リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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実家の売却が具体化

不動産業者から資料が届き・・・

今週初め、2カ月ほど音沙汰がなかった不動産仲介業者から久しぶりに連絡がきました。

実家の売買関係の資料が出そろったので、検討して欲しいとのことです。

取り急ぎメール(LINE)で資料を送ってもらいました。

中身は

買取業者2社の買付申込書

家財等の廃物処理費の見積もり書

測量と建物登記の見積書

上記を踏まえての手取り額の試算書

です。

早速検討開始です。

買取価格は3~4百万円の提示

気になる買取価格ですが、A社は400万円、B社は340万円と提示されていました。

A社の方は算出根拠が書かれていませんでしたが、B社の方は根拠が書かれていました。

それによると、路線価等をベースとした土地価格は12百万円ですが、不動産買取業者(A社、B社とも)が買い取るため評価は10百万円となるようです。

ここから土地の現況に即して補正が行われます。

実家の場合は

①エリア補正~近隣の不動産需要や流通量があまりない

②河川近隣~近くに川が流れている

③敷地・建物過大~広い土地を望まない客が一定数いる(予算の制約、雑草等手入れの手間がかかる、虫の発生など)

④前面道路狭小~本来4m以上なければいけないが、3mにも満たない

と4項目も補正(減算)があります。

各項目2割づつ減算されますので、補正後の評価は2百万円にしかなりません。

B社としてはこれに多少色を付けて340万円の提示となっているようです。

①~③は田舎(特に農村)の建物でよくあることと思われます。過疎化が進んでいるので、なかなか買い手がつかないと思われます。

実家の場合は川がそばを流れているので、より条件が悪くなります。私が子供の頃よりは川幅が拡張され、実家も盛り土で高くしましたが、最近のゲリラ豪雨を考えるとリスクが依然残っています。

④は当初から懸念していた項目です。農家が点在する地域なので、道幅は戦前から変わっていません。車がやっと通れるくらいの道なので(対向車が来ると大変)、消防車は入れません。

A社の見積もりの根拠は記載されていませんが、B社と似たような根拠と思われます。

A社の見積もりはB社より60万円高い4百万円です。

大した金額提示ではありませんが、4百万円なら妥当と考えるしかありません。

手元に残るのはごく僅か

A社に売却するとしても、4百万円が手元に入る訳ではありません。

両社とも引き渡し前に測量、未登記物件の登記、家財等の残存物の処理をすることが条件となっています。

不動産仲介業者が取ってくれた見積もりによると、

測量登記で48万円

廃棄物処理で132万円

もかかります。

特に廃物処理の金額は農機具や農薬等の処理もあり想定していた以上にかかりそうです。(これについては別途ブログに書きます。)

この他、不動産仲介業者に払う手数料や譲渡所得税まで勘案すると、A社に400万円で売っても手元に残るのは137万円くらいになりそうです。

とはいえ、このまま保有していても月2万円くらいの維持費用(固定資産税、電気代、水道代等)がかかりますし、空き家を長期間放置するのも好ましくありません。

赤字での売却ではないので、よしとするしかありません。

金額は少しでも高い方がよいので、A社に売却する方向で話を進めることにしました。

今月中に売買契約を締結する予定ですが、測量や廃物処理があるため、引き渡しには3か月くらいかかるようです。

ちなみに6月に実家売却について母の再了解を取っていますが、念のため8日(木)に老人ホームに電話して再度確認しておきました。