リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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実家売却の道遠し

不動産業者が見つからない

まずは先般の実家売却の話の途中経過です。

koichi68.hatenablog.com

取引銀行に実家売却の話をしたのが1月10日、それから2週間ほどした23日に私に電話がかかってきました。

銀行の話では大手不動産業者5社に話を伝えたそうです。

うち4社は浜松に営業所(支店)がなく取扱いは困難との返事だったとのことです。

1社だけは浜松市に営業所があり、簡易査定をしてくれたようです。

査定額は920万円とのことで、土地の固定資産税評価額に近い数字です。

ただこの会社も実家の場所を見て簡単には売れないとの判断をしたそうで、お断りの連絡がきたそうです。

予想はしていましたが、やはり現実は厳しいようです。

ただ、この銀行は浜松に支店があるので、支店で取引している信頼できる不動産会社があったら紹介してくれるようお願いしました。

それから1週間が経過しましたが、今のところ連絡はありません。

自分で業者を探すのは大変

当面は時間がかかっても銀行を頼るしかありませんが、状況次第では一から自分で浜松市の不動産業者を探さなくてはなりません。

これが結構厳しいのです。

妻の介護があり、浜松市まで出かける時間が取れません。

休日に娘に妻の介護を頼むとしても車が必須ですが、売却してしまったので足がありません。

このためネットで業者を探すことになります。業者は何件もヒットしますが、どこまで信用できるか分かりません。

空家に力を入れている業者を中心にリストアップすることになりますが、安心して任せられる業者か調べるのは大変です。

空き家バンクという制度もあるが

公的な空き家の情報提供として「空き家バンク」があります。

こちらは静岡県の公式サイトです。

www.pref.shizuoka.jp

「空き家バンク」とは、空き家を貸したい人や売りたい人が空き家物件を登録し、その情報を公開し、空き家を借りたい人、買いたい人へ情報提供するものです。

静岡県では広い空き家物件を掲載するとともに、専門家が無料で建物の状況を調査する「建物状況調査実施制度」や、物件への移住にかかる移転費用を助成する「移転費補助制度」を併せて実施しています。

登録要件はホームページによると

①県内の一戸建ての住宅
②面積要件(AまたはBに該当する住宅)
A:延べ面積≧120平方メートル
B:(延べ面積+庭等面積※1+コモンスペース面積※2)≧延べ面積×2
③新築※4ではない住宅
④現在空き家である住宅又は空き家となる見込みの住宅
⑤居住可能である住宅
⑥不動産業者と媒介契約が締結されている住宅
不動産登記法第44条第1項第3号に規定する建物の種類が居宅

以上全ての条件を満たす必要があります。

実家は⑥以外の全ての要件を満たしています。

農地付きも歓迎されるようなのも(農地付き空き家を検索可能)魅力です。

ただ、事前に不動産業者と媒介契約締結が必要なので、不動産業者を見つけないと利用できません。

浜松市にも同様の制度があります。

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

こちらの要件は

浜松市内に所在すること
②平成30年住宅・土地統計調査において、一戸建に区分されるもの
③空き家であること(登録する時点で居住している者がいないこと)
④住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11年法律第81号)第2条第2項に規定する新築住宅に該当しないこと
⑤売却物件であること(賃貸物件でないこと)
宅建業者が所有している又は専任媒介契約又は専属専任媒介契約を締結していること

を全て満たす必要があります。

こちらも不動産業者との専任媒介契約だけがネックになります。

なお浜松市には中山間地域空き家バンクという山里エリア(中山間地域)を対象とした制度もあります。

中山間地域空き家バンク/浜松市移住促進ホームページ はじめよう、ハマライフ (city.hamamatsu.shizuoka.jp)

こちらは今のところ実家が対象地域に含まれていません。

空き家バンクの制度はまだ手探り段階(静岡県のサイトを見ても登録物件の数が少ないようです)という気がしますが、空き家が増えるにつれて活発化する可能性もありフォローしていこうと思っています。

いずれにしても、まずは不動産業者探しです。

しばらくは銀行がしっかりした先を紹介してくれるのを気長に待とうかと思います。