リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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収納物の整理も一段落

洗面所内の棚の整理

先週から始めた収納の整理の続きです。

昨日は洗面所の入り口にある棚の整理をしました。

この棚、奥行きはあまりありませんが高さは2mくらいあり、結構な収納力があります。

中は5段ありますが、今までは雑多に詰め込まれた状態でした。

下の写真の左が上段部分、右が下段部分です。

下の3段にはタオル類がたくさん入っていたので、これから整理することにしました。

こちら(下の写真)は使ったことのあるタオルなので、とりあえず台ふきんや雑巾として利用し、使い古したら捨てるつもりです。

こちらは未使用かあまり使ってなさそうなタオルです。新品タオルは他にもあり、いくつもあっても使わないので、とりあえず明日娘たちに見せ欲しいものがあれば引き取ってもらおうと思っています。

上記のタオル類がなくなると棚の収納にも余裕ができるので、用途に合わせて段ごとに整理しました。他の棚にあったものも一部移しました。

まずは上二段です。

一番上の棚は裁縫箱(多分使うことはないと思います)と、袋入りテッシュ(街中で配られているものです)を入れました。私の身長と同じ高さくらいの場所ですので出し入れは不便、あまり使わないものを置きました。

二段目はマスクと消毒液を置きました。紙マスクの在庫はそれなりにありますが、今後またコロナが流行してマスク不足となる可能性もあります。万一に備えておくにこしたことはありません。布マスクの予備も置いてあります。ちなみにマスクの着用義務はなくなりましたが、私も妻も外出の際は必ずマスクを必ず着用しています。

続いて三段目と四段目です。

三段目には洗剤(洗濯用、台所用)とティッシュペーパーを置きました。ちなみに洗濯機はこの棚の傍にあります。

四段目は清掃用品です。ビニール手袋(右端)は掃除だけでなく、妻の介護にも重宝しています。

最後は一番下の棚です。

左側は新品のタオル(フェイスタオル、バスタオル)です。今使っているタオルが古くなってきたら逐次取り換えていきます。

右側には来客用のタオル類を置いてあります。

冷蔵庫の中も整理

最後に冷蔵庫の中を整理しました。

まずは中を点検し、賞味期限切れの食品を調べました。瓶入りの豆板醤(妻が使っていたもので随分昔に賞味期限が切れていました)やチューブ入りの調味料(わさび、おろしにんにく等)の賞味期限が切れていたので捨てることにしました。

後は自分が使いやすいように入れ場所を替えました。

最終的にこんな感じです。

我が家の場合、妻の自己注射(エンプレル)のキットを冷蔵庫保管しており場所取りになっています。

今日時点では7箱ですが、一番多い時は13箱(3か月分、週1箱分を注射)にもなり、結構なスペースを消耗しますが、こればかりはどうにもなりません。妻にとっては最も高価で重要な薬ですから最優先です。

二人暮らしでスーパーも近くにありますので、買いだめをせず必要なものだけ買っていれば冷蔵庫のスペースは余裕があるはずです。賞味期限切れも防げます。

一応本日をもって収納物の整理も一段落です。

まだまだ改善の余地大ですが、とりあえず何が入っているか確認でき、いらないものを捨てれただけでも収穫があったと思っています。

妻の介護にかかる時間は?

介護にかかる時間は?

妻は要介護4で身体障害者手帳1級と判定されており、毎日が介護の日々です。

厚生労働省が公表している「2022年国民生活基礎調査の概況」という資料に同居介護者の介護にかかる時間が掲載されています。

調査の概要|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

05.pdf (mhlw.go.jp)

