リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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名前は違うが同じクスリ?

処方箋と違う薬が3種類

先週妻が大学病院で診察を受けた後、処方箋を受け取りました。

その際プログラフという薬が別の薬になっているが、成分は同じだから問題ない旨の話がありました。

発行された処方箋がこちらです。

さっそく薬局で薬を受け取り中身を確認しました。

こちらが薬局が出した薬のリストです。

プログラフが含まれています。

処方箋のどの薬がプログラフの代わりかわからなかったので、処方箋と薬局のリストを

比べてみました。

すると処方箋にない薬が3種類もあり、どれがプログラフの代わりかわかりません。

処方箋にあってリストにないもの~タクロリムス、ムコソルバン、バクタ配合顆粒

リストにあって処方箋にないもの~プログラフ、アンブロキソール、ダイフェン

翌日、薬局へ確認に行くことにしました。

プログラフはタクロリムスと、ムコソルバンはアンプロキソールと、ダイフェンはバクタと同成分の薬になるようです。

プログラフとタクロリムスは同じ成分ですが、錠剤の大きさがタクロリムスより大きいようで主治医が飲みやすさを考慮して代えたのかもしれないという説明でした。

薬局からは取り替えてましょうかという話も出ましたが、プログラフ自体特に飲みにくい訳ではなく、服用する薬を日毎にまとめて袋に入れてくれており詰め直すのは大変なのでこのままでよいと答えました。

一般名は同じでも商品名は違う

ちなみにプログラフを調べると

医療用医薬品 : プログラフ (プログラフカプセル1mg 他) (kegg.jp)

一般名はタクロリムス水和物と記載されています。プログラフは総称、プログラフカプセル1mgは商品名ということになるようです。

商品一覧 : タクロリムス(ニプロファーマ)と同じ有効成分の医薬品 (kegg.jp)

上記でみるとプログラフが先発品、タクロリムスが後発品(ジェネリック医薬品)ということになります。

同様に調べてみると、アンプロキソールはアンプロキソール塩酸塩が一般名、アンプロキソール塩酸塩徐放カプセル45mgが商品名で、ムコソルバンの後発薬になります。

商品一覧 : ムコソルバン(帝人ファーマ)と同じ有効成分の医薬品 (kegg.jp)

ダイフェンはスルファメトキサゾール・トリメトプリム製剤が一般名、ダイフェン配合顆粒が商品名となり、バクタが先行品のようです。

商品一覧 : ダイフェン(鶴原製薬)と同じ有効成分の医薬品 (kegg.jp)

下記サイトによると、薬の商品名とは一つひとつの薬に製薬企業が名前をつけたもので、一般名とはくすりの主成分のことを言うようです。

くすりの話 152 「一般名処方」とは – 全日本民医連 (min-iren.gr.jp)

一般名で書かれた処方せんを受け取った薬剤師は、先発医薬品と同じ主成分・効能の薬剤であれば、患者と相談して経済的負担が軽くなる後発医薬品を調剤できます。

一方、妻が通う大学病院の処方箋は商品名で書かれています。

ただ商品名で書かれていても「変更不可」とされていなければ、同じ成分・効能の薬であることや、副作用などについて説明し、患者の了解を得た上で、薬剤師は後発医薬品を調剤することができるようです。

ge_chirashi.pdf (kyoukaikenpo.or.jp)

ちなみに妻が受け取った大学病院の処方箋の下の方には、「後発医薬品への変更可」と書かれており、後発品の調剤が可能です。

思い起こせば1年前はアラバという薬が市場に出回らなくなり、確保に苦労しました。先発品でも後発品でもかまいません。薬不足が深刻化していますので、処方された薬と同成分であるならば手に入るだけでありがたいと思わなければなりません。

福祉タクシー券の利用が便利に

今年度もタクシー利用券が大量に残ったが・・・

先週、名古屋市から妻宛てに「重度障害者福祉タクシー利用券更新のお知らせ」が届きました。

重度障害者福祉タクシー利用券は身体障害者手帳2級以上の人に交付されます。(妻は身体障害者手帳1級)

