リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村 よろしければ上記バナーのクリックをお願いします

住民税非課税世帯はメリット大

住民税非課税世帯になると

先般のブログで我が家が娘二人の転居により住民税非課税世帯になったことを書きました。

残念ながら来年の5月頃にはまた住民税課税世帯に逆戻りするため、ほんのわずかしか非課税世帯のメリットを受けられません。

それでも高額介護サービス費の適用があり、9か月間くらいは毎月7,000円くらいが名古屋市から戻ってきます。

我が家は束の間の住民税非課税世帯なので受けられるメリットは上記くらいしかありませんが、ずっと非課税世帯であるなら、多くのメリットを享受できます。

住民税非課税世帯の収入基準は?

住民税非課税世帯とは、居住する自治体に納める住民税が課税されない世帯のことです。住民税には所得割と均等割りがありますが、両方とも課税されないことが条件となります。世帯主だけでなく、世帯構成員のうち誰か一人でも住民税を納めている人がいると住民税非課税世帯には該当しません。

住民税が非課税となる所得は自治体によって異なりますので、住んでいる役所に確認が必要です。

名古屋市の場合、単身世帯であれば総所得が45万円以下

夫婦二人世帯であれば総所得が101万円以下

となります。

名古屋市:市民税・県民税が課税されない方(非課税)(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)

ちなみに65歳以上で収入が年金だけの人であれば、年金所得控除が110万円あるため、

単身世帯で年間の年金収入が155万円以下、夫婦二人世帯で個々の年間年金収入が211万円以下であれば住民税非課税世帯となります。

介護保険料に差が

住民税非課税世帯かどうかで差が出てくるのが介護保険料です。

第1号被保険者の保険料 | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)

名古屋市介護保険料は上記サイトに掲載されていますが、住民税非課税世帯かどうかで保険料が違ってきます。

我が家の場合、娘の転居が7月で既に今年の介護保険料は住民税課税世帯ということで確定していました。もし昨年娘が転居していたら住民税非課税世帯となって介護保険料はずっと安くなっていました。計算してみると

非課税世帯の場合51,812円(私③31,884円、妻②19,928円)

課税世帯の場合147,462円(私⑥79,709円、妻⑤67,753円)

となり、娘の転居が早ければ夫婦で年間95,650円も介護保険料が安くなっていたことになります。(〇数字は介護保険料の段階です。)もう少し転居が早かったらと思いますが、どうにもなりません。

来年は私に住民税が課税される(今年から年金をフルで受け取る)ため、私は第7段階、妻は第5段階の介護保険料が課せられます。

住民税非課税世帯はメリットがいっぱい

この他にも住民税非課税世帯になると多くのメリットがあります。

下記三菱UFJ銀行のサイトにまとめられています。

住民税非課税世帯とは?対象になる年収目安や優遇措置をわかりやすく解説! | 三菱UFJ銀行 (mufg.jp)

主だったところでは

高額医療費、高額介護サービス費、高額医療高額介護合算制度における負担限度額が住民税非課税世帯になると大幅に下がります。

名古屋市:高額療養費(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)

高額介護サービス費 | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)

名古屋市:高額医療・高額介護合算制度について(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)

妻は8月以降、つかの間ですが高額介護サービス費の世話になれそうです。

ちなみに母は昨年から高額介護サービス費の恩恵を受けており、今後はこれに加え医療介護合算制度のお世話にもなる見込みです。

この他、特別養護老人ホーム等の介護保険施設に入所する際の預貯金基準が緩和されたり、居住費や食事の負担限度額も少なくなります。

令和3年8月から特定入所者介護サービス費(特養等の居住費・食費の助成)の適用基準が変わります | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)

年金生活者支援給付金も住民税非課税世帯であることが条件の一つになっています。

最近の経済対策でも住民税非課税世帯への支援が検討されており、随分と優遇されているようです。

我が家にも恩恵があるかな?

我が家が非課税世帯であるのは短い期間なので、難しいとは思いますが・・・