改めて技術進歩を実感
私が初めて個人用にパソコンを買ったのは1996年のことです。
それまではワープロ専用機を使っていました。
ワープロ専用機の時代 - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)
その後OSとしてWindows95を搭載したパソコンが発売されると、パソコンが脚光を浴びるようになります。
銀行の支店にもパソコンが配備され、私も研修を受けた記憶があります。
そうした流れを受けて私もパソコンを買うことにしました。
当時は富士通とNECが2強で、私はワープロを使っていた流れから富士通を選びました。
FMVというシリーズで20万円以上したと思います。
スペックは
CPUがPentium 166MH(当時はシングルコアしかありません)
メモリーが16MB
HDDが2.5GB
8倍速CD-ROMを搭載(書き込みができるRWはまだ発売されていません)
ディスプレイは15インチCRT(ブラウン管)
OSはWindows95
といった感じです。
先日購入したノートパソコンと比較すると
CPU 166MH⇒2.1GH シングルコア⇒6コア
単純比較は困難ですが2100/166×6=76倍というところでしょうか
メモリー 32MB⇒16GB 500倍の容量アップ
HDD 2.5GBHDD⇒500GB SSD
SSDとHDDでは単純計算困難ですが、容量だけでも20倍にアップ。外付けHDDなら100倍以上の4TBHDDも安価に入手できます。
これだけみると、まともに動くのかと思いますが結構サクサク動きました。
私のようにワープロ専用機から移行した者にとっては夢の世界でした。
動画の編集など重い作業はしませんから、これで十分だったのです。
オフィスソフトはExcel、Wordか一太郎、Lotus1-2-3のどちらかを選べました。
私はExcel、Wordを選択しましたがMS-Dosパソコンでパソコンを使っていた方は一太郎、Lotusu1-2-3を結構選んでいたようです。
もちろんこのスペックでもWord、Excelは問題なく動きました。
通信や記憶装置の進化でパソコンも使いやすく
スペック以外にも進歩したことがあります。
第一は通信環境。Windows95時代はインターネットはで電話を使ったダイアルアップ通信でした。通信速度は遅く、写真一つをダウンロードするのにも結構時間がかかりフラストレーションが溜まったものです。従量料金なので電話料も馬鹿になりません。
今はブロードバンドが普及しており、無線LAN、WiFiが主流で煩わしいLANケーブルも必要ありません。
ブロードバンドで育った方には理解できないかもしれませんが、動画がリアルタイムで視聴できるなど夢の世界でした。
もう一つは外部記憶装置。
私が最初に買ったパソコンについていた外部記憶装置はフロッピーディスク(FDD)だけです。容量1.44MB。テキストデータならそこそこ入りますが、写真などはほとんど入りません。
それが書き込み可能なCDドライブ(CD-RW)が開発され、DVD、ブルーレイと進化する過程で大容量となりました。一層のブルーレイで25GB、2層だと50GBの記憶容量があります。
外付けHDDはさらに大容量で4TBもの容量のものが、1万円台で売られています。
手軽さではUSBフラッシュメモリー。こちらも256GBのものが販売されています。64GBくらいなら千円台で買えます。取り扱い、持ち運びも手軽です。
私が初めてパソコンを買って25年くらい経過しましたが、随分と便利になったものです。