今年度分(2023年4月~2024年3月)は1枚830円助成される利用券が96枚交付されました。今年度分の利用券は今月末迄しか使えないため、次年度分の利用券の交付案内が届いたという訳です。

ところが今年度分の利用券がまだ手元に47枚も残っています。96枚交付されたうち使ったのは49枚、半分近くが使わないまま残りそうです。

現時点で、こんなに残っています

昨年度分の利用券も40枚が期限切れでしたので、2年続けて40枚以上の利用券を無駄にしたことになります。

タクシーを利用するのは大学病院への通院とメルパルクへの外食(月1回程度)くらいです。それ以外ではタクシーを利用することは滅多にありません。昨年は長男の結婚式(横浜)くらいです。その他の外出(大半は外食)は歩いていける範囲にとどめています。近場の方がバリアフリーの状況(段差やユニバーサルトイレの有無等)を熟知しているので、遠出するよりも安心感があります。

福祉タクシー利用券の使用は一乗車につき1枚(830円)しか使えません。大学病院とメルパルク程度での利用では利用券が残ってしまうのはやむをえません。

嬉しいお知らせが同封されていて・・・

一方で、今回の通知にはこんなお知らせも同封されていました。助成金制度が変更になるようです。

まず1枚当たりの助成額と交付枚数が変わります。

妻が助成されているには福祉券です。交付枚数が従来の年間96枚から160枚に増えますが、1枚当たりの金額は830円から500円に減額されます。

総助成額は従来が830円×96枚で=79,680円でしたが、来年度は500円×160枚=80,000円となりちょっとだけ(320円)増えます。

もう一つの変更点は一乗車1枚の規制がなくなり複数枚(最大10枚)を使えるようになります。こちらの変更は個人的に大変ありがたい変更です。

大学病院へのタクシー代は片道平均3,400円(福祉タクシー券利用前)くらいですが、今までは福祉券を1回830円分しか利用できなかったので残る2,570円は自己負担せざるをえませんでした。それが4月からは3,000円分(6枚)が福祉券を利用できるので自己負担は400円で済みます。

ちなみに今年度(3月15日現在)のタクシー代は計69,610円です。タクシー券を49枚使っていますので40,670円が助成されており、本来のタクシー代は110,280円ということになります。

来年度は端数分(500円未満)の自己負担を考慮しても、福祉タクシー券160枚(8万円分)は全て使い切れそうです。

来年度のタクシー利用が今年度くらいであれば、タクシー代の年間自己負担は3万円くらいで済みそうです。

年間4万円くらい交通費が浮きそうなので、ありがたい変更です。

医療費の全額負担とや今回の福祉タクシーの制度など、名古屋市の福祉関係の施策は充実しているので、身内に介護が必要な人を抱えている者としては大いに助かっています。

リウマチではなく骨の石灰化が原因?

先生は忙しそう

昨日、妻の付き添いで大学病院へ行ってきました。

膠原病内科と歯科口腔外科の定例診察ですが、メインはもちろん膠原病内科です。

膠原病内科はいつも午前11時~11時30分の時間帯での予約です。

現実にはこの時間帯で診察を受けられるのは稀で、1時間以上待たされて12時以降に診察してもらえるのが通常のパターンです。13時近くになることもあります。

昨日も待たされるのを覚悟して行きましたが、何やら順調に進んでいるようで・・・

11時15分頃に診察してもらえました。

いろいろ聞きたいことがあったので、しっくり相談できそうと思ったのですが・・・

koichi68.hatenablog.com

主治医は何やら忙しそうです。じっくり話を聞いてくれるような雰囲気ではありません。

5分足らずで診察は終わってしまいました。

推測ですが先生は午後に予定が入っているようです。

先生の診療時間は9時~12時ですが、いつも押せ押せで最後は14時近くまで診察していました。

昨日は12時迄に診察を終わらせようと、急ピッチで予約の患者を診察していたようです。

掌の腫れや肩の痛みは石灰化が原因?

