リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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カテーテルの確保はできたものの・・・

カテーテルは確保できたが・・・

今年8月から妻が使っている泌尿器用カテーテルが薬局で手に入らなくなりました。

泌尿器用カテーテルが手に入らない - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

やむなく9月は大学病院に頼んで交換してもらいました。

カテーテルが交換できた! - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

大学病院でもカテーテルの確保の苦労しているようで、従来妻が使っていた一体型のカテーテルは手に入らないようです。

従来使っていた一体型のカテーテル

このため、カテーテルと導尿バッグをコネクターで連結して使用する器具を使っています。

大学病院では導尿バッグの部分は病院内の売店(ローソン)で買ってくれと言われたので購入し、カテーテルの部分は病院で用意してくれました。

病院で購入したカテーテル

大学病院でカテーテルを交換してもらった頃、同様の器具が薬局で手に入るとの連絡を訪問医から受けました。

薬局へ行くと、受け取ったのは導尿バッグではなくカテーテルです。

導尿バッグはどうするのだろうと思っていたら、訪問医が定期診断の際に持ってきてくれました。

導尿バッグだけでなく、看護師が交換する際の用具(手袋等)や薬品も一緒に入っています。看護師さんが交換するのも大変そうです。

それでもカテーテル入手の問題はこれで一段落と思っていました。

尿バッグのチューブが硬直し

ところが大学病院でカテーテルを交換してから3週間くらいすると、問題が起こりました。

導尿バッグ内に貯まった尿は廃液チューブのクレンメを解放しトイレに捨てています。

Microsoft PowerPoint - プレゼンテーション1 (as-1.co.jp)

上記サイトより

廃液チューブは柔らかいのでクレンメを上げたり下げたりするのはそれほど問題はありませんでした。

ところが3週間後に尿を捨てようとすると、急にチューブが固くなりクレンメが動きません。尿バッグの容量には限りがありますから、何としても捨てねばなりません。

思い切りチューブをつまんで押しつぶし、やっとのことでクレンメを解放することができました。

クレンメを押し下げて解放します

尿を捨てた後は再びクレンメを閉めて尿がバッグから出ないようにしなければなりませんが、これも一苦労です。

下記サイトには「気温が低い時にはチューブが固くなる」と書いてありますが、まだ残暑の時期で該当しません。

uric30.com

それから数日間は開け閉めに苦労しましたが、10月7日大学病院の泌尿器科で検査の際に尿バッグを交換してもらい、開け閉めの苦労から解放されました。

大学病院の泌尿器科の話では、このところ他の患者さんからも同じような苦情がきているという話でした。ただ、一体型のカテーテルは大学病院でも手に入らないので、今のカテーテルを使わざるを得ないようです。このためカテーテルは2週間を目安に交換することを勧めているという話でした。

妻のカテーテルも10月21日には交換して2週間になりますので、訪問看護師さんに交換をお願いしました。

前のカテーテルが手に入らない以上、今手に入るカテーテルとうまく付き合っていく他はありません。

妻はカテーテルなしでは生活できません。

カテーテルが手に入らなくなったら一大事です。

文句を言うよりも、カテーテルを供給してくれる会社に感謝すべきと思っています。多少の事は我慢です。

幾つもある普通預金口座の活用

預金口座は一本化せず、役割分担

5か月前のブログでは一つの銀行に複数の普通預金口座があり整理することを検討している事を書きました。

koichi68.hatenablog.com

実際そのために口座振替の集約等を進めていました。

その一方で、なるべく銀行へ行かなくてもすむようインタンーネットバンキングの活用を進めてきました。

家庭でもインターネットバンキング - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

それと並行して極力現金を使わなく済むようキャッシュレス決済の体制を整えてきました。

我が家のキャッシュレス事情 - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

そうした中でせっかく口座が複数あるのなら、あえて解約統合せず、それぞれを有効活用した方がよいのではないかと思うようになりました。

というのも、本格的にインターネットバンキングを使ってみると結構便利に使えることが分かりました。

ひと昔前の個人のインターネットバンキングでは一つの普通預金口座しか登録できず、それ以外の口座残高や移動明細は見ることができませんでした。

今は一つの銀行で複数の預金口座を登録することができるようになりました。銀行に行って通帳を記帳しなくとも、複数の預金口座の動きが瞬時にわかります。それもパソコンを起動しなくともスマホで確認できます。同じ銀行の支店間であればインターネットバンキングを使えば振込手数料は無料です。

