車の出番がほぼ無くなった
リタイア前の7年間くらいは自動車で通勤していまいた。
自宅と会社の往復で1日35kmくらい走りました。
休日は家族で食事に行くのに車を使います。
妻の足が不自由なので、車があると何かと便利でした。
1か月の平均走行距離は800㎞くらいあったと思います。
リタイア後は通勤がなくなったうえ、コロナ禍で家族の外食もままならない状況となり、車を運転することはめっきり減りました。
妻の病院への送迎(月1回程度)と、実家の母の様子を見に行く(コロナ禍でたまにしか行けませんが)くらいです。
先月、妻が自力で立てなくなると病院への送迎もタクシーに頼らざるをえなくなり、車の出番がほとんど無くなってしまいました。
車を保有していることにメリットはあるか
こうなると車の保有自体にメリットがあるか考えてみる必要があります。
買物は家の近くにスーパーやコンビニ、ホームセンターがあり不自由しません。
名古屋市内での外出であれば、敬老パスが利用できます。
敬老パスは名古屋市の65歳以上の市民に支給されるパス(年間費用は収入に応じ最大5,000円)で、市営地下鉄、市バスの他、JR、名鉄、近鉄でも名古屋市内の利用であれば運賃は無料です。
名古屋市:敬老パスの交付(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)
地下鉄の駅は自宅から歩いて5分程度ですので、利用に不便はありません。
以前は妻と旅行する際、車を利用することが多かったのですが、今後一緒に旅行することは厳しい状況です。一人で行くなら、費用も大して変わりませんし、公共交通機関を利用した方が気楽です。
唯一、実家に行く際は車を利用した方が便利ですが、電車でも2時間半程度の乗車時間で着きますので、車が絶対必要という訳ではありません。
こうしてみると、車の必要性は乏しそうです。
一方、車を保有していれば
自動車税(年40,000円)、保険料(年70,000円)、駐車場使用料(立体駐車場なので年60,000円)
を合わせれば、車を使わなくとも保有しているだけで年17万円が必要になります。
その分タクシー代に回した方がよさそうです。
運転免許返納も視野に入れないと
もう一つの問題は年とともに反射神経や瞬時の判断力が鈍ってきていることに加え、視野が狭くなっていることなど車の運転のリスクが高まっていることがあります。
60歳を過ぎてから慎重な運転を心掛け、スピードも出しませんが、それでも突然飛び出してくる自転車や歩行者にヒヤリとしたことは何度もあります。
人様を事故にまきこむことは何としても避けたく、運転をやめる時期を検討しなければならないと感じています。
70歳以上になると運転免許更新の際に高齢者講習を受けなければなりませんし、75歳以上になれば認知機能検査を受けなければなりません。
車の必要性が少なくなった今、そこまでして免許を更新する必要があるか、考えさせられるところです。
警察も高齢者ドライバーの事故対策に力を入れているようで、運転免許の自主返納を推進しています。
運転免許を自主返納すると運転経歴証明書が交付され、本人確認書類として利用できます。
運転経歴証明書を提示すると、特典がつく場合があります。
愛知県の場合は、こちらから確認できます。
ただ、中身をみると現時点ではあまり魅力的なものはありません。(個人的感想です。)
その他、名古屋市ではマナカ(交通系ICカード)に5,000円チャージしてもらえます。ただし、年齢的にあと2年待たないといけません。
名古屋市:令和3年度 高齢者の運転免許自主返納支援事業を実施します(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)
一方で、運転免許証は一旦返納すると、高齢者が再取得するのはハードルが高くなります。
持っていてもコストがかかるものではないので、車を運転するしないは別として、急いで返納する必要はなさそうです。
私の場合、運転免許の更新期限まであと3年半以上ありますので(30年以上ゴールド免許です)、とりあえずそれまでは免許の返納はしないでおこうと思います。
更新期限が近づいたら、また考えるつもりです。
ただ、車の運転自体はほとんどしなくなると思いますので、維持コストも勘案し、早めに車を処分しようかと考えています。