上記PDFの最後の方に介護度別の介護時間の割合が掲載されています。

妻と同様の要介護4の人については

ほとんど終日                  41.2%

半日程度                         20.0%

2~3時間程度                    9.4%

必要な時に手を貸す程度17.4%

その他・不詳                   11.9%

となっています。

終日と半日程度を合わせると6割に達し、日常生活が介護に忙殺されている状況に見えます。

直接介護する時間は少ないが・・・

では私の場合はどうかというと

「ほとんど終日」とも言えますし、「必要な時に手を貸す程度」とも言えます。

質問の趣旨が直接介護をしている時間というのであれば、「必要な時に手を貸す程度」という回答になります。

私が妻に行っている介助は

〇ベッドから車いすへの移乗及び車いすからベッドへの移乗~1日10回、かかる時間は計10分程度

〇着替えの介助~1日2回、計10分程度

〇トイレ介助~1日4~5回、かかる時間は計20分程度

カテーテルに溜まった尿の処理(トイレに捨てる)~1日2回、かかる時間は計10分程度

〇お湯を入れたポットの用意~1日5~10回、かかる時間は計15分程度

〇ホットタオルの用意~1日3回、かかる時間は計5分程度

以上が毎日行っている介助ですが、全部合わせても1時間程度で2時間もかかることはありません。

この他、週に1回のエンプレムの注射(1回5分)や夏場の清拭介助(週4回、1回10分程度)がありますが、大して時間はかかりません。

もちろん食事の支度や片づけ、洗濯、掃除等は全て私がしていますが、こちらは介護というよりは家事です。介護が必要な人がいなくても誰かがしなければなりません。

妻が倒れて2年半になりますが、介護の仕方も慣れてきているので、私自身の介護の負担感はほとんどありません。

妻はさすがに要介護4なので自力で移動することはできませんが、手すりを持って一時的に立つことができるので、介護の負担が随分軽くすんでいます。

だからこそ要介護4でも在宅介護ができるということでもあります。

もし妻が手すりを持って立つことができなくなると介護の負担は一気に増します。介護施設への入居も検討しないといけません。

介護のための拘束時間は長い

今のところ直接介護にかける時間は少なく、負担感も小さいのですが、別の問題があります。

妻は自力で動けないため、一人では何もできません。トイレに行くこともできませんし、水分を補給することもできません。急に体調が急変するおそれもあります。

基本的には介助者である私が妻に寄り添っていることが必要です。家にいなければなりません。介護のために拘束されている時間が長いのです。

冒頭の調査で要介護4の人に対する介護時間が終日と半日程度を合わせると6割に達するのは、こうした拘束時間を介護のための時間を考えている人が多いためと思われます。

もちろん買い物等もあり1日中家にいる訳にはいきませんが、私の場合1回の外出は30分以内にとどめ、長くても1時間以内には家に戻るようにしています。

もし妻から電話があればすぐに戻らないといけないので、家から1km以上離れたところには行きません。というか、行けません。

外出が制限されるのは結構なストレスです。

家でできる楽しみを探すしかありません。

今日は妻がデイサービスに行く日で、1週間に一度のゆっくりと外出できる日です。

妻が倒れてはじめて、自由に外出できることの幸せを感じるようになりました。

キッチンの整理

今度はキッチンの整理

先週から進めている収納の整理の続きです。

洗面所⇒入院用衣類と続けて、週末はキッチンを整理しました。

我が家のキッチンはこんな感じですが

右下(シンクの下になります)の収納がゴチャゴチャなので、左下(電磁調理器の下になります)に半分以上移し替えてスッキリさせようと考えました。

右下の収納状況

油の処理に一苦労

左下の収納は比較的スッキリしていますが(大きな鍋一つと調味料が入っていました)、整理しようと調味料類をみてみると・・・

賞味期限切れがたくさんあります。

こちらはソースや焼き肉のタレ等

こちらは食用油です。

まずはこれらを処理しなければなりません。

調味料類(ソース等)はバケツに入れ

水で薄めて捨てることにしました。

問題は食用油です。そのまま捨てることはできません。

名古屋市のルールでは

布や紙に染み込ませれば可燃ごみとして捨てられます。

まずはバケツをポリ袋で覆い

これに賞味期限切れの食用油を入れ

その後、100円ショップで購入した油吸収パッドに染み込ませることにしました。

パッドは全てを使用

一晩寝かしておいたら、油を吸収してくれたので、

ビニール袋を閉じ

紙に包んで、可燃ゴミとして処理しました。

結構面倒でした。今後は賞味期限内に使いきるよう注意しないといけません。

キッチン下の収納を整理

賞味期限切れの調味料・油を処理した後は、キッチン下の収納の整理です。

まずは右下(シンク下)の収納です。

日常的に使っている調理用具のみを入れておきました。

左側は収納スペースが二つに分かれています。

右は収納スペースが3段あり、上段は調理用具、中段はラップやアルミホイール等、下段は調味料類(もう賞味期限切れはありません)を入れました。

左はあまり使わない調理器具を入れておきました。

使わないキッチン用具は機を見て捨てようと思っています。

日常使っている用具も古くなっているので、そろそろ買い替えの時期のようです。

店を巡って、探してみようと思っています。

入院用衣類を処理

入院に必要なものは?