ならば普通預金の口座が一つの銀行に複数あってもそれほど問題はありません。幾つかの銀行に口座があっても自宅で残高と動きを把握できるのであれば、急いで集約する必要もありません。せっかく開設した口座ですので役割を決め有効活用しようと思うようになりました。

日常生活の資金はメイン口座に集中

日常的な資金の出入りは全てメイン口座で行う予定で、口座振替も特定のものを除いてメイン口座に集中するように手続きを進めています。

収入は年金しかありませんが、当然メイン口座に入金されます。

いろいろな口座の出入りをチェックするのは大変なので、メイン口座だけをチェックすればよいようにしています。

家計簿ソフトに入力する際も楽です。

クレジットカードやPayPayの引き落とし口座は別口座に

これに対しクレジットカードやPayPayの引き落としはメイン口座から引き落とすのではなく、メイン銀行の別口座から引き落とすようにしています。

この理由は万一不正使用された場合、被害額を最小限にするためです。

このため引き落とし口座の残高は必要最小限にとどめています。悪用されても残高以上の引き落としはされませんから、被害は最小限で済みます。

また残高や動きのチェックがしやすい(クレカやPayPay以外の引き落としは発生しない)ので、怪しい動きがあればすぐ分かります。

問題は残高を定期的にチェックしないと引き落とし資金が足りなくなるおそれがあることです。

ただインターネットバンキングを使えば残高は即時にわかります。自分で最低残高を決めているので、それを下回ったらメイン口座から送金しています。

送金にはインターネットバンキングを使うので即時振り込めるうえ、同一銀行なので手数料はかかりません。

今までは別口座の登録ができなかったので通帳を記帳しないとクレカの引き落とし口座の残高が分からず面倒でした。

今は本当に便利です。

現金引き出しは近くの銀行の普通預金から

メイン銀行は家の近くに支店やATMがありませんので、現金を引き出す時は家の近くのATMで手数料無しで引き出せる銀行の口座を使っています。

普段はあまり残高を置いていませんので、残高が少なくなったらメイン銀行から振り込んでいます。メイン銀行からの振込はインターネットバンキングを使えば月3回迄は振込手数料が無料です。(年金振込口座で優遇されているため)

もっとも最近はキャッシュレス決済を主体にしていますので、現金を引き出す機会は随分減りました。

それでも急に現金が必要な時がありますので、近くで手数料なしで引き出せるのは便利です。

相続関係も別口座管理

父が亡くなった時、相続した預金が数百万円あります。

本来は母が生活資金として相続すればよいのですが、母の意向で相続しました。

私としては、このお金は母の介護等に使うつもりで専用の口座で管理しています。実家の管理費用等もこの口座で管理しようと思っています。

銀行間の資金移動は「ことら」の活用を検討中

預金口座が幾つもあると銀行間で資金の移動が必要になる場合がでてきます。

銀行が違うと振込手数料が必要になります。

そこで今月11日から利用が開始された「ことら」を利用しようと考えています。

www.cotra.ne.jp

ことらは10万円以下の個人間送金限定のサービスです。送金手数料はかかりません。

対象の銀行は限定されますが、私が使っている口座は利用が可能です。

ことらのサイトでは「別口座への振替」ができると書いてありますので、手数料無料で自分の口座間の資金移動ができると思われます。

ことらを使うためには私が利用している銀行ではBank Payのアプリが必要です。早速ダウンロードし、実際に使えるかどうか試してみることにしました。ただ、開始早々で申し込みが多く本人確認申請の処理に時間がかかっているようで、手続きが完了していません。

来週には手続きができる見込みなので、状況をまたブログにアップする予定です。

 

永代供養墓も魅力あり

永代供養墓が気になって

最近お墓の新聞チラシが2件、目に止まりました。

いずれも家族のかわりに霊園管理者が供養してくれるお墓(永代供養墓)です。

www.lifedot.jp

永代供養墓であれば、お墓掃除は霊園管理者が行ってくれますし、お盆、お彼岸などには合同供養祭が開催されます。また、年間管理料を支払う必要もありません。

私の実父は実家近くの共同墓地に葬られています。母もいずれはここに葬られることになります。

実家のお墓

ただ私は実家に戻るつもりはありませんし、子供たちも同様です。私や妻が亡くなった時、実家の墓に埋葬してもらっても墓参りは大変です。お墓を名古屋に確保すれば、墓参りはしやすくなります。

