リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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年末に高熱で苦しんだ思い出

本格的に熱が出ると大変

私はここ20年くらい風邪をひいて寝込んだことがありません。

本当は風邪をひいたかもしれませんが、37度台の熱ではだるいとも感じません。

結構熱に強いのです。

両親の話によると、私が生まれて半年くらいの頃、高熱を出したようです。

水銀体温計が右端の42度C迄上がったようなのです。

田舎なので入院という訳にはいかず、往診に来てくれた先生ももう無理だろうと見放したようです。両親もあきらめたようです。

幸い奇跡的に回復して今があるのですが、九死に一生を得たようです。

もちろん生後半年の頃の出来事など、私に記憶などあろうはずがありません。

42度Cの話は多少誇張があるにしても、幼い頃高熱で生死の境をさまよったのは確かなようです。

そのせいかわかりませんが、多少の熱がでても結構元気です。

問題は熱を感じないために無理をすると、とんでもない高熱が出ます。

40度C近く迄熱がでてしまうのです。

おばさまに怒られて・・・

40年くらい前、東京都内の支店に勤務していた頃です。

クリスマスも終わり、妻子が実家に帰った後、風邪で高熱が出ました。

40度C近い熱です。

とはいえ年末は銀行が最も忙しい時期です。12月30日迄数日間、休めません。

やむなく店が閉まってから、店の近くにある医者に診察に行きました。

この医者、支店の取引先なのですが、できる限りかかりたくない先生です。

常に高飛車で横柄な態度で接するため、行員からは嫌われていました。

何しろATMからお金を引き出す際に、キャッシュカードではなく印鑑登録カードで預金を引き出そうとし、お金が出ないとわめく困った先生です。(誇張ではなく本当の話です)非常識に輪をかけた困ったお医者様です。

他の医者は思いつかないので、やむなくこの先生の診療所へ。

何で仕事をしているのだなどきつい言葉を吐かれましたが、注射をしてクスリを貰ってきました。

口は悪いが医者の腕は相応にあるようで、翌日は熱が38度台に下がりました。

忙しい時期なのでその日も出勤です。無理せず必要最低限の仕事をこなしていました。

多少熱は下がったとはいえ、体はきつく、来客対応は避けていました。

ところがタイミング悪く、少々口の悪いおばさまが来店してきました。

この方、大口預金者(退職金を含め2,000万円預金あり)ですが、口が悪く、持って行った中元歳暮にもケチをつけて別の品に交換を要求するなど、こちらも先ほどの先生に負けず劣らず困ったおばさまです。

当時の銀行は預金集めが第一で、大口預金者は大切なお客様です。来店された際は応接コーナーに呼んで丁重に対応しなければなりません。

この店で私は融資の課長で自分の顧客ではないのですが、扱いづらいためやむなく私が相手をしていました。生真面目な人が多い銀行員には最も扱いづらい方ですが、私は結構いい加減なところがあるので、適当に話を合わせながら対応していました。

とはいえ今日の体調は最悪です。

「なんでこんな日に来るんだ」

と半ば怒りを込めながら、やむなく対応することに・・・

すると、おばさまは開口一番

「あんた私と顔があったらひどく嫌な顔をしたね。許せない」

と、えらくお怒りです。

まあ、本心でそう思っていたのですから、まともに顔に出てしまったようです。

やむなく、風邪で高熱が出て苦しんでいることを話し、わびをいれました。

普通の方ならそれでお帰りになるのですが、このおばさまはそうはいきません。

それから延々20分くらい付き合わされました。

口は悪く、性格もついていけないのですが、何気に気ごころは通じているので、怒りはすぐに収まり、いつものどうでもいい話をしていただけですが・・・

その日を境に熱は下がっていき、無事正月を迎えることができました。

二人の疫病神(失礼)と応対することで、私の体内にいたウィルスも恐れをなして逃げていったのかもしれません。

毒を持って毒を制すか(また失礼)

厄払いができたと言ったら言い過ぎかな・・・