リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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安堵と不安

とりあえず早めに入院させてよかった

妻の体調に異変が生じたのは8日(月)の朝です。

6日と7日は娘を含めた4人で外食に行っており元気でした。

8日の朝から食事の量が落ちました。

トイレの際は手すりにつかまって立ち、その間に私がズボンとおむつを下げて便器に座らせるのですが、立っているのがきつそうです。

午後からは1時間毎くらいにベッドに横になるようになりました。

車いすに座っていても、お尻の位置が前にすべってきて落ちそうになったり、横に傾いたりするのが散見されるようになりました。

翌日午後にトイレに連れていくと手すりにつかまって立っていることができず、トイレの床にへたりこんでしまいました。

熱がある訳ではなく、苦しそうな様子ではありませんが、手足に力が入らず、全身に疲れがでているような状態です。

病気なのかどうかすら判断できない状態ですが、すぐに訪問医に連絡しました。

これが結果的によかったと思います。

その日の診断では病気かどうかの判断も出なかったのですが、応急措置として点滴をしてもらいました。そして血液検査・尿検査のための検体採取、超音波診断装置による検査が行われました。

翌朝、訪問医から電話が入り、血液中のナトリウムが足りないので、至急大学病院へ行くよう指示がありました。血液検査自体は外部に依頼しているようなので、緊急対応してくれたようです。

その日のお昼には大学病院に到着、午後には入院しました。

入院時点で妻の血液中のナトリウム濃度の数値は重症と軽症の境目くらいでした。

もう1日入院するのが遅かったら、昏睡状態になっていた可能性もあります。

大事に至らなくてほっとしているというのが今の偽らざる気持ちです。

退院後に不安が・・・

今、妻は大学病院で治療中です。

今回指摘された症状(相対的副腎不全、低ナトリウム血症)が完治するか不安がない訳ではありませんが、県内有数の設備と医師を抱えた大病院ですので、あまり悲観的な見方は抱いていません。病院の治療を全面的に信頼しています。

症状が快方に向かえば退院ということになりますが、問題はその後です。

妻は入院直前に手すりを持って立つことが困難になっていました。

退院しても今まで通り手すりを持って立てるかどうかわかりません。

捕まり立ちが困難となると、水洗トイレの利用やシャワー浴が困難になります。

おむつ替えはベッド上で行わなければなりませんし、毎日きちんとした清拭介助が必要になります。これらは介護する側では結構大変な負担となります。

3年前に妻が退院した時がそんな状況でした。

トイレで用足しができないので、ベッド上でおむつを替えていました。1日1回ならよいのですが、多い時は8回くらい取り替えたこともあります。トイレが使えないと外食にも行けません。

訪問看護師さんが来ない時は毎日清拭介助をしました。ホットタオルで妻の体を拭いてあげないといけません。

こうした状態が1か月以上続きましたが、リハビリの効果が徐々に出てきて、トイレでの用足しやシャワー浴ができるようになりました。

今回の退院の際も同じ状態だと大変です。

リハビリができる施設(老健等)に移るとか、訪問看護・訪問リハビリ・デイサービスの回数を増やすなどの対策が必須です。特にリハビリが重要です。

入院の際にその旨はケアマネージャーさんに伝えておきましたが、うまくいくかどうかは何とも言えません。

退院の際、妻が今回の症状発生以前の状態に戻ってくれれば何の問題もありません。今までと同じような介助であれば、それほど負担はありません。

そうなることを祈るばかりですが、不安で一杯です。