慌ただしく大学病院へ
昨日のブログの続きです。
昨日午前中に訪問医から電話が入りました。一昨日検体を採取した血液検査の結果が出たようです。
内容は
「血液中のナトリウム濃度が低下している。至急大学病院を受診して欲しい。大学病院へはこちらから連絡しておきます。入院の可能性もあります。」
とのことでした。
通院の準備を整えて、訪問医からの連絡を待つと、約1時間後に再び連絡がありました。
「大学病院へは連絡した。とりあえず内科を訪問して欲しい。」
とのことです。
訪問医の話では病状からみて救急車を呼んでも問題ないレベルということでしたが、妻は車いすに無事移乗できており、タクシーを利用することにしました。
時節柄熱中症等で救急車の利用が多い時期ですし、妻は今後も救急車のお世話になる可能性が高いので、可能な限りはタクシーを利用しようという判断です。
タクシーは車いす毎乗り込みました。いつもは車いすを降りて乗っており、車いす毎乗り込むのは久しぶりです。
膠原病内科の診断は
午前11時ころ大学病院に到着しました。早速内科の受付に行き事情を話しましたが、確認に時間がかかり、15分ほど待たされました。
その後受付から呼び出しがあり、すぐに医師が診てくれるとの話がありました。
対応してくれたのは膠原病内科の当日外来の医師です。
訪問医から血液検査等のデータを受けていたようですが、大学病院でも早速血液検査を行いました。
また事前の問診で朝体温が37.8℃あったことを申告していたので、コロナとインフルエンザの検査を受けました。訪問医も感染症の疑いがある旨を話していたので、必要な検査です。ちなみにコロナの検査は鼻に検査キットを入れる通常のPCR検査でした。
30分ほどして検査結果の説明を医師から受けました。
「コロナやインフルエンザには感染していない。血液中のナトリウム濃度がかなり低下している。また20年以上ステロイドを服用し続けていることにより、体内で副腎皮質ホルモンが作られにくくなっている可能性がある。入院治療が必要です。」
とのことです。
そのまま入院することに
話を聞いた後は病室の番号を告げられ、すぐに病室に直行し入院となりました。
妻は何度もこの病院に入院しているので、入院自体にとまどいはないようです。(過去の経験から入院はできるだけしたくないというのが本音ですが・・・)
妻が手足の力が入らなくなり始めたのが7月8日、9日に訪問医の診察を受け、10日には入院と、あっという間に進みました。
点滴が主体となるようで、入院しないと治療ができません。
膠原病内科の先生が主治医として治療にあたってくれるようです。
病状からみると、早めに入院できてよかったと思っています。
入院手続き完了後、入院診療計画書を受け取りました。
病名は「相対性副腎不全」及び「低ナトリウム血症」と書かれています。
低ナトリウム血症(低Na血症)とは、血液中のナトリウム濃度が135mEq/L(※)未満の状態のことをいいます。妻は120mEq/Lくらいのようなので、重症寸前の状態です。
ナトリウム | 栄養素から見た腎臓〜腎由来のさまざまな血液中の成分の異常 | ADPKD.JP | 大塚製薬
治療計画には「ステロイド補充」及び「ナトリウム補正」と書かれています。
ナトリウム補正は点滴等により血清ナトリウム濃度を適性水準に補正させる治療のようです。
ステロイド補充は医師によると、一旦通常よりも多めのステロイドを投与し、その後ステロイドを減らしていくようです。
推定入院期間は1週間と書かれていますが、治療の状況により長くなる可能性がありそうです。
今日は今後の治療に向け精密検査をしていると思われます。
この結果次第で入院期間もかなり変動がありそうです。
たとえ時間がかかっても、以前のように妻が手すりを持って立てる状態に戻れることを願っています。