入浴介助と清拭介助
老人ホームの入浴日数は週2回という施設が多いようです。
国の基準で老人ホームの入浴日数は週2回以上と決められているようですが、週3回以上入浴できる施設は少ないようです。
入浴介助は介護の中でも手間のかかる仕事です。
体を洗うだけでなく、着替えや浴室への移動等にも介助が必要になります。入浴後の体のケアも必要です。
また介護浴槽の利用は1日に利用できる人数が限られます
こうしたことを踏まえて、入浴は週2回としている施設が多いのかもしれません。
とはいえ、残る週5日何もしない訳にはいきません。特に暑くて汗ばむ夏はなおさらです。
このため老人ホームでは、入浴介助ができない日には清拭介助(せいしきかいじょ)を実施している施設が多いようです。
清拭介助の手順とは?全身清拭で配慮するべき注意点も解説|明日の介護をもっと楽しく 介護のみらいラボ(公式) (mynavi.jp)
清拭とは入浴が難しい要介護者や高齢者などの身体を温かいタオルで拭くことです。入浴に代わって身体の汚れを落とし、清潔な皮膚を維持したり、病気や感染症を予防します。
上記サイトには清拭にはある程度の経験を積んだ介護職員があたると書いてあり、簡単な介助作業ではありません。
手順も上記サイトに掲載されていますが、手間がかかり、気を遣う作業のようです。
我が家の清拭介助は?
妻の場合、訪問看護で週2回、デイサービスで週1回の入浴機会があります。
訪問看護では8割方の時間が入浴介助(シャワー浴)に宛てられています。
デイサービスでは機械浴槽を利用し、湯舟に浸かることができます。
合わせて週3回入浴ができますので、老人ホームの入居者よりは恵まれていると言えるかもしれません。
とはいえ、週4日は何らかの対応が必要となってきます。
私がシャワーで妻を洗うことはできますが、着替えや浴室への移動、浴後のケアなど私一人で対応するのには限界があります。
土曜日は次女が家に来ることが多いので、次女に手伝ってもらってシャワー浴をしていますが、その他の日は我が家でも清拭介助をしています。
ただ、上記サイトにあったような丁寧な清拭介助はできません。
ホットタオル(蒸しタオル)を使ったインスタント清拭介助です。
やり方はこちらのサイトに近いですが、ここまで丁寧には拭いてはいません。
清拭介助(全身清拭)の手順とコツを分かりやすく解説! | 介護アンテナ (kaigo-antenna.jp)
濡らしたタオルをレジ袋等に入れレンジで1分チンして、ホットタオルの出来上がりです。
袋から出してすぐは、かなり熱いので注意が必要です。
ただ、冷えるのも早いので、サッと拭かないといけません。
ホットタオルを何枚か用意し、丁寧に拭くのがよいと思いますが、結構手間ですし、それなりのスキルが必要です。
私が妻にしているのはインチキ清拭ですが、それでも妻は喜んでくれます。
妻の場合は週4回はシャワー浴ないし機械浴で対応できているので、清拭介助はその間のつなぎ的な役割と考えています。
清拭は身体の清潔を保ち、血液の循環を促すなどの効果があります。
手抜きと言われようと、継続していくことが大事と考えています。