また子供たちは結婚していませんので、継承者がいなくなる可能性もあります。そうした場合に備え、永代供養墓であれば跡継ぎの心配はありません。父母の遺骨(母はまだ元気ですが)も機を見て移せば墓参りもしやすくなりますし、一緒に供養してもらうことが可能です。

そんな事情があり、最近永代供養墓のチラシが気になっている次第です。

上記サイトによると永代供養墓には4種類があるようです。

・初めから合祀となる永代供養墓(合葬・合祀墓)(10万円~30万円)
・永代供養タイプの樹木葬(30万円~70万円)
・永代供養タイプの納骨堂(50万円~100万円)
・個人墓つき永代供養墓(70万円~150万円)

故人墓つき永代供養墓(平和公園内)

最初に見たチラシは平和公園内にある永代供養墓です。

平和公園は戦後建設された公園で、名古屋市内の多くの墓地(18万基)が平和公園内へ移転しました。

ja.wikipedia.org

我が家からもそう遠くはありません。

チラシは平和公園内にあるお寺の中に墓地と0.24㎡の墓石がセットになっていて、墓石店が販売しています。

値段は83.5万円~100万円迄四つのタイプがあります。使用制限や埋葬人数の制限はありません。

墓石は小さいですが、お寺が年3回合同慰霊祭を行い。永代に亘り供養してもらえますので、永代供養料と思えば相応の値段ですし、平和公園内にあることを考えれば一考の余地があると思いました。

永代供養タイプの樹木葬龍泉寺

一方、こちらは龍泉寺樹木葬のチラシです。

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓です。

www.ishichou.co.jp

龍泉寺尾張四観音の一つで1200年以上の歴史を持つ古刹です。

龍泉寺の樹木層は蓮の花の石碑に納骨するもので、先祖代々合祀蓮、合祀蓮、個別蓮、家族蓮の四つのタイプがあり、永代供養料は20万円から200万円迄あります。

www.ryusenji.com

埋葬する霊位が増えると供養料も増える設定になっています。

場所は名古屋市では郊外になりますが、大型駐車場があり、バス便も本数が結構あり便利です。

永代供養タイプの納骨堂(万松寺)

最後は大須万松寺の納骨堂。

大須に買い物に行った際にパンフレットを貰ってきました。

万松寺は織田信秀織田信長の父)が開山した由緒あるお寺です。

最近は将棋のタイトル戦の会場にもなっています。

名古屋の中心商店街の一角にあり、地下鉄の駅(上前津)から数分と便利な場所にあります。

納骨堂とは、故人の遺骨を納めるための収蔵スペースを備えた建物です。

www.lifedot.jp

万松寺納骨堂は6つの納骨場所があり、費用は30万円からとなっています。(年間管理料込)

合祀プラン(合祀墓に納骨し、焼香台から参拝)なら8万円です。

nokotsudo.banshoji.jp

33回忌迄万松寺で供養し、その後は平和公園の永代供養塔に移されます。

実家は神道だが・・・

以上三つの永代供養墓は著名な公園や寺院にあり、交通も便利で、費用もプラン次第ですが比較的リーズナブルです。私個人的には立派なお墓には興味はありません。お墓が管理不在で荒れてしまったり、無縁仏になるのは好ましくないので、きちんとしたところで長期に亘り管理してもらえれば十分です。

ただ一つ気になるのは実家が神道であることです。

神道では死は穢れ(けがれ)とされているので、一般的には、鳥居の内側や敷地内に墓地は所有していません。お墓を建てる場合は、地域に代々伝わってきた村墓地や、宗教不問の寺院墓地や民営霊園、公営霊園などで墓所を購入して利用するようです。

guide.e-ohaka.com

実家のお墓は地域に代々伝わってきた村墓地です。名古屋市内にはそんなお墓を見つけることは困難ですし、もし見つけたとしてもその土地に縁もゆかりもない人のお墓が建てられるとはおもいません。

