リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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昨年は123万円の赤字~母の収入と支出

母の年間の収支は?

母が老人ホームへ入って以降、母の金銭関係(預金通帳等の管理を含む)は全て私が管理しています。

通常は老人ホームから送られてくる請求書(大半は口座振替で落ちます)のチェックと通帳の記帳程度で特に手間はかかりませんが、年が明けたこともあり昨年の収支状況を確認してみました。

収入は60万円

実家は農家でしたので母の年金は国民年金だけです。

それも60歳から繰り上げ受給をしているので、年間の受給額(社会保険料控除前の額)は46万円しかありません。

ただ、年金生活者支援給付金が6万円あった他、価格高騰支援給付金が計8万円支給されたので、合わせれば60万円の収入がありました。

月平均では5万円、これだけでは老人ホームの費用はとうてい賄えません。

支出は183万円

一方、支出は全て合わせると183万円になります。

内訳は

老人ホーム施設料            1,548千円

介護サービス費                   171千円

医療費                                   30千円

薬代                                       14千円

医療保険料                             13千円

介護保険料                              21千円

日用品(推定)                       30千円

となります。

老人ホーム施設料は施設利用料(賃借料)と食事代です。毎月定額(129,000円)を払っています。介護付き老人ホームではかなり安い料金です。特別養護老人ホーム(母は要介護3で入居資格はあります)に入ればもっと安くなりますが、せっかく慣れてきたところですし、部屋も個室で広いので移ることは考えていません。

介護サービス費は老人ホームで特定入居者生活介護介護保険サービス)を受けていることの費用です。老人ホームへ払った費用は29万円でしたが高額介護サービス費の適用を受けて12万円が浜松市から還付されたことから、実質的な負担は17万円となりました。

医療費は老人ホームに来る訪問医への診療費、薬代はその時処方された薬代(支払は訪問薬局)です。昨年、訪問医が替わったので診療報酬や訪問回数が変更になりました。母は一昨年は病院へ通院したりしましたが、昨年は健康に過ごせたので医療費・薬代とも減っています。

医療保険料、介護保険料は年金から天引きされています。母の収入はごく僅かですが、それでも社会保険料は負担しなければなりません。医療保険料(均等割のみで70%軽減)、介護保険料とも最低額でこれ以上保険料が減ることはありませんが、国民年金が46万円しかありませんので、それなりに堪えます。とはいえ医療保険介護保険には大変世話になっている状況なので文句は言えません。

日用品は老人ホームから明細を受け取っていないので推定です。散髪代やちょっとした小物を買うくらいで、あまりお金を使っていません。衣類は昔購入したものを使い回しているようです。趣味(時間つぶし)で使う毛糸と脳トレ本は私が老人ホームへ訪問する際に事前に購入して渡しています。

昨年は123万円の赤字

収入60万円に対して、支出は183万円ですから昨年は123万円の赤字ということになります。毎月10万円強の持ち出しということになります。収入が少ないのでやむをえません。

赤字分は母の貯蓄で賄われることになります。昨年1年間で母の預金残高は123万円減りました。

昨年末現在で母の預金残高は496万円です。毎年123万円の赤字が続くと4年間で貯蓄が底をつき、後は私が負担せざるをえません。

昨年は価格高騰支援給付金が計8万円入りましたが、今年は不明で収入は減る可能性が強いと思われます。

一方、支出の方は介護サービスや医療費が増える可能性が強いですが、高額介護サービス費や高額医療介護合算制度により自己負担限度が抑えられており、あまり心配はしていません。

こうしたことを考えると3年半くらいは母の預金で賄えそうです。

その間に実家が売れれば、その分を母の介護費用に回せますが、現時点では何とも言えません。

母はもうすぐ93歳になります。あと3年半たてば96歳になりますが、そこ迄生きられるかどうかは分かりません。

ここまできたら私としては100歳迄生きてほしいと思っています。

そのための費用を私が負担するのは当然かと思います。