昨日一番聞きたかったのは妻の掌の腫れや肩の痛みの原因です。

私はてっきり関節リウマチが活性化したためと思っていました。

ところが、先生の答は

「関節リウマチが原因ではなく、石灰化の可能性が強いのではないか。加齢とともに石灰化は進む。」

というものでした。

先生曰く急に痛みがでたり腫れたりするのは石灰化の症状に多いとのことです。

ただ石灰化についてもう少し聞こうとしたのですが、先生はとりあってくれません。

忙しいようなので、やむをえません。そもそも石灰化は整形外科の範疇のようで、内科(膠原病)の先生にとっては畑違いになります。

やむなく家に帰ってからネットで石灰化について調べてみました。

まずこちらのサイトで見ると

石灰化とは?どうして痛む?/鵜野森グリーンハイツ整骨院・整体院 (p-kit.com)

石灰化とは関節にカルシウムが蓄積される状態です。私たちの体は骨に必要なカルシウム量を維持するために、腸からの吸収と、尿からの排泄でバランスをとっているのですが、尿から排泄しきれなかったカルシウムが、年齢とともに体の中(血管内膜や関節内の腱、靭帯)に蓄積してしまうようです。それだけでは何も起こりませんが、ごく些細な事をきっかけとして異物反応(体にとって邪魔なものを除去しようとする反応)が発生すると自己防衛機能でカルシウムを一挙に攻撃し、炎症による激痛が発生するというのです。

老化現象のようで、40代以降増えてくるようです。正式には「石灰沈着性腱板炎」と呼ぶようです。

「石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる (joa.or.jp)

肩の痛みが多いようですが、妻のように手関節や手指にも起こることもあるようです。

手関節石灰沈着性関節炎 - 大阪でばね指の手術・治療なら 医療法人 古東整形外科 (koto-orthopaedics.jp)

治療方法としては麻酔剤の注射や消炎鎮痛剤の内服があり、これで軽快するようです。

妻の場合は訪問医から処方されたカロナールを服用することで、痛みは収まり、腫れも引いてきました。

また腫れがでてきたら、カロナールが残っているので服用することで対処しようと思っています。膠原病内科の主治医もそれでいいとの話でした。

なお、高血圧についての話もしましたが、薬は処方せず様子を見ようということになりました。

また、ステロイドプレドニゾロン)減らしのチャレンジも行わず、従来通りの量(1日4錠)を服用することとしました。

じっくり相談したかったのですが、先生がお忙しいようなのでやむをえません。

3か月後にまた定期診察がありますので、その際にいろいろ相談したいと思っています。

骨の石灰化の件については、とりあえず訪問医の先生に相談しながら対処することとし、来月末には大学病院の成形外科医の定期診察があるので、その時に聞いてみようと思います。

 

明日は大学病院の診察日

先生に報告することをまとめてみた

明日は3カ月ぶりに妻と一緒に大学病院へ行く日です。

妻の膠原病内科の主治医の定例の診察日になります。(その前に歯科の診察があります。)

前回(12月11日)の診察からいろいろありましたので、先生に報告をし、指示を仰がなくてはなりません。

忘れないよう、その後に妻に起こったことを簡単にまとめてみました。

①前回の診断の際にステロイドを減らすように指示を受けたが(減らし方は任されました)、12月に2回減らしただけで中止した。減らした後、両肩に痛みがでたため。減らしたことと、痛みの因果関係は不明。

koichi68.hatenablog.com

②年末から微熱(37.5℃くらい)がでるようになった。その後は36℃台に戻ったり、37℃台に上がったりの繰り返し。ここ1か月くらいは36℃台で安定。

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③1月20日頃から右の掌が腫れ、強い痛みを感じるようになった。関節リウマチの活動期と思われる。微熱あり。訪問医から処方されたカロナールを朝夕各1錠服用。数日で腫れは一旦収まり痛みも和らぎ、熱も下がる。

koichi68.hatenablog.com

④2月に入ると再び掌が腫れ、痛みを感じるようになる。微熱がでる(37.5℃)。

再びカロナールを服用。

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⑤数日で腫れは収まってくる。その後は現在に至る迄小康状態が続いている。痛み自体は和らいだものの、まだ残っている。