上記三つの永代供養墓はいずれも宗旨宗派は不問の墓地です。

ただいずれもお寺の中にあり、供養は当然仏式で行われます。(まとめて供養するので当然です。)

神式で供養してもらうためには宗旨不問の霊園にお墓を建て、神主さんを呼んで供養してもらうことになります。

この場合には継承者がいなくなると供養してもらえません。

私には宗教心は全くないので仏式で供養してもらっても何の問題もありませんが、ご先祖様がどう思うかまでは分かりません。

ノーカー生活と交通費

イカーを売って半年が経過

イカーを売ったのは今年の3月末、それからは車を運転することはありません。

妻が倒れたのが1年前で、それ以降はほとんど車を運転しなくなっていましたので、実質的には1年以上車を運転しない生活が続いています。

前の会社に勤務している時は車通勤で1か月に1,000km以上運転していました。

それを考えると隔世の感がありません。

もっとも運転免許証を返納した訳ではありませんから、レンタカーやカーリースを利用すればまだ車を運転することはできます。

ただ、どうしても運転が必要な場面には遭遇していません。

通勤以外で今まで車を使っていたのは買い物と外食です。

買い物は近場でできますし、私もリタイアしているので纏め買いも必要なく、車の必要性は感じません。

外食もなるべく車いすで行ける範囲の店に行くことにしています。たまに都心の店に行く時はタクシーを利用しています。行ける店に限りはありますが、行きつけの店に行く方がバリアフリーの状況も分かっているので安心して利用できます。

時々母のいる老人ホームに見舞いに行きますが、この時はさすがにマイカーを運転した方が便利と感じることはあります。ただ電車を乗り継いでも行けますので、マイカーが絶対必要という訳ではありません。母の見舞いに行くのは2か月に1回くらいですので、そのために車を保有するのも合理的ではありません。

車を運転すると交通事故を引き起こす(遭遇する)可能性もあり、公共交通機関を利用した方が気楽です。

車売却後の交通費は?

イカー売却後の我が家の1か月毎の交通費が下のグラフです。(5月に旅行に行っていますが、こちらは教養娯楽費に含めています。)

月によって変動はありますが、この6か月の平均は9,652円と何とか1万円を切っています。

交通費を使うのは妻の通院、母の見舞い、及び外食です。

この半年での内訳が下のグラグです。

通院は妻を大学病院に連れて行く際のタクシー代です。この6か月で丁度6回の通院があり1往復平均4,387円のタクシー代がかかっています。

次が母の見舞いで平均2,928円かかっています。公共交通機関を乗り継いでいきますが(3回乗換があります)、費用は割引切符を利用して往復3,360円かかります。車を使えば移動時間は短くなりますが(高速道路が渋滞しなければ)、費用は高速代・ガソリン代を合わせ6千円くらいかかりますので、公共交通機関を利用した方が安くあがります。多少時間がかかるのと乗換の手間が難点ですが、時間は正確ですし、眠りながら移動ができますから安心です。年を取ったらこちらの方がよいと感じています。

最後が外食のタクシー代で、月平均2,337円使っています。ついでにデパート等で買い物もできますから、この程度であれば問題ないと思っています。

妻との移動はタクシー、私だけでの移動は公共交通機関

我が家の交通費を利用交通機関別にみたのが下のグラフです。

タクシー代が7割を占めています。妻との移動は基本タクシーを使っています。地下鉄の利用もできなくはないですが、駅員さんにあまり負担を掛けたくないので使っていません。なお妻が障害1級で名古屋市から1乗車740円の割引チケットを支給されており(年間96枚支給)助かっています。

電車賃は母の見舞いの際のものです。(私だけの移動なので)

なお、妻のデイサービスの日などに私が単独で出かける際は地下鉄やバスを利用しています。この場合は敬老パスを利用するので費用の負担はありません。

敬老パスは他の都市でも発行されていますが、名古屋市のパスはICカードで、自動改札で他の交通系カードと同様にタッチして使えます。名鉄近鉄なども名古屋市内の乗降ならば乗車賃は無料で結構便利です。