妻はこれまで大学病院に何度も入院しています。

いずれも関節リウマチに起因してのものです。

その中でも1か月前後の入院が人工関節置換手術(右脚と左脚で各1回づつ)と脊柱後側弯症手術で3回もあります。

その他でも10日前後の入院が10回近くあったと記憶しています。

このため、妻は入院に備え必要なパジャマやタオル類をまとめて入院に備え用意していました。

万一、緊急入院となった場合には急いでこれを私が病院に届けていました。

その後は面会の都度、新しいパジャマやタオルを持参し、代わりに使用した分を受け取って家で洗濯をしていました。

もっとも入院に必要なものはこれだけではありません。

こまごまとしたものが必要になってきます。

必要なものは都度妻から連絡があり、面会の際に着替えとともに届けていました。

上の絵に描かれているものは、大半を届けた記憶があります。

この他、妻は何種類ものリウマチ治療薬を常用しているので、よく届けていました。

今はレンタルが便利

ただ、コロナ禍以降様相が変わってきました。

面会が簡単にできなくなりました。着替えを届けるのも簡単ではありません。

そんな中、病院からアメニティセットのレンタルを紹介されるケースが多くなったようです。

妻の最後の入院は2021年9月ですが、その時はアメニティセットを利用しました。

私は一昨年末、長女も昨年秋にそれぞれ手術で入院しましたが、ともにアメニティセットを利用しました。

いずれも入院した時に病院から紹介されました。

ちなみに妻が診療を受けている大学病院が紹介しているアメニティセットは

〇寝巻(甚平、ゆかた)とタオル類((バスタオル・フェイスタオル)~共に2~3日で交換

〇 ボディソープ・リンスインシャンプー・ハンドソープ~共有品

〇吸飲み・入れ歯ケース・入れ歯洗浄剤、口腔ケアジェル・口腔ケアブラシ、ディスポ食事用エプロン・ストロー付キャップ~個人用

〇ポーチセット(ティッシュ・歯ブラシ・歯磨き粉・コップ・イヤホン・ヘアブラシ)

で構成されており、利用料は1日当たり374円(税込み)です。

これだけ揃っていて1日374円ならば、それほど負担ではありません。

着替えを頻繁に届ける必要もなくなります。

ということで、今後妻が入院した場合にはアメニティセットを利用しようと思っています。

入院用衣類は整理することに

アメニティセットを利用するとなれば、入院用の衣類を用意しておく必要はありません。

整理しようとして集めてみたらこんなにもありました。

大半はパジャマ類やタオル類です。

収納に限りがあるマンション暮らしなので、早速整理することにしました。

ただ中にはブランドもののタオル等も混じっていますので、全部捨てるのは勿体ない気がします。

昨日は娘二人が我が家に来ていたので、中身を見せて欲しいものは娘に引き取ってもらうことにしました。

半分以上を娘が引き取ってくれたので、最終的に捨てることにしたのはこちらです。

大半はパジャマです。

これで我が家の収納スペースが増えました。

大したスペースではありませんが・・・

二人暮らし仕様に棚を整理

いらないものを整理しないと

今住んでいるマンションに引っ越してきて5年近くになります。

当時は妻も何とか歩けましたし、娘二人も一緒に住んでいました。

引っ越しの際の荷物も私の分以外は妻や娘が収納してくれました。

今は妻は車いす生活、娘二人も独立して住んでいます。

家の中は全て私が管理しなければなりませんし、二人暮らしで必要物も減ったので、収納物の整理を始めることにしました。

この3日間は洗面所とキッチンの棚を整理しました。

洗面所棚の整理

洗面所は鏡の裏側が棚になっています。

整理前はこんな感じで、雑然と日用品が置かれていました。

これを用途別に整理してみました。

最上段はお風呂関係、2段目は石鹸の詰め替え用、3段目は石鹸、最下段は住居用洗剤や歯磨きなどを入れました。

元々はトイレの洗剤も置いていましたが、トイレの棚に移しました。

最上段にはバス洗い洗剤の詰め替え用が4つも入っていますが、いずれも百円以下で売っていた時に買ったものです。最近はシャワーで済ますことも多くなったので、1年では使い切れない量です。

洗面所には他にも棚がありますが、娘たちのものも入っていますので、確認してから整理しようと思っています。

食器棚の整理

続いて食器棚の整理です。

中はこんな感じでした。

こちらも雑然と入っています。

あまり使われない食器も入っています。

紅茶や緑茶の缶も入っています。

これをこんな感じの整理しました。

左側下二段によく使う食器を置きました。二人暮らしなので、これで十分です。

左側上二段は今後のためにある程度スペースを空けておきました。

右側下二段はさまざまなサイズのタッパーを置きました。食材の保存にタッパーをよく使っています。

右側最上段はあまり使わない食器を置きました。

今後も使わないままかもしれません。

食器棚の一番右端の棚も整理しました。

最上段は乾物、二段目は中華スープや麦茶、三段目は塩、砂糖、缶詰、最下段はコーヒー、紅茶、カフェオレを置くようにしました。
二段目と三段目は賞味期限が近いものが多く(買ったのは随分昔ですが)、早急に食べてしまわないといけません。

賞味期限切れで捨てたものもありました。

開き戸にも収納が可能ですが、あまり使い勝手が良いとは言えません。香辛料を入れるこらいでしょうか?