⑥高血圧が続いている。155ー90くらいの血圧が続いている。前回も相談しましたが、血圧を下げる薬を服用するかが悩みどころ。

⑦排尿量が多い。3月の平均は2,950mlです。水分摂取量が多いためで特に問題はないと思いますが、念のため確認が必要。

koichi68.hatenablog.com

こんなところです。

じっくりと話す時間はありませんが、きちんと情報を伝え、適切な指導を仰ぎたいと思っています。

妻が自己記録を更新!

遂に4000ml超え!

昨日、妻が排尿量の自己記録を更新しました。

1日の排尿量が4000mlの大台を超え、4,100mlに到達したのです。

ちなみに従来の記録は今年の1月17日に記録した3,900mlでした。

今年に入ってからの排尿量

こんなことを書いても、多くの方はピンとこないと思います。

そもそも排尿量を計っている方はほとんどおられないと思います。

私自身も自分の排尿量など気にしたことはありません。

排尿量を調べるのは簡単ではありません。妻の排尿量が計れるのは膀胱留置カテーテルについている尿バッグに計量目盛が印刷されているからです。

妻は2021年8月の終わり頃から膀胱留置カテーテルを装着するようになりました。排尿機能に障害があるためです。

その年の9月上旬に訪問看護が始まると、看護師さんから水分補給をしっかりするよう指導され、排尿量を記録するように指示されました。

今でも訪問看護師さんから排尿量について問われています。

デイサービスでも水分補給が指導されており、デイサービスで捨てた尿の量については連絡帳に記録されています。

妻の尿バッグは朝食後と夕食後にトイレに行った際に捨てています。その際に量を確認し、エクセルに記録しています。

排尿量が多いことに問題は?

下のグラフは妻の排尿量を計り始めた時から現在に至る迄の排尿量の推移を示したものです。

妻の排尿量を計り始めた当初の頃は1日当たりの排尿量は1000mlもありませんでした。

それが今では2000ml超えは普通、3000mlを超えることも珍しくはありません。

こちらのサイトによると成人の1日当たりの排尿量は1,000~2,000mlとされています。

尿量 | 看護師の用語辞典 | 看護roo![カンゴルー] (kango-roo.com)

排尿量が2,500mlを超えると多尿とされるようです。糖尿病、尿崩症、水中毒、急性腎不全利尿期、慢性腎不全多尿期などでみられるようです。

妻の場合、ここ2年ほどは多尿の状態です。ただ3カ月に1度大学病院で尿検査を受けており、一昨年の9月には泌尿器科で精密検査を受けてましたが今まで異常は発見されていません。上記の病気を心配する必要はないと考えています。

毎日たくさんのお湯を飲んでいるので・・・

妻の排尿量が多いのは水分摂取量の多さに起因しています。

妻が飲んでいるのは、もっぱらお湯(白湯)です。夏もお湯です。

妻のテーブルの上には常に保温ポットとカップを置いています。

保温ポットは300mlしか入りません。妻の握力は500g程度しかないため、これ以上容量のあるポットは使うのが不便です。

保温ポットには熱湯を入れてありますが、妻はこれをカップに入れ冷ましながら少しづつ飲んでいます。

ポットのお湯がなくなると、私におかわりの要請がきます。結構頻繁にお湯を入れており、1日10回程度は普通です。

300×10=3,000mlですから、それに見合う排尿量があっても不思議ではありません。

健康のためには水分の補給は必須です。

「健康のため水を飲もう」推進運動 (mhlw.go.jp)

上記厚生労働省のサイトでは「体の中の水分が不足すると、熱中症脳梗塞心筋梗塞など、さまざまな健康障害のリスク要因となります。」として、「健康のため、こまめに水を飲みましょう。」と呼び掛けています。

