母不在の実家に保険証が届いても・・・
昨日、妻の後期高齢者医療保険証が届いたことを書きました。
私はあまり認識がなかったのですが、後期高齢者医療保険証は毎年7月末に更新となるようです。
ということは老人ホームに入っている母も、7月末に後期高齢者保険証の期日がくることになります。
早速老人ホームに電話すると、当然ながら母の保険証も期日が来るため、新しい保険証を今月中に届けてくれとの話でした。妻の保険証が届いたのは期日がほど近い一昨日でしたが、静岡県の発送が遅れているようです。
取り急ぎ、近くに住む妹に電話して、実家の郵便受けを確認するよう依頼しました。
問題は普通郵便で送付されればいいのですが、書留便で送付されると郵便局へ持ち帰られててしまいます。保管期限は1週間です。
妻の保険証(名古屋市役所より送付)は簡易書留で郵送されており、母の保険証(浜松市役所より送付)も同様の手続きで送付される可能性は高いと思われます。
留守宅ですから書留便を受け取ることはできません。不在通知を見て手続きを取ることになりますが、現在の保険証の有効期限はあと1週間しかなく、その間に保険証を受け取り老人ホームへ届けられるかは微妙なところです。私が動ければ問題はないのですが、妻の介護で身動きが取れず妹に頼むしかありません。トラブルが起きなければよいのですが・・・
母の住所を老人ホームに変更するのが無難
今回届く健康保険証は有効期限が2か月しかなく、9月末にはまた新しい保険証が届くことになります。また面倒なことが起こるのはかないません。
また母は7月から介護度が上がったことに伴い、高額介護サービス費が適用されます。この制度の申請用紙は浜松市から実家に郵送されますが、留守宅では開封が遅れ、手続きに時間がかかってしまいます。
こうした問題の解決のために郵便物の宛先変更という方法が考えられます。
上記サイトには「郵便局に転送届を出して、親宛ての郵便物は、近くに住んでいる親族で介護の中心となる人(以後介護者と表記)の住所に転送してもらいましょう。」とあります。
実は先週、実家の近くの郵便局に電話をし、「母に届いた郵便物を私(名古屋市在住)に転送できないか?」と問い合わせたところです。
郵便局の回答は「今月から対応が変わり、本人の住所以外には転送できない」ということでした。
したがって、郵便物が確実に届くようにするには母の住所を老人ホームに変更し、実家宛ての郵便物は老人ホームに転送してもらうようにする必要があります。
住所を老人ホームへ移すことのメリット、ディメリットはこちらのサイトに記載されています。
ディメリットは住所を移すことによって、自治体のサービス(介護、医療等)の低下を招く可能性があることです。
例えば、もし私の妻が何らかの事情で名古屋市以外の施設に入る場合、住所を移すと介護3級以上で受けられる医療費の補助等が受けられなくなってしまいます。名古屋市は全国でも福祉サービスが手厚い自治体ですので、住所を移すのはディメリットが多くなります。
この場合には住宅地特例制度を利用することになりますが、全ての老人ホームが対象になる訳ではないので注意が必要です。
一方、母の場合は同じ浜松市内の移動ですので、自治体から受けるサービスは変わりません。したがってディメリットを心配する必要はありません。
当初、住所を移さずにいたのは、母が老人ホームでの暮らしになじめず短期に退所する可能性を考慮したこととと、届く郵便物を整理しておきたい(あまり郵便物が多いと老人ホームに迷惑をかける)と考えたからです。
母が老人ホームに入所して半年が経過、すっかりなじんだようなので、退所の可能性は薄そうです。また電気、水道、NHKについては名義を私に変更し、検針票等を含め請求書等も私に送ってもらえるよう手続きもしました。
現時点では住所移しても特に問題はなさそうです。むしろ実家に住民票を残しておく方が必要な郵便物が届かず、問題が起きそうです。
本日老人ホームに電話したところ、住所をホームに移すことは特に問題ないとのことでした。
ただ、単に役所に住民票の移動届を提出するだけではなく、健康保険や介護保険、年金等の住所も変更手続きをしなければなりません。本来は母がすべき手続きですが、母一人ではできないので老人ホームの協力が必要です。(役所に出向く時は付き添ってもらわないといけません。)老人ホームと連絡を取りながら手続きをすることになります。
あとは銀行の住所変更も必要になってきます。変更しておかないと、相続等の手続きが面倒になります。
その他にも住所変更が必要なものが出てくるかもしれませんので、二度手間がでないようよく調べたうえで対応しようと思います。