リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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老人ホーム入所と貴重品の管理

老人ホームへの貴重品持ち込みは原則禁止

介護付老人ホームでは通常貴重品の持ち込みは禁止されているケースが多いようです。母の入居している老人ホームは認知症の方も受け入れているので、トラブルを避けるためにも貴重品の持ち込みは禁止されています。

ちなみに携帯電話もトラブル防止の観点等から持ち込み禁止となっています。母が私に連絡する時はホームの固定電話からかけてきます。まずは施設の職員から電話がかかり、その後母に代わるのが通常パターンです。(電話料を請求されたことはありません)

現金や預金通帳は当然ながら持ち込み禁止です。

ただし、日用品の購入や医療費の支払などで現金が必要になります。

母が入居する老人ホームでは、現金をホームが預かり、必要に応じて支払いに使っています。

現金を預けると、預かり証が交付されます。

使った現金はノートで管理されており、こちらから請求するとコピーを貰えます。これを見て何に使ったかチェックしています。

下記の記事で書いたように母が預け金から支払った費用は1年間で12万5千円(医療費74千円、日用品購入費51千円)と月1万円くらいで済みました。入所時に10万円預けましたが、頻繁に預け金を補充する必要はありませんでした。

 

koichi68.hatenablog.com

なお、健康保険証や介護保険証、限度額証は老人ホームに預けています。使う機会が多いうえ、有効期限も短いので、家族が持っているより預けた方が無難です。

預金は入所前に整理しておいた方が無難

母が老人ホームへ入居する際、預金通帳や印鑑、キャッシュカードを私が預かりました。通帳は農協の普通預金が2冊(2口座)、地元の信用金庫の普通預金が1冊です。

元々は農協と郵便貯金を利用していましたが、老人ホームの費用が信用金庫の口座から引き落とされるので信用金庫に新規の口座を開設しました。

いくつも口座があると管理上不便なので、入所前に信用金庫の口座にお金を集中しておきました。郵便貯金は解約しましたが、農協の口座は残さざるをえませんでした。年金の振込と公共料金の引き落としが農協の口座を使っていたためです。

入所迄余裕があれば口座の変更手続きができたのですが、入所が決まってから入所迄1か月くらいしかなかったので農協の口座は残すしかありませんでした。

今となっては農協の口座を解約することは困難です。母を連れて農協迄行かないと解約はできませんが、今は簡単に外出できる状況ではありません。

そもそも私が通帳と印鑑を持参しても、農協や信用金庫から預金を引き出すことは困難です。本人が行かないと引き出しはできません。

ただキャッシュカードなら本人確認がなされませんので、引き出しは可能です。いざとなればキャッシュカードで引き出すしかありません。

母が老人ホームに入所して1年半近くになりましたが、預金を引き出したことは一度もありません。老人ホームの費用が落ちる信用金庫の通帳はまだ残高に余裕があり、数年は入金しなくても大丈夫です。(事前に預金を集中しておいた効果です。)

老人ホームへの預け金は私の財布から支払っています。こちらは私からの援助として考えています。

母から預金の管理を任されているとはいえ、頻繁に動かすと相続の際のトラブルになりかねません。預金の引き出しは最小限にとどめ、引き出す際は使途を明確にしておくことが無難です。

なお、定期預金はキャッシュカードで引き出すことはできません。本人が窓口に行って解約手続きをしなければなりません。老人ホームに入る前に定期預金は解約して、普通預金に入金しておくとよいと思います。