特に白湯は効果があるようです。

白湯の効果【看護部より】|不妊治療は東京渋谷区のはらメディカルクリニック (haramedical.or.jp)

上記サイトでは白湯の効果として

①血液の循環がアップし、脂肪が燃焼されやすくなる

②内臓機能が活発になり、老廃物を排出しやすくする。

③尿量が増え、余分な水分を体から排出しやすくなる。

④内臓の疲労回復効果

が、あげられています。

妻はこのところ食欲増進が顕著で、しばらく前の食欲不振が嘘のようにたくさん食べられるようになりました。特にご飯が美味しいといっています。

さすがにお湯をたくさん飲んでも関節リウマチは改善しませんが、内臓の状態は大分よくなっているような気がします。

妻の場合は適量以上の水分補給ですが、それがよい方にでているようです。(期待を込めての部分もありますが。。。)

ただ排尿量が増えると困ることが・・・

今使っている尿バッグの最大目盛は2,000mlしかありません。

昨日はデイサービスでも捨ててもらえたので問題はありませんでしたが、また1日4,000mlを超える排尿量があると1日2回尿バッグを空にしただけでは間に合いません。妻の尿バッグを頻繁に観察し、早めに捨てないといけません。

 

おむつ使用証明書を手に入れたものの・・・

おむつ使用証明書をよく見ると・・・

確定申告の季節です。

私の場合は妻の介護費用などで結構な金額の医療費控除があるので、確定申告は欠かせません。

病気で寝たきりの人のおむつも医療費控除の対象になります。

寝たきりの者のおむつ代|国税庁 (nta.go.jp)

妻は常時紙おむつを費用していますので、おむつ代も無視できません。

ただし医師による治療を受けるため直接必要な費用であることを認めてもらうために、申告の際に「おむつ使用証明書」が必要になります。

おむつ使用証明書は、現に治療を行っている医療機関が作成して交付することになっており、大学病院では手続きに時間と手間がかかるため、訪問医の先生にお願いしました。

先日、手に入れたおむつ使用証明書がこちらです。

これで準備万端と思っていました。

ところが、この証明書の下部の注意事項欄をよく見ると

③おむつ代の領収書は、患者の氏名及び成人用おむつ代であることが明記されていることが必要です。

とあります。

私が集めていた領収書はドラッグストアの通常のレシートです。

製品名は記載されていますが、患者の氏名は当然ながら記載されていません。

1~2枚のレシートなら購入した薬局に持っていけば、氏名を記載した領収書に替えてもらえるかもしれません。ただ昨年のレシートは14枚もあり、面倒なお願いをするのも迷惑でしかありません。

そもそも上記国税庁のサイトには領収書の形式については特に触れられていません。私としてはレシートで十分用を足す思っていましたが、考えが至らなかったようです。

おむつ代を医療費控除の対象にするのは断念

おむつ代の領収書については確定申告の際には税務署に提出する必要はなく、医療費控除の明細を添付すればよいことになっています。

ただし、おむつ代の領収書は5年間の保存が義務づけられており、税務調査の際には提出しなければなりません。

医療費控除のための確定申告について税務調査があることはごく稀です。また税務調査があったとしても、国税庁のホームページで「おむつ使用証明書により、医師による治療を受けるため直接必要な費用であることが明らかにされたものについては、医療費控除の対象となります。」と記載されていますから、その旨を説明すれば否認される可能性は小さいような気がします。

とはいえ、昨年のおむつ代は26,303円。国税地方税あわせてもおむつ代申告により還付される税金は4,000円弱程度です。

この程度の金額で無理して申告する必要はなさそうです。

ということで、昨年のおむつ代については医療費控除には含めないことにしました。

今年以降については患者名入りの領収書を発行してもらえるところから買えば、来年以降の申告に使えます。今使っている介護用品レンタル会社から買えば、患者名入りの領収書を発行してくれるようです。

ただ、今購入しているおむつはドラッグストアで15%割引クーポンを利用して購入しているのがほとんどです。安く買えているので、申告のために高いものを買う必要もありません。

ちなみにおむつ使用証明書の発行はタダではありません。

今回の発行に対しては2,200円の費用を払っていますが、ムダになってしまいました。

今更どうしようもありません。

そんなことより、確定申告の期限(3月15日)も迫っているので、早く申告を終わらせることが肝心です。電子申告を使いますが、急がないと・・・

妻の介護にかかる時間は?