横浜市の敬老パスは自動改札が使えないようです)

news.yahoo.co.jp

車を持っていた時より交通費は減少

ちなみにマイカーを保有していた時は下記の維持費(月額)がかかっていました。

駐車場代  5,000円

自動車保険    5,409円

自動車税        3,292円

合わせて月13,701円が持っているだけで掛かっていました。マイカーを手放してからの交通費が月1万円程度で済んでいますから、これだけでも家計の節約になっています。

更にマイカーを運転するにはガソリン代もかかります。月300kmくらいの走行でも5千円くらいのガソリン代がかかります。

そもそも車は高価な持ち物です。買い替えとなれば、多額の出費となります。

下のグラフは家計調査年報でみた世帯主の年齢別の交通費の額です。

60~70歳の世帯でも月26,022円もの交通費(大半は自動車関係費)の支出があります。

それが70歳以上になると支出は一気に半減して12,242千円にまで下がります。我が家の交通費とほぼ同水準になります。

車がないと生活できない地域もありますので(実家も車が必須です)シニア世帯は車がいらないとは言い切れませんが、ほどほどの年齢になったら車を手放すことを検討されてはいかがでしょうか。

母が老人ホームへ入ったことによる費用の増加は?

母の老人ホームの費用は

母が老人ホームに入所して9か月を経過しました。

8月上旬に老人ホームに顔を出して以降、私自身がコロナに罹患したこともあり会いに行ってはいませんが、元気に過ごしているようです。

入所当初はよく老人ホームから電話がかかってきましたが、最近は全く音沙汰ありません。老人ホームから送られてくる請求書を見ても、訪問医の診療費しか医療費が記載されていません。6月迄は病院に通院していましたから、その後は健康状態に異常はないようです。

母の生活が落ち着いてきたところで、老人ホーム入での費用と入居前の費用を比べてみました。

老人ホームの毎月の費用は

入居費(食費を含む)129,000円(入居時より5,000円ほど下がりました)

介護保険負担分15,000円(要介護3になって増えました。老人ホームからの請求額は24,501円ですが、高額介護サービス費の申請により自己負担は15,000円となります。)

医療費(薬代を含む)833円(老人ホームの訪問診療医への費用だけで薬代を含め3,300円ほどかかりますが高額医療・介護サービス合算療養費の申請により自己負担は833円となります。)

※母の合算限度額は年19万円、毎月介護保険を上限一杯使うと15,000円×12=18万円となり、年間の医療費自己負担は1万円(月833円)が上限となります。

雑費(老人ホームでの雑品購入費)5,000円(これでも多いくらいです)

以上合わせると月149,833円となります。

今後、母の介護度が上がったり、病気等で入院する可能性もありますが、高額介護サービス費や高額医療費を活用すればこれ以上負担が増える可能性は低いと思っています。

なお、母が老人ホームに入ったことで実家が空き家となりましたが、電気、水道、NHKの契約は残っており月7,000円くらいを私が負担しています。

今までの生活費と比べると

老人ホーム生活前の母の生活費は、預金通帳などから推測すると

食費等  1,176千円(月98千円)

電気料          101千円(月8千円)

水道料            37千円(月3千円)

電話料            22千円(月2千円)

NHK                24千円(月2千円)

の計年間1,360千円(月113千円)くらいだったと思われます。

食費等の中には週2回のデイサービスの費用が入っています。(当時母は介護認定を受けていませんでしたが、日常生活支援総合事業の事業対象者ということでデイサービスを利用していました。)

介護予防・日常生活支援総合事業の事業対象者とは? | 介護事業お役立ちコラム (nippku.com)

母が老人ホームに入ったことにより

支出は昨年迄より44千円増えました。(150千円-113千円+7千円(電気代等の私の負担分))

その分24時間体制で看護が提供され、定期的に訪問医の診断も受けられます。

3度の食事やお風呂にも入れてくれます。

病院への通院も看護師が連れていってくれます。

段差と寒暖差のある実家で一人で暮らすことの危険を考えれば、このくらいの負担増であればかなり安く済んでいると言えそうです。(田舎の老人ホームなので、居住費が安いのが効いています。)

