンとこないかもしれませんが、病気を抱えた人にとっては命綱です。

早期に薬不足が解消することを期待していますが、見通しはあまり明るくない気がします。