介護にかかる時間は?

妻は要介護4で身体障害者手帳1級と判定されており、毎日が介護の日々です。

厚生労働省が公表している「2022年国民生活基礎調査の概況」という資料に同居介護者の介護にかかる時間が掲載されています。

調査の概要|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

05.pdf (mhlw.go.jp)

上記PDFの最後の方に介護度別の介護時間の割合が掲載されています。

妻と同様の要介護4の人については

ほとんど終日                  41.2%

半日程度                         20.0%

2~3時間程度                    9.4%

必要な時に手を貸す程度17.4%

その他・不詳                   11.9%

となっています。

終日と半日程度を合わせると6割に達し、日常生活が介護に忙殺されている状況に見えます。

直接介護する時間は少ないが・・・

では私の場合はどうかというと

「ほとんど終日」とも言えますし、「必要な時に手を貸す程度」とも言えます。

質問の趣旨が直接介護をしている時間というのであれば、「必要な時に手を貸す程度」という回答になります。

私が妻に行っている介助は

〇ベッドから車いすへの移乗及び車いすからベッドへの移乗~1日10回、かかる時間は計10分程度

〇着替えの介助~1日2回、計10分程度

〇トイレ介助~1日4~5回、かかる時間は計20分程度

カテーテルに溜まった尿の処理(トイレに捨てる)~1日2回、かかる時間は計10分程度

〇お湯を入れたポットの用意~1日5~10回、かかる時間は計15分程度

〇ホットタオルの用意~1日3回、かかる時間は計5分程度

以上が毎日行っている介助ですが、全部合わせても1時間程度で2時間もかかることはありません。

この他、週に1回のエンプレムの注射(1回5分)や夏場の清拭介助(週4回、1回10分程度)がありますが、大して時間はかかりません。

もちろん食事の支度や片づけ、洗濯、掃除等は全て私がしていますが、こちらは介護というよりは家事です。介護が必要な人がいなくても誰かがしなければなりません。

妻が倒れて2年半になりますが、介護の仕方も慣れてきているので、私自身の介護の負担感はほとんどありません。

妻はさすがに要介護4なので自力で移動することはできませんが、手すりを持って一時的に立つことができるので、介護の負担が随分軽くすんでいます。

だからこそ要介護4でも在宅介護ができるということでもあります。

もし妻が手すりを持って立つことができなくなると介護の負担は一気に増します。介護施設への入居も検討しないといけません。

介護のための拘束時間は長い

今のところ直接介護にかける時間は少なく、負担感も小さいのですが、別の問題があります。

妻は自力で動けないため、一人では何もできません。トイレに行くこともできませんし、水分を補給することもできません。急に体調が急変するおそれもあります。

基本的には介助者である私が妻に寄り添っていることが必要です。家にいなければなりません。介護のために拘束されている時間が長いのです。

冒頭の調査で要介護4の人に対する介護時間が終日と半日程度を合わせると6割に達するのは、こうした拘束時間を介護のための時間を考えている人が多いためと思われます。

もちろん買い物等もあり1日中家にいる訳にはいきませんが、私の場合1回の外出は30分以内にとどめ、長くても1時間以内には家に戻るようにしています。

もし妻から電話があればすぐに戻らないといけないので、家から1km以上離れたところには行きません。というか、行けません。

外出が制限されるのは結構なストレスです。

家でできる楽しみを探すしかありません。

今日は妻がデイサービスに行く日で、1週間に一度のゆっくりと外出できる日です。

妻が倒れてはじめて、自由に外出できることの幸せを感じるようになりました。