この棚の下には炊飯器のスペースがあり、その下にも収納ができます。

スペースを空けて、今日から米櫃を置くようにしました。

今までは床に直接置いていました。

この三日間で整理したのはこの程度ですが、まだ整理しなければならない棚が半分以上残っています。

せっかくその気になったところなので、時間を空けず整理していこうと思っています。

我が家の食費の中身を比較すると

外食費が突出しているが

本日は我が家の昨年の食費の中身をまとめてみました。

比較したのは家計調査(2023年速報)の高齢者世帯(世帯主が65歳以上の無職世帯)の平均です。下表がその結果です。(月平均、単位:円)

我が家の食費は家計調査の高齢者世帯(65歳以上の無職世帯)と比べ、8,422円ほど多くなっています。

これは外食費が高齢者世帯平均と比べ27,002円も上回っているためです。

我が家の外食費が多いのは妻が車いす生活で外出が制限されるため、身近な楽しみが外食しかないということに起因しています。我が家の外食費の位置づけは娯楽費に近い支出という感じです。

外食費を除く食費で比較すると我が家の方が18,580円少なくなります。

外食を除けば比較的つつましい食生活です。

調理食品と乳卵だけが世間並み

外食費を除く食費の内訳を比較したのが下のグラフです。

我が家が高齢者世帯平均を上回っているのは調理食品と乳卵だけです。

上回っているといってもごく少額で、目立って多い訳ではありません。

調理食品は重宝しています。私のレパートリーが少ないこともありますが、揚げ物は作らない(油を無駄に多く使うため)ことにしているのでフライ類は専らスーパーに頼っています。値下がりが始まる夕方スーパーを覗いて、安い物があればその日のおかずにすることもしばしばです。僅か二人分のためにいつも時間をかけて調理するより、出来合いを買った方が手間も省け、場合によっては安く済みます。我が家の場合は更に私の料理の腕を補ってくれます。もっとも総菜は調理食品の半分くらいで、残る半分はケンタッキーやハンバーガー、弁当類で娘たちが家にいる時に買ってきています。

乳卵はヨーグルトが4割以上を占めています。毎朝4連ヨーグルトを私と妻で1ポットづつ食べています。残り6割弱は卵と牛乳にマーガリンといったところです。卵は毎週1パック(10個入り)、牛乳も毎週1パックを買っています。

主要食材の購入は少な目

肉、野菜、魚といった主要食材は軒並み高齢者世帯の平均を下回っています。

これは妻の噛む力や握力、指の力が衰えていることに起因しています。

箸やナイフは使えず、軽いフォークとスプーンで食事をしています。

硬いものは噛みきれませんし、魚の骨を取り除いて食べることもできません。

肉は比較的高齢者平均に近い支出がありますが、4割以上は妻が食べやすいハム、ソーセージ、チャーシューといった肉加工品で占められています。純粋な肉では比較的食べやすい挽肉や豚コマ、鶏肉を買っています。豚コマでも細かく切らないと妻は食べるのに苦労しています。

魚は高齢者平均と比べてはるかに少ない支出しかありません。骨のない魚となると鮭やブリの切り身くらいしかありません。購入額の多くは練り製品や刺身類です。

野菜は肉や魚に比べれば妻が食べられないものは少ないですが、支出額は高齢者平均をかなり下回っています。これは定番の安い野菜(キャベツ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、ブロッコリー、ほうれん草、きゅうり等)しか買っていないことに起因していると思われます。その他の野菜を買っても料理する腕がありません。

その他の食材も支出は少なく

その他の食材も高齢者平均より支出額はかなり少なくなっています。

飲料や油脂調味料は半分以下です。

飲料についてはペットボトルを買わないのが大きいと思います。買っているのはインスタントのコーヒーとカフェオレ、紅茶、スキムミルク(妻が健康のため毎朝飲んでいる)といったところです。日中は妻はお湯、私は麦茶を飲んでいますので安上がりです。

