高額サービス費が支給される理由は?
先週、区役所から下記の通知が届きました
高額介護サービス費支給の案内です。
今年8月の介護保険が適用される介護サービス費が「高額サービス費」の支給対象に該当するので申請してくれとの依頼です。
申請すれば8月の利用者負担額22,194円のうち7,194円が戻ってくるようです。
高額介護サービス費 | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)
ふと気になったのはなぜ8月分が高額サービス費の支給対象になったのかということです。
妻の介護保険が適用される支出は
訪問看護・訪問リハビリ 11,680円
デイサービス 7,480円
介護用品レンタル 3,710円
くらいです。
支出額は利用回数が月毎に異なることから毎月同額ではありませんが、毎月22,000円くらいになります。
今年の8月は22,194円でしたが、一昨年の11月以降ほぼ似たような金額を払っています。今年の8月に急に増えた訳ではありません。
ふと思ったのが、長女が引っ越したのが今年の7月だったこと。7月の途中から夫婦二人暮らしになったのです。
高額介護サービス費の限度額は
住民税非課税世帯のうち本人の合計所得が80万円以下~15,000円
住民税非課税世帯のうち本人の合計所得が80万円超~24,600円
課税所得380万円未満~44,400円
となっています。
住民税非課税世帯であるかどうかがポイントになりますが、世帯のうちの誰かに住民税が課せられていれば非課税世帯には該当しません。
我が家は働いている娘二人が同居していたため住民税非課税世帯とはならず、妻の高額サービス費の上限は44,400円ということになっていました。
ところが今年7月迄に娘二人が引っ越したことから、我が家の世帯構成員は私と妻のみになりました。
妻は収入の大半が障害年金(収入に含まれない)ですので、所得は80万円に満たず住民税は非課税です。
私も年金を受給し始めたのは去年の夏からなので去年の収入は少なく、住民税は非課税です。
ということで、二人世帯であれば妻の介護サービス費の上限は15,000円になります。
娘の住民票移転情報から住民税非課税世帯になったと判断し、今回の通知が送られてきたと思われます
区役所で確認すると
本日は妻のデイサービスの日ですので、送付された書類を提出しに区役所に行ってきました。例によって自転車を使っての訪問です。
まずは申請書を記入し、必要書類を添えて提出するとすぐ受理されました。
その後、今回通知がきた理由を問い合わせると書類を受け付けてくれた職員では判断できないようで、別の職員が対応してくれました。
私が「娘が引っ越してことから住民税非課税世帯になったことが理由か」と尋ねると、データを確認したうえで、それで間違いないとの返事を得ました。
私の推測は正しかったようです。
来年は課税世帯に逆戻り
そうなると、次の疑問がでてきます。
私は、今年から年金収入がフルで入ってきています。
このため私には来年から住民税が課せられることになります、住民税非課税世帯には該当しなくなります。
したがって妻の介護費用の上限も再び44,400円に戻ることになります。
とはいえ来年1月から非課税世帯になる訳ではありません。まだ住民税の金額が確定していないからです。住民税決定通知書が届くのは例年5月頃です。
そこで窓口で応対してくれた職員にこのことを話し
「いつまで(何月まで)住民税非課税世帯とみなされるのか?」
という質問をしてみました。
残念ながら明確な回答はなく、介護保険料の金額が変更になる7月くらいになるのではないかとの話でした。
住民税の額が決まる5月から8月くらいの間までに住民税非課税世帯ではなくなると考えておいた方がよさそうです。
せっかく住民税非課税世帯になれたのに、1年たらずのうちに元に戻りそうです。
愚痴を言っても始まりませんので、非課税世帯でいられる僅かな時間に何かできることはないか考えておいた方がよさそうです。