銀行の窓口に行くことは推奨されないようで
先般、かつて勤務していた銀行に手続きに行った際、予約をしてから来店するよう強く勧められました。
こちらの銀行だけでなく、多くの銀行で予約してからの来店を推奨しているようです。
簡単な取引(入出金(普通預金、貯蓄預金、当座預金)、振込、税公金納付、両替、口座振替等)以外は、予約して来店するよう求めています。
要はATMでできる取引以外は予約をしてから来店して欲しいようです。
とはいえ取引銀行は近くにはなく(都市銀行の口座なので、元々支店が少なく、近くにあった支店も統廃合されてしまいました)、電車に乗らなければ取引銀行へは行けません。
元々私は妻の介護があるので、妻がデイサービスへ通う日(水曜日)しか銀行へ行けません。他に用事があることもあり、予約してもその時間に行けないおそれもあります。
取引銀行が近くになくても、取引銀行以外のATMやコンビニのATMで預金の引き出しや振り込みはできます。ただし、手数料が余計にかかります。引き出しや振り込み金額にも制限があります。
普通預金の入金や通帳の記帳はATMでできますが、提携している銀行を除き取引のある銀行のATMに行かねばなりません。
その他の取引(定期預金の入金・解約、国債の購入、投資信託の購入・解約など)については、一部ATMでできるものもありますが、多くは取引銀行の窓口に行かねばなりません。
これからはインターネットバンキングを活用することに
ということで、取引銀行が近くにないと結構不便で、コストもかかります。
できるだけ銀行に行かずに用が足せれば便利です。
そこで、本格的にインターネットバンキングを活用することにしました。
5年以上前から2行でインターネットバンキングを利用していましたが、残高と取引履歴を確認するのみでした。振込等で利用するとリスク管理に不安があり、あえて行わないようにしていました。
よころが、その間にインターネットバンキングでできることも充実、平行してセキュリティ対策も進んでいるようです。
銀行によって違いがありますが、できることをあげると
〇普通預金の残高照会、取引明細確認
複数口座の照会もできます。
〇普通預金からの振替(本人名義の口座への資金移動)、振込
〇定期預金の預入、払出、残高照会
〇外貨預金の預入、払出、照会
〇投資信託の買入、解約、明細照会
〇国債の購入、明細照会
〇その他~住所変更、名義変更、取引内容の照会等
と、大半の取引ができます。
私がよく利用する取引は
普通預金からの現金引き出し(これはATM利用です)の他は、他行の自分名義の口座への振替、定期預金の作成・解約、国債の購入といったところですから、インターネットバンキングで全てできます。
更に振込手数料も減免されていて有利です。銀行によって金額は違いますが、参考迄にみずほ銀行の手数料がこちらです。
ということで、今月から本格的にインターネットバンキングを始めることにした次第です。
懸念はリスクがあること
インターネットバンキングは便利ですが、その分リスクがあります。
不正送金被害をゼロに。 | みずほ銀行 (mizuhobank.co.jp)
上記サイトにあるように、日本におけるインターネットバンキングの不正送金被害が急増しており、発生件数は年間約1,900件、被害額は25億円以上にのぼります。
私はリタイアする迄は経理の責任者でインターネットバンキングを使った振込の最終決裁をしていたので、そのリスクは十分承知しています。扱う金額も月6億円くらいあったので、かなりの神経を使っていました。
このため、自分個人の取引は照会にとどめていたのですが、本格的に活用するとなればリスク管理に最新の注意を払わねばなりません。
上記に書かれているように対策としてはワンタイムパスワード(1回限りで無効となる使い捨てのパスワード)の利用があげられます。
ワンタイムパスワードはスマホに取引銀行のアプリを入れて利用します。
振込や定期預金の中途解約、パスワードの変更や振込限度の変更などの取引をする時は、スマホにワンタイムパスワードが送られてくるので、この番号を入力しないと取引ができません。
また、上記の取引があった場合はスマホにメールが送られてきます。万一不正な取引が行われた時は、メールをチェックすることで早急な対応ができます。
このため、外出する際はもちろん、家にいる時もスマホを必ずそばにおくようにしています。
もう一つ重要なことは取引パスワードを頻繁に変えることです。万一パスワードが盗まれても、被害を最小限に抑えることができます。
ただこれはなかなか大変です。パスワードを忘れないよう覚えておかねばありませんが、頻繁に変えると覚えていられません。
このことを含め、インターネットバンキングのセキュリティ管理については別途改めて書きたいと思います。