油脂調味料で買っているのはサラダ油と麺つゆ、だしつゆくらいです。砂糖、塩、酢などはそんなに多くは使わないので、買うのは1年に1回くらいです。

食費については食材費は無駄なものを買わずに節約し、その分を外食に向ける(基調な娯楽です)というのが我が家のスタイルというところでしょうか。

さて、こちらが昨日の夕食の食材。午後6時前くらいにスーパーに行き値引き品を買ってきました。3品合わせて494円(税込み)。これに一昨日作った野菜の煮物をレンジでチンして終了です。手間もお金もあまりかけていませんが、これで十分です。

まぐろ刺身にエビフライ、ほたてコロッケ。価格は税前です。

実家売却に母から待った!

母は元気そうだったが・・・

昨日、妹が母の誕生日のお祝いを私に老人ホームを訪れました。

母は車いすでしたが、元気そうなようです。

その後にあった老人ホームの施設長の電話では、整形外科に行く前は「もうダメだ」という感じで大変だったようですが、診察の結果を聞くと安心して元気が出てきたようです。部屋の物を動かそうとするなど、老人ホームのスタッフさんを慌てさせたようです。

母としては突然痛みが出たので心配になったものの、原因が分かったことでホットしたのかもしれません。何せ母は60代後半に急性白血病になりながら、きつい治療を乗り越え90歳を超えても元気な人です。骨折くらいでめげる人ではありません。

母が心変わりして・・・

問題は妹が去り際に母から渡された手紙です。

これは私たちきょうだいに宛てられたもので、妹が写真を撮ってLineで送ってくれました。

要約すると

「昨年末に私に実家売却を了解したが、年が明けて大変後悔している。実家売却は止めて欲しい。実家はきょうだいでメンテナンスして欲しい。空き家がまずいなら弟に住んで欲しい。」

といった内容です。

昨年暮れにに老人ホームを訪問した際に実家売却の応諾を得ましたが、何となく心変わりしそうな気がしていました。

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当時、施設長が不在で私と母の会話を聞いていた人は他にいません。

私は母が「家を売る話を了解した覚えはない」と言うのではないかと思っていましたが、了解したことは認めたうえで、考え直して欲しいとの依頼です。

手紙の宛先がきょうだいとなっているのは、弟と妹に私を説得して欲しいとの思いがあると思われます。

その後、弟と妹に電話しました。

妹は実家の草取りをさせられているので、売却を進めて欲しいというのが本音のようです。弟はとりあえず母の意向に沿って欲しいようでした。心は優しいのですが、優柔不断なところがあり(父とそっくりです)、なるべく丸く収めて欲しいようです。

とりあえず売却を進めるつもりだが・・・

今回の母の心変わりはある程度予想していたので、私としても実家の売却方針に変わりはありません。母に実家売却を止めると言うと、母の存命中に実家を処分することが極めて困難になってしまいます。

年明けから実家の売却に向けて動き出したのも、こういう母の心変わりが頭にあったためです。既成事実を作ってしまおうという訳です。

現実には銀行に依頼するも未だ肝心の不動産業者さえ見つからない状態で、前途多難ではあります。まともな条件で売却しようとしたら10年経っても売却先が見つからない可能性が高いと思われます。

ただ、売却の動きを止めたとしても近い将来実家が「管理不全空家」に認定される可能性が高いと思われます。

その場合には土地の固定資産税負担が6倍になりますから、建物を取り壊す(建物の固定資産税だけでも減らせる)か、売却を急ぐしかありません。

急いで売却するのであれば結局建物は取り壊さざるをえないと思われ、母の要望を聞いてあげてもいつまでも実家の建物を残しておくことは困難です。

それを考えると、早めに売却に動いて数少ない売却のチャンスに賭ける方が合理的です。

結果的には母の存命中は売れなかったという可能性も高いと思いますが、それはそれで母の希望に沿うことになります。

昨日、老人ホームの施設長からも電話で心配されましたが(正月から母はこのことがずっと気になって元気がなかったようです)、上記のような話をして了解してもらいました。

解決策は母にきちんと説明することですが、今すぐ動くことはよいとは限りません。

施設長にはしばらく時間を置き、桜の咲く時期くらいに老人ホームを訪れたい旨を話しておきました。暖かくなると母の気分も高揚し、私の話をきちんと聞いてくれるのを期待しています。

去年もこの時期には老人ホームを出て実家に戻りたいという手紙がきてひと悶着ありました。また面倒な季節の到来です。

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