何よりこちらが安心できるのが一番です。

なお、母の収入は年金と給付金を合わせ月39,923円(社会保険料控除後)で、毎月私が3万円を補助していました。

それでも月43千円は赤字で、その分は貯蓄を取り崩していました。

今は赤字は11万円(15万円-4万円)に増えましたが、私の負担は月3万円の補助が無くなり、実家の電気代等の負担(7千円)だけで入居前より23千円減っています。

母があと5年長生きすると母の貯金が無くなり私が負担することになりますが、それはそれで幸せなことかもしれません。



妻のカテーテルは外せない

泌尿器科で検査

昨日は大学病院へ行く日でした。

午前中は歯科、午後は泌尿器科です。

歯科は定期検査で簡単に終了、本番は泌尿器科での検査です。

検査迄時間があったので病院内のカフェ(スタバ)で一服

妻は昨年8月末に血尿が出て大学病院に入院、その後泌尿器用カテーテルを常時装着するようになりました。

それから1年を経過したこともあり、カテーテルを外せるか調べるために検査をしてもらうことにしました。

カテーテルの管理が面倒なこと(特に車いすでの外出時)や、カテーテル自体の品薄もあり、カテーテルなしで用が足せれば助かります。

検査の間、私は検査室に入れませんので、外の待合で待機です。

検査は膀胱内圧測定という検査です。

www.kango-roo.com

膀胱に生理食塩液を入れ、きちんと排尿できるかを調べたようでした。

カテーテルは外せない

検査は30分ほどで終了。

その後、担当の女医さんから説明がありました。

先生から

〇妻が膀胱に尿を保持できるのは100ccが限度、それ以上入れると外へ出てしまう。(通常膀胱に貯められる量は350〜600mLのようですから、少なすぎます。)

www.kango-roo.com

〇膀胱に尿が溜まって(100cc)いても妻は尿意を感じない。

〇自力で貯まった尿を排出することはできない。

〇この状況でカテーテルを外すと100ccを超える尿が体内に漏れ、感染症を引き起こしやすくなる。

〇したがって、カテーテルを外すのは無理である。

との説明がありました。

ある程度予想していましたが、妻は今後もカテーテルを装着し続けなければいけないようです。

排尿障害を引き起こしているのは脊柱管狭窄症?

1年前同じ大学病院の整形外科でMRI撮影をしてもらった時、脊椎だけでなく頸椎や腰椎が変形している旨の指摘がありました。

その際、この腰椎の変形が排尿障害の原因になっているのではないかと言われました。

中高年の病気として最近脊柱管狭窄症が話題になっていますが、この病気は排尿障害を引き起こします。

medicalnote.jp

今回の泌尿器科での検査結果からみると、やはり妻の排尿障害は腰部の脊柱管狭窄症に起因していると考えてよさそうです。(膀胱自体には問題がないが、腰椎の変形が原因で排尿機能を果たすことができない。)

こちらのサイトでは、「泌尿器科で原因不明とされていた排尿障害が、実は腰部脊柱管狭窄症が原因だったということがあるのです。」と書かれています。

www.twmu.ac.jp

妻もこれに該当しそうです。

妻の場合は関節リウマチが進行したことにより脊椎・頸椎・腰椎が変形し、これにより指の変形や手足のしびれ、歩行困難といった状況になり、排尿障害も誘発されたということになります。全ての根源が関節リウマチにあるのは言うまでもありません。

手術は気が進まず、カテーテルを装着するしか・・・

整形外科の医師からは頸椎、腰椎とも手術をした方がよいと言われています。

koichi68.hatenablog.com

ただ、手術は簡単ではありません。

手術そのものリスクに加え、合併症の発生も懸念されます。

しかも手術しても症状が改善する保証はありません。

排尿障害の改善のためには腰椎の手術が必須ですが、その前段階として頸椎の手術が必要になります。腰椎よりも頸椎の手術の方が時間がかかり、リスクも大きいようです。

妻は11年前に脊柱後側弯症の手術をしていますが、手術時間は丸1日に及ぶ大変な手術でした。

妻の手術を成功させた名古屋のドクターX - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

ただそれで病状が改善したかというと、そうは言いきれず、昨年からは車いす生活になっています。

妻としては脊椎の手術で苦労しており、排尿障害改善のために、頸椎⇒腰椎と2回も手術するのは避けたいというのが今の気持ちです。しかも手術が成功しても排尿障害が治る保証はありません。

来月、整形外科医の定期診察があり、また手術のことが話に出るかもしれませんが、妻は手術は拒否すると思います。

手術をしない以上、妻の排尿障害が治る見込みはありません。

泌尿器用カテーテルとは長い付き合いになりそうですが、やむをえません。

 

