47年前、五輪の輪を描く練習を見ていた
ブルーインパルスが東京オリンピックとパラリンピックの開会式が行われる日に都内上空を飛行し、シンボルマークなどを都内上空に描くことが発表されました。
名古屋在住の私は当然見ることはできません。
でも、前の東京オリンピックの五輪の輪の痕跡でしたら何度も目にしました。
航空自衛隊ブルーインパルスは現在松島基地にありますが、その昔は浜松北基地に所属していました。
私の実家から10kmも離れていません。
1964年、私が小学校5年生の時です。
小学校の校庭から空を見上げると、よく自衛隊の飛行機が輪を描く練習をしていました。
最初の頃はなかなか輪になりません。
何度も何度も練習していたと思います。特に注意していなくても、しばしば練習風景を目にしました。
最初は何のために練習しているのかよく理解できていませんでした。
東京五輪が近づくと、きれいな輪を空に見ることができました。
練習ですからカラーではなく、白の飛行機雲です。
10月10日、迎えた東京五輪の開会式、私は自宅のテレビで見ていました。
選手宣誓の後、ブルーインパルスにより大空に五輪の輪が描かれた時、練習風景をよく見ていた私は大変感動したのを覚えています。
この日のためにやってたんだ!
その時は白黒テレビで見ていたので、輪に色がついていることは分かりませんでした。
翌日、新聞で輪に色がついているのを知った時はびっくりしたものです
上記の記事を見ると、本当にギリギリのタイミングだったのですね。
他のセレモニーは聖火着火、選手宣誓等シンプルなものが多かっただけに、空に描いた五輪の輪は異彩を放っていました。
今のオリンピックの開会式は巨大なショーと化し、これでもかこれでもかと詰め込んでいるだけに、本来の良さが失われている気がします。
シンプルさの中にアクセントが効いているから感動が生まれるのではないでしょうか。
スポーツ大会ですからメインは競技です。
イベント化して感動の押し売りをするのはいかがかと思います。
間近に迫った東京オリンピク2020、どんな開会式になるのでしょうか。
開催の是非については私自信も複雑な想いがありますが、やるからには世界の一流の戦いを見たいと思います。にわかファンの日本のメダル獲得騒ぎにはあまり興味が沸きません。
でもブルーインパルスの方は先輩に負けず素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。
空に描くのを見るのですから、密にはならないでしょう。