 

 

高額介護サービス費の申請手続き

やっと申請書が届いた

母は先般の介護認定調査で介護度が「要支援2」から「要介護3」に上がりました。

母が要介護3と判定された! - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

これにより母は入居中の介護付き老人ホームで介護保険の「特定施設入居者介護サービス」を受けられるようになりました。(従前は介護予防特定施設入居者介護サービス)

これにより介護保険サービスの費用が上がりました。

要支援2の時は11,604円でしたが、7月から要介護3になったことで負担が一気に倍増、24,501円になりました。(金額は日数等で若干変動します。)

5月分の介護保険請求

8月分の介護保険請求。利用料(入居費、食費)は5,000円値下げになりました。

ここで高額介護サービス費の出番となります。

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

母の収入は国民年金(月5万円程度)だけですので、「(4)市民税非課税世帯で、合計所得金額と課税年金収入額の合計が80万円以下」に該当し、負担限度額は月15,000円になります。

7月分であれば24,501円-15,000円=9,501円が浜松市より払い戻しされます。

ただこの払い戻しを受けるためには市町村(母の場合は浜松市)に申請しなければなりません。

残念ながら、上記浜松市のサイトには手続きの仕方は書かれていません。

やむなく浜松市(北区役所)に問い合わせると、下記の回答がありました。

「時期がきたら区役所より書類を送りますので、それにより手続きしてください。」

とのことです。

当初問い合わせた時(7月下旬)は郵送の時期について明確な回答はなかったのですが、9月中旬に再び問い合わせると、9月下旬に書類を郵送するとの回答を得ました。

書類は実家に送られてくるのですが、母は老人ホームに入っているので留守です。やむなく弟に連絡して実家の郵便受けを見に行ってくれるように頼んでおきました。

書類は9月の終わり頃に届き、早速私の家に送ってもらいました。

その書類(お知らせ)がこちらです。

同封の介護保険高額介護サービス費支給申請書に振込口座を記入して区役所に持っていけば手続きができるようです。

申請書

母の書類は私が作成するので役所に持参するのは困難です。郵送でよいかと区役所に尋ねたところ、それでもかまわないとのことでした。

1回手続きをしておけば(振込口座の登録)、その後の申請は必要ないようです。(備考欄にその旨が書かれています。)

申請期限は介護サービスを利用して2年以内となっていますが、早速書類を作成して郵送しようと思います。

介護医療関係は申請漏れに注意

介護や医療については様々な助成制度があります。

この中には自分で申請しないと助成が受けられないものがたくさんあります。

こちらのサイトに申請忘れが多い医療・介護制度のリストが掲載されています。

www.moneypost.jp

介護度が高くなれば、高額介護サービス費だけでなく高額医療費制度や高額医療・高額介護合算療養費制度のお世話になることも多くなります。

上記サイトより

私の母は今回から高額介護サービス費の適用が始まりますが、次に申請が視野に入るのが高額医療・高額介護合算療養費制度です。

www.aichi-kouiki.jp

母の自己負担限度は年19万円となります。母は介護保険自己負担額が上限の15,000円ですから1年で18万円になります。医療費が月4,000円くらいですので来年の5月か6月には合算額が19万円を超えると思われ、その際には申請して超過額を戻してもらうことになります。

申請手続きについて区役所に問い合わせたところ、こちらもしかる時期に案内の通知が送られてくるとのことでした。また弟に郵便受けを見てもらうように頼むのも申し訳ないので、それ迄に母の住所を老人ホームに移しておこうと思います。

なお、高額医療費については既に申請手続きが完了していたようで、支給決定通知書が届いていました。(たった8円の還付ですが・・・)

母は20年以上も前に白血病を患っており、その時に申請していたのかもしれません。

いずれにしてもこれらの制度は知識がないと申請漏れを起こす可能性が結構あります。対象者は高齢者で認知症を患っていることもあります。役所から郵便物がきてもよく理解できず、放置されるかもしれません。私の母のように老人ホームに入っても住所を移していないと空き家の郵便受けに貯まったまま処理がされない可能性もあります。

お年寄りのご両親がおられる場合は、申請漏れがないよう